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2007年02月20日 / 人の顔見て阿諛追従

 今、こちらでは『恋ノチカラ』というドラマが再放送されているんですけど、その中に矢田亜希子が出てくるんですよ。でね。その矢田亜希子がまたメチャクチャ綺麗なんです。そして、何よりオーラがあるんです。江原さんも鑑定したかったに違いないと思うくらいです。

 2005年のCM女王だったというのにも納得なんですけど、その矢田亜希子、2006年にはCM一本も無くなっちゃうンですよ。それはご存じ、押尾学とのスキャンダルが問題なわけでして、結局そのまま彼女は結婚してしまいました。

 もし、押尾と付き合うことなく、今でも女優を続けていたら相当稼いだと思うんですよね。それくらいのオーラが『恋のチカラ』の矢田にはあった。だから、事務所関係者で押尾に殺意を抱いている人は少なからずいるんじゃないかなーと思うほいみんです(挨拶)。

 さて。
 なんか、最近はテキストサイト持ちでも「彼女ネタ」をする人が増えたような気がするんですよ。普通に「彼女とメシ食ってた時の話なんですけど…」みたいな始まり方も珍しくないというか。絵日記サイトだったりすると、彼女がレギュラーになっていて、その絡みで笑いを誘うパターンも珍しくない。絡みというフレーズで変なことを想像した貴方は僕と同類。

 これはね。昔だったら信じられない。今だったらシンジラレナーイ。いや、1年前だったらか。ごめん、馬鹿丸出しだね。

 昔はね。非モテというのがディフォルトだったわけですよ。とにもかくにも、俺はモテナイ、イケメン氏ね、こんな俺様に愛の手をプリーズ! みたいな感じで、どのサイトも愛のバーゲンセール男に成り下がっていたわけだ。

 けども、それはよくよく考えてみたら、至極当たり前なことで、インターネット上に「今日はストナンいってきて、スト7が釣れた。即だった」とか書いたら、今でいうブログ炎上ですよ。

 怒り狂った2ちゃんねらーが、よってたかってメッタメタ。でもって、管理人vs2ちゃんねらーのドロドロバトルが始まるわけです。それは非常に長文での言い争いや、罵詈雑言の嵐になるわけですが、一言で言えば不毛。どうにもこうにもI can notなのでした。

 しかし、最近は違う。モテとか非モテとか、そういうの関係ない感じ。モテてもいいし、モテなくても別いい、みたいな。なんだよ、その日本人的な曖昧思想はッ!

 人間、ひよったらアカン。ハングリー精神を忘れちゃイカン! このテキストサイト界もドゲンせにゃイカン!

 端的に言えば「メシ! フロ! ネル!」の精神ですよ。星一徹ですよ。人の顔見て阿諛追従なんてダメ、ダーメ。テキストサイトの管理人がモテてどうする。芸人が幸せになって詰まらなくなるのと一緒ですよ。だから、彼女ができただの、結婚しただのといった話題は御法度! 論外なのであります。

 まぁね。こうはいってもですね。やっぱりモテたいと思うのが人なのですよ。それはわかる。とてもわかる。だって人は一人では生きられないのだから。

 だから、愛のバーゲンセールをするのはOK。「こんな私に誰か愛の手を!」みたいな締めはありです。なんていうんだろう。己の矮小さが出まして良い感じですらあります。だって、そんな主張で愛の手が差し伸べられることなんてないのですから。

 けども、テキストサイト時代は微妙に違った。なんていうんだろう。これ以上書くと刺客とか送られてきそうなので、滅多なことは書けませんが、光あるところに闇がある……とでも言えばわかるでしょうか?

 あの時代にですね。実はテキストサイト連合という組織があったのですよ。具体的なサイト名とかは避けますけどね。アレとかアレとか……そりゃあもう有名サイト達の集まりだったのです。これは非公開組織でして、今ネット上では僕が初めて語ったんじゃないかな。とにかく、テキストサイト界の歴史はテキ連によって作られたといっても過言ではないくらいです。

 そんなテキストサイト連合の面々ですが、彼等はサイト上では非モテを演じていましたが、実際はモテでした。「人気サイトの管理人である=モテる」という狂った図式が成立していた時代でもありました。連日のように開催されるオフ会。選り取り見取りの女の子。もうね。レベルアップ・・・ッ! レベルアップ・・・! と日々レベルアップしていましたよ、テキ連の面々は! スゴイ人は三桁レベルとかだったんじゃないかな。彼等なら魔王ですら倒せたですよ。

 昔ビートたけしが何かの番組で「これまでセックスした人数は何百人……」うんたら言ってましたが、それに優るとも劣らない勢いというか。そして、そのレベルに達することに関して、そんな難しいことではない、とすら言っていました。

  

 それにオフ会の規模も半端じゃない。都会のクラブを貸し切ってのドンチャン騒ぎ。テキ連の幹部達がスーパーフリーさながらにステージで円舞するわけです。そして、その幹部達を見て騒ぐ女子達。比喩としてはどうなのかわかりませんが、バブルの頃ってあんな感じだったのかなーと思うくらいです。そんな異常な時代でした。

 しかし、バブルが崩壊したようにテキストサイト連合にも崩壊の時が訪れます。狂った日々というのはそう長くは続かないのです。

 具体的に言えば、金銭面でのトラブルとでもいいましょうか。テキ連は法人でこそありませんでしたが、広告、スポンサー、小布施などなどかなりの収入がありました。その分け前について、もめ事が発生してしまったというわけです。

 2007年現在。時代はテキストサイトからブログへと以降しました。二つを比べるにはあめぞうと2chくらい開きがあるかもしれませんが、時代を語る上ではなくてはならないものです。テキストサイトという言葉は忘れさられ、死語にすらなっています。当時を知る人達も黒歴史にしたいようで、みんな揃って口を閉ざしています。

 確かにテキストサイト界隈には暗黒面が多く存在しました。存在を抹消したい気持ちもわかります。けども、彼等は純粋だったんじゃないかなぁと僕は思うのです。絵が描けるわけでもなく、音楽が作れるわけでもない、とりわけ何か才能があるわけでもない。しかし、自分に何か大きなことができると信じて疑わなかった。その純粋さからテキストサイトは生まれたんです。その純粋さは悪いことではありません。

 だって、当時、多くの人がテキストサイトに熱中し興奮したのですから。その事実は変わらないのですから。

 だから、今でもテキストサイトというのをたまには覗いてみて欲しいのです。きっとその管理人は貴方を暖かく迎えてくれるでしょう。だって、彼等は純粋なのですから。

 ※この話は事実を元にしたフィクションです