『ほいみんのページ4』が始まってから、10日ほどが過ぎました。この間に気付いたのですが、文中に自分以外の登場人物がまるで出ていませんでした。通常、テキストサイトをやっているのであれば、彼女や奥さん、友達……がいなくとも、会社の同僚、級友、家族やペットなどが登場して活躍してくれそうなものです。
それにですよ。
ボク・・管理人のこと。時々寄生を発したりする。色んな意味で不安定。
母・・・おっちょこちょいで早とちりな性格。有り得ないボケをかます。
父・・・無口で厳格。最近まで郵便受けのことを郵便桶だと勘違いしていた。
ツレ・・彼女のこと。怖い。僕がボケると容赦なく突っ込んでくる。
妹2・・保母さん。家の突っ込み役。先生と呼ぶと怒る。
妹1・・何年か前に離婚。現在行方不明。
みたいな感じで登場人物紹介しているサイトも多いわけです。なるほどなるほど。確かに一人の力では限界があるわけで、独演会ではいつまでも続かない。すぐに限界が訪れてしまう。サイトを彩るキャラクターがあってこそ、長きに渡り続けていけるというもの。
というわけで、当サイトにもキャラクターが欲しい。キャラクターがいれば、もっと楽に更新…ゲフンゲフン。円滑な運営ができるというもの。身近な人物で使える者はいないだろうか。僕は考えてみた。
…しかし、誰も思い浮かばなかった。
くそ。そうだよな。ネタになりそうなキャラクターなんて、そう簡単にはいないよな。けど、巷のサイトではキャラクターが溢れているんだよな。俺の感受性が乏しいのか。それとも人間観察能力が足りないのか。はたまた世間のキャラクターはみんな創作なのか。とにもかくにも、この作戦が駄目なことは確かだなぁ(挨拶)。
はい、そういうわけでほいみんです。今日で2月も終わりですね。フェブラリーも終わりですね。学生時代はフェブラリーのことをフェラブラリーとか言ってましたよね。若いって素晴らしいですねえ。30過ぎのオッサンが言うと、単なるオヤジギャグにしかなりませんが、若い人なら許される。若いってのは素晴らしいことです。
でもって、明日は大抵の公立高校で卒業式ですね。このサイトをご覧になっている高校生の方がいるのかどうかはわかりませんが、今までの生活に区切りを付け、新しい生活への門出となる卒業式。
おじさんにとってみれば、10年以上も前の出来事なんですけど、この時期になるといつもある出来事を思い出します。あの空気というか、雰囲気というか、寂しさや切なさ、期待感、様々な感情が輻輳したあの瞬間。今日はそれを振り返ってみたい。
というわけで、ちょっとだけ時間を遡って見ましょう。
………………。
…………。
……。
その当時。僕には気になっている女の子がいた。同じクラスの女の子で、そんな頻繁に会話をするというわけではないのだけど、たまに会話をすると盛り上がるという微妙な関係だった。
お互いに意識していたのか、意識していなかったのか。それは今でも良くわからない。一方的な勘違いだったのかも知れないし、もしかしたらもしかしたのかも知れない。異性として好きだったのか、それとも友達として好きだったのか。そういう違いもわからない程、当時の僕は子供だった。まぁ、それがわからないから面白いのであって、わかってしまったら詰まらないんだけどさ!
けども、兎に角その人が気になっていたことは確かだった。会話するときは間違いなく意識していたし、授業中でもその人が何をしているのかも気になった。ふとした瞬間、その人のことを考えてしまうこともあったし、なんだかもうコントラストして良く分からない。
こうやって描写すると「好きだった筈」と思われるかもしれないが、マジでわからなかったんだよ。現実ってのはそういうもんだ。うん。少女漫画みたいにわかりやすくはないんだ。
さてと。
ある日のことだったよ。卒業式を目前に控えた2月13日。バレンタインデー前日だったさ。
僕と彼女はクラスで1番、2番目に早く登校するという間柄だったので、3番目に登校する人間が現れるまでの数分間が、僕と彼女の時間になっていたんだ。
で、いつものようになんとなく会話していたのさ。でさ。今日が2月13日だなぁ、ということをふと思い出したわけ。別に意識していたわけじゃないのよ。うん。マジで。でさ。これまたなんとなく、彼女に向かっていったのよ。「チョコ頂戴って」
これは冗談半分で言ったから、断られると思ったんだけどさ。けどさ。なんかさ。「うん」って。うんだよ、うん。ここここ、肯定ッ!? マジすか。えええー。彼女、うんって頷いて約束してくれたんだよ。
断られると思っていたのに…言ってみるものだね。彼女は「義理だよ、義理。義理義理」とやたら連呼していたけど、それでもオイラは嬉しかったさ。そして、次の日本当にチョコを貰ったのさ。純粋に嬉しかったさ。
そのエピソードがあって以降、僕の彼女に対する意識は確実に以前よりも上がったよ。だけど、うん。二人の関係はそのままだったさ。変わらなかったさ。
そしてあっと言う間に向かえた卒業式。僕は彼女に告白するかしまいか考えた。義理義理連呼していたのは照れ隠しなのか、それとも本当に義理なのか。単にNoと言えない人種だったのか。それとも友達として気になっていただけなのか。良く分からなかった。
結論から言うと僕は告白しなかった。ぶっちゃけ、僕自身も彼女のことを好きか嫌いか、わからなかったからだ。好きだったような気もするし、そうじゃなかったような気もする。人の気持ちって難しいねぇ。曖昧な気持ちで告白するのもどうかと思っちゃったのさ。
そうして、何事もなく卒業し、僕達はそれぞれの進路へと巣立っていったわけです。彼女は就職、僕は進学。離ればなれになりました。
で、卒業から何年か経ったある日。その彼女が事故で死んだことを知るのです。
その時、僕は初めて彼女のことが好きだったんだなぁ、ってわかったんです。ああ、やっぱりあの時告白しておけば良かったと後悔したんです。告白して仮に付き合えたとしたら、僕も彼女も違う人生歩めたんじゃないかって。そういうパラレルワールドを想像しちゃったんです。それは不毛な想像なんですけど、やっぱりどうしても……ね。
彼女の気持ちが一体どんなものだったのか。それはもう一生わかりません。けども、それもあの時告白していたならわかったんだろうな。今でも考えてしまうのです。
………………。
…………。
……。
というわけで僕のエピソードは終わるんですけどね。もし、この文章を読んでいる明日卒業予定の高校生の人がいて、「告白しようかな」と思っている人がいたら是非することをオススメします。それが「気になっている」程度の気持ちであったとしても。
ぶっちゃけ、振られてもダメージなんかないですよ。人間ってのは結構屈強な生き物です。悲しさはあるかも知れませんが、人間は時間が経つことでその悲しさを忘れることができます。それにね。卒業の雰囲気ってのは結構成功率を上げてくれるのですよ。だからIt's challengeなのです。
またそれで振られたとしても、これで卒業なんだからあっと言う間に清算できてしまうのです。新しい生活が始まるのだから、新しい恋を始めればいい。失恋の経験値は己をレベルアップさせてくれるでしょう。そして、新しい恋できっと役に立つ筈。だから、頑張れ、卒業生の諸君! けども避妊は忘れるなよ!

