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2007年03月15日 / エロゲ業界は死んだのか?

 昔に比べてプレイするエロゲの本数が激減しました。

 今日はこのサイトについて、レビューのコーナーはそんなには期待しないでください、ということを書きたいと思います。

 最盛期には週に1本ペースでやっていたような気がするのですが、今では1年に1本か2本が関の山。それくらいをこなすのがいっぱいいっぱいになっています。当然、今はどんなブランドが流行しているのかとか、どんな事件が起きたのか、などは殆ど知りません。

 ご存じの方も多いかも知れませんが、このサイトはかつてはレビューサイトでした。エロゲをプレイしてレビューする…なんてことは、余程の基地じゃないと出来ない芸当なわけでして、それだけでも僕がおかしかったのがわかると思います。全盛期ではサイトでレビュー書いて、書きおろしでゲーマーズライフ誌でも書いてましたからね。え? 今でも充分おかしいですって? はは、まぁ、それはそれでね。

 本数が減ったのは、プレイする時間がなくなったとか、二次元から興味がなくなった……ということではありません(それはそれで突っ込みどころがあるな)

 昔に比べて、エロゲ(エロゲスフィア)そのものに魅力を感じなくなったからです。

 えーと。結論から言えば、エロゲ界ってのは2002年くらいには終わっていたと思います。そこからグラフィックやシステムなどは向上しましたが、それ以前と変化はありません。同じことの繰り返しで、流行りの萌え(ツンデレであったり、メイドであったり、妹であったり)に追随し続けているのみです。

 1900年代の頃は、ぽっと出のメーカーが凄まじい作品をリリースしたりして、新しいジャンルや、新しいシステム、新しいキャラクターが次々に生み出されていました。戦国時代という表現が相応しく、良い意味でも悪い意味でもなんでもアリな世界でした『みるきぃはみんぐ』や『Theガッツ』などはその典型かも知れません。

 超絶なクソゲーが存在する傍ら、新作をチェックし「これは…」と思えるタイトルに手を出すと、それが無名のメーカーだったとしても傑作だったりした玉石混淆な世界だったのです。

 そういった「発掘する喜び」というのは、変態的嗜好ではありますが、それをさせる魅力があったことも確かです。

 しかしながら、21世紀に突入した頃からそういったサプライズは無くなりました。開発環境の変化により、開発費が高騰したからです。低予算でしか作れないぽっと出のメーカーが傑作を作るということが無くなりました。というよりも、低予算での算入が出来なくなりました。開発費が増えましたから、冒険することも出来ず、無難な物しか作れないのです。「それなりのもの」は作れますが、傑出はしません。そういう風な構造になってしまったからです。庵野監督風に言うなら「コピーのコピーのコピーのコピー世代」になっているといったところでしょうか。

 しかもゲームだけでは儲けることが出来ず、それに付随するグッズを売らなければ利益の出ないビジネスモデルになっています。PSバブル後のコンシューマ業界と同じですね。まぁ、これは結構危険な状態と言うことができて、どうにか新しい道を探さないとならないことは確かです。

 まぁ、昔で言うところのB級臭さ、胡散臭い雰囲気は同人ゲームの方に移ったと思います。まったく無名のサークルが傑作を出したりする一方、トンデモナイ作品も存在したり。エロという部分に関しても、8800円のボリュームで作ると重くなってしまいますが、2000円程度の同人ならなんでも出来ます。冒険もできます。なぜなら、8800円という縛りに囚われる必要がないからです。

 基本的にはエロゲ(エロゲスフィア)そのものがマニアックな世界ですが、今はその住民全般に向けたライトな作品を作らなくてはならなくなっています。昔はこういう嗜好の住民向け、ああいう嗜好の住民向け、みたいな感じで局地的なハードな作品を作ることも可能でした。勿論、今でも可能かも知れませんが、とてもリスキーになってしまいました。

 ライトな作品は商業、ハードな作品は同人へ。良い意味では棲み分けが出来ていると言えるのかも知れませんが、おじさんとしては商業的な意味合いが強くなったエロゲ界に魅力は感じない…ということです。

 まぁ、何か劇的な変化が起きたら戻ってくる可能性もなきにしもあらずですが、どうでしょうかねぇ。取り敢えず、おじさんは一旦引きます。ではでは。

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