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2007年04月30日 / 風邪をひいた?

 朝起きた途端に違和感を覚えた。全体的に身体が重く、頭痛も痛い。頭痛が痛いとは重語なわけで、米のメシみたいな言葉であるが、そんなことはどうでもいいことだ。

 全身の機能をチェックし、活動に支障がないか調べる。活動そのものに問題はない。四つ足動くし、発音機能も正常だ。以前、酒の飲み過ぎて喉をやられてどうにもならないガラガラ声しかでなかったことがあるが、今は大丈夫。問題ない。

 しかし、全身を囲繞する倦怠感はどうにもならなかった。身体にハリガネを挿入されたのか如く、動きが思い。関節がギシギシと言っているように重い。正常に動かす為には脳組織にいつもよりも強く命令することが必要だった。

 動け、動け、動け、とまるで碇シンジのように念じないと動かない。

 要するに風邪だった。

 これはマズイと思った。なぜなら、今日は忙しい日なので、どうしても出勤しなければならなかった。風邪になった場合は周りの同僚にうつすといけないから家で大人しく寝ていろという説もあるわけだが、僕の仕事は他人とあまり接する機会のないものなのでその理屈は通用しなかった。

 これがオフィスでのデスクワークといった部類の仕事であるなら、速効でお休みすることを選択したのかも知れないが、そうではなかったということだ。

 周りにうつす可能性がないのなら、あとは自分自身との闘いだ。気合を入れて働くか、それとも大事をとって休むのか。しかし休むとなると、後でエライ大変なことになるわけで、なるべくなら今日は出勤した方が良かった。

 しばし、考える。

 そして当然ながら、僕は出勤の道を選んだ。ぶっちゃけ、休む方が大変なのだから、今はムチ打ってでも働いた方がいい。それにもしかしたら、この風邪は気のせいかもしれない。喉が痛いわけでもないし、咳が出るわけでもない。単なる発熱だ。知恵熱みたいなものかも知れない。

 一瞬、インフルエンザか? という考えが頭を過ぎったが、インフルエンザにしては症状が軽い。というか、インフルエンザだとしたら身体がまったく動かない筈。つまり、これは風邪もどきなんだよ。そうなんだよ。

 というわけで、出勤を決意し身体を動かす僕。しかし、思いの他シンドイ。これは……ちょっとヤバイんじゃないのか? と思うが、全部気のせいだということにする。

 病は気から、風邪気味だよ風邪気味だよ言っているから本当にしんどくなるわけで、全部気のせいだと思うことにするのが一番。だから、風邪気味であるとか調子が悪いであるとかは、誰にも言わずに一日を過ごすことに決めた。

 ◎ルール

 1、自分の調子がイマイチということを誰にも言ってはダメ
 2、調子が悪いことを悟られてもダメ
 3、当然、いつもと同じように仕事をする

 この条件がクリアできれば、誰にも迷惑をかけない筈。まあ大丈夫さ。最近、身体の調子が悪くなったことなんてなかったから、ちょっとビックリしているけど、多分ナントカなる筈。

 そうこう考えている内に会社へと着いた僕。考えている内にってそんな簡単に着くものなのか? と思われるかも知れないが、自宅から会社まで3分という立地条件なのであっと言う間に着いちゃうのである。コンビニか!

 「おはようございます」

 会社の人々に挨拶をしてゆく僕。心持ちいつもよりも元気よく挨拶をする。「顔色が悪いな」などと言われればアウトだ。何がアウトなのかは僕にも良くわからないが、自分で決めたルールを遵守するというのは意外に楽しい。

 そんなこんなでいつもの一日が始まった。しかし、開始早々に関節が痛い。身体を動かす度に、関節が悲鳴を上げているようでとても辛い。労働が始まってしまえば、症状も収まるのはでないかと考えていたがそれは甘かった。大甘だった。

 ギシギシギシギシ。まるで油の切れたブリキのオモチャである。はたまた昔懐かしのロボットダンスか。とにもかくにも珍妙な動作をしていたことに間違いあるまい。そんな姿を同僚に見られたら、一発でアウトである。

 こういう時は気合である。脳みそにまともに動作するよう命令する。違和感のないように、違和感のないように動く。

 気合を入れ直したお陰で動作から不自然さは消えた。しかし、表情が固まったまま変化していなかった。なんだこれは。脳みその神経を身体に収集させると顔の表情に問題が発生するという由々しき事態に。勿論、表情に集中させると身体の動作がぎこちなくなる。

 やはり最悪の体調なのだろうか。気合でどうにかなるという問題ではないのだろうか。いや、病は気からと言うではないか。何事も深刻に考えるからいけないのである。こういう時は大したことじゃないんだと念じるのが一番。元気ハツラツ、元気ブンブンである。

 だが、やはりどうにもならなかった。いくら脳みそに命令しても身体が言うことを聞いてくれなかった。人間の身体能力というのは良くできていて、たとえ脳みそが命令したとしても言うことを聞いてくれない時があるのな。

 とどのつまり、体調はより一層悪くなっているということだ。やはり休んでおくのが正解だったのだろうか。いやでも、今日休んだら後で大変なことになるわけで、どうにか今日の分だけはこなしておく必要があった。でも、身体は動かない。辛うじて脳みその論理的思考は正常であるが、それもいつ犯されるかわかったもんじゃなかった。

 しかし、僕は諦めなかった。

 体調がダメなら副隊長を呼べばいいじゃないか。いや意味わかんねぇし。副隊長って誰だよ俺。体調と隊長をかけているのか? だとしたら、とても詰まらない。どうにもこうこうにもI can notだった。

 そしてふと思ったのである。ああ、怠い怠い悪化している悪化している言ってるけど、こんな思考回路が働いているのならまだまだ余裕はあるのだな、と。

 ……。

 そういうわけで、そんな思考を繰り返している内に、無事終業となったのである。これぞ紛らわし作戦。どうでもいいことを考えている内に本筋の体調不良を忘れさせるという技。結果論ですけどね!

 帰路。僕は妙にハイテンションになっていた。体調不良を誰にも悟られなかったことに、「おー、すげー」と思っていた。でも、それに少しだけ寂寥感を覚えていた。何やってんだかと。

 そして思ったのである。実は俺のことなんて誰も見ちゃいなかったんじゃなかろうかと。凄くも何ともなく、体調が良かろうが悪かろうが、誰も俺のことなんか気に止めちゃいなかったんじゃなかろうか。

 今考えてみれば、日中の俺の動きはおかしなものだった。バレない方がおかしい。それがバレなかったということは、誰も俺に興味がないということだ。それは、会社の人間だけではなく、家族の者も含めて。

 そう考えたらとても虚しくなりましたとさ。おしまい。ちゃんちゃん。


2007年04月29日 / なんーとかーナンートカ

 今週は三面詐欺猥褻ガラス針買春脱税祐特集です。

 ◎“ネット詐欺”に無罪判決  神戸地裁、合理的疑い残る

 ◎いつから無修正画像が解禁されたんですか?

 これは面白い。今まで知らなかったんですけど、有名なところなんですかね? ちなみにハルヒと入力するとこんな感じ

 ◎林家正蔵のすごい稼ぎ

 ◎駐車場の車炎上、6台のフロントガラス割られる 埼玉

 ◎わいせつ行為20件供述、会社員の男追送検

 ◎少年院教官が買春容疑、16歳に都内ホテルで3万円渡し

 ◎旭川市の公立小学校教諭を児童買春容疑で逮捕

 ◎点滴針で長女虐待、容疑の母親を逮捕──阿倍野、交際男の行方追う

 ◎長岡の飲食店でノロウイルス

 ◎7000万円以上の価値を持つ作品、落書きと間違われ清掃員に消される カトゆーさん)

 ◎連続強姦被告に無期懲役判決 大阪地裁「人間性が欠落」

 ◎わいせつ行為で僧侶を逮捕

 ◎校舎の窓ガラス200枚割られる 神戸の中学校

 ◎愛知県警巡査部長の飲酒運転、事故処理の警官が隠ぺい工作

 ◎被害計400万円 連続振り込め詐欺

 ◎17歳少年が女性9人にわいせつ行為で逮捕

 ◎桑折で振り込め詐欺被害50万円

 ◎科研費詐欺で3度目の逮捕・中村容疑者ら

 ◎市の詐欺事件に注意 外務省スポット情報

 ◎偽造印紙30万枚を換金 詐欺容疑で韓国籍の2人逮捕

 ◎スイセンで3人食中毒、上越

 ◎大日本印刷社員、高2にわいせつ行為 容疑で逮捕

 ◎国交省課長補佐を児童買春容疑で逮捕

 ◎男子高校生、買春後にハンドバッグ盗む

 ◎振り込め詐欺で3250万円被害 埼玉・所沢の無職女性

 ◎給食でノロウイルスによる食中毒

 ◎ツブ貝で食中毒 盛岡・男性一時入院

 ◎リチャード・ギアに逮捕状!インドお堅いわいせつ事情

 ◎広島市課長を公然わいせつで逮捕=女性の前で下半身露出

 ◎偽札使って児童買春 札幌の26歳逮捕

 ◎社保庁かたり振り込め詐欺=群馬、広島などで3件発生

 ◎いわきの学校ガラス破損被害額450万円

 ◎振り込め詐欺330万被害 息子の「使い込み」装う

 ◎ボツリヌス食中毒40年ぶり県内で発生 一関

 ◎病院給食で42人が食中毒=東京

 ◎品川祐さん


2007年04月28日 / テレビメディア再建の方法を考える

 テレビ離れと言われて久しいこの世の中。昔の視聴率30%が今の20%に相当すると言われるように、みんなテレビを観なくなった。NHKの朝の連ドラや月9で視聴率が10%台なんて、昔では有り得ない数字だった。昔なら調査機械を不正操作しているかの如く、数字が取れていたのに、今ではサッパリだ。

 勿論、非地上波放送によるチャンネル数の増加で下がっている部分もあるのだけど、テレビ人口そのものが減少しているのも間違いないだろう。みんなテレビを観なくなった。

 かつてテレビジョンはメディアの中心として、情報、娯楽を発信してきた。「デストロイヤーvs力道山」戦の視聴率が64%だったり、40年前の紅白歌合戦の視聴率が81.4%だったりした。テレビを観るのが当たり前で、みんなその話題で盛り上がっていた。みんなが観ているから自分も観る。そんな日本人的なナショナリズムにより、テレビ文化は拡大していった。

、しかし、今の時代になってその文化に陰りが見えてきた。絶対的だったテレビメディアの崩壊。最近は「家にテレビないよ」という声すら聞く。昔だったら考えられない話だ。だってテレビがなかったら、世間の話題についていけなかったのだもの。経済的な理由以外でテレビなしというのは有り得ない話だった。だが、それも今は昔。テレビがなくても普通に生活できるようになったし、特に不自由しなくなった。テレビの話題が人々の間から消えていった。

 なぜなら、テレビ以外に様々な娯楽が誕生し、情報の発信源としてもインターネットが台頭し、その価値が随分と下がったからだ。かつてのテレビ世代は、今もなおテレビ視聴者であろうが、今は小学生の8割がネットを使っている(これは大仰な数字だろうけど)という。この辺りが大人になったらヤバイ。益々、テレビ視聴率は下がっていく。

 勿論、テレビ固有の特性というものはあるので、他メディアとの共存は可能である。だからテレビそのものがなくなることはない。だが、牌が今よりも取られていくのは間違いない。人の行動時間は限られている。牌が奪われるということは、スポンサーも奪われるということだ。そうなれば、どうしても質は下がる。テレビの未来は暗澹としている。

 ちなみにおじさんはテレビ大好き人間である。ないと死ぬという程ではないが、1日に3時間は観ているし、テレビを面白いと思って観ている・・・・・・・・・・・・・・・

 2~3年前くらいに一度、テレビから離れていた時期があったが(ニュースとスポーツしか観てなかった)、また見始めてみたらこれがなかなか面白い。昔に比べて詰まらなくなったとか思っていたけど、そんなことはなかった。ゴールデンはあまり観ないが、プライムタイムや深夜番組、大阪ローカルの番組などが楽しい。先人が築いてきたノウハウを活かして、マンパワーを投入して番組作りをしている感がありありで、これを見逃すのは勿体ないと思う。

 ……。
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 ………………。

 書いていて思ったのだけど、これって数年前に言われていたゲーム離れと同じような減少だよな。PS全盛期にはソフトがジャカスカ売れていたけど、その後は全然売れなくなり、2005年にはついに市場規模が1兆円を下回ったとかナントカ。

 それはゲーム以外の娯楽が盛り沢山出てきたというのと、操作の複雑化によるライトユーザーの乖離。今はニンテンドーDSが出てきたので、また盛り返してきたけど、かなりヤバイ時期があったことは確か。おじさんも当時は「ゲーム市場は縮小の一途を辿るな」とばかり思っていたもの。そういう意味でDSは正にミラクル。こんなに盛り返すとは思わなかった。

 スペック面での進化がなくなってしまったのは、反則技のような気がするけど、この辺にテレビ業界再生へのヒントが隠されてはいないだろうか? 

 任天堂がDSでやったことは「ゲームをやらなくなったユーザーの再獲得」と「ゲームをやったことのない層の獲得」だった。テレビの場合、テレビを観たことのない人はさすがにいないだろうから「テレビを観なくなってしまった層の再獲得」がキーポイントではなかろうか。

 考えてみると、今のテレビはテレビを観ていない人に対するPRが不足している。未だに誰もがテレビを観ていることを前提とした販促活動が成されているのが問題だ。テレビ番組を番宣番組やテレビ雑誌だけで宣伝するのはナンセンス。ネット上に番組HPはあるが、あれは番組上のサービスの意味合いが強い。番組HPを見て、番組を観るというような作りにはなっていない。テレビ番組をテレビのメディア以外で宣伝することが必要になってきている。

 けど厳しいことに、テレビの上位メディアが今のところない゚:・( つдT)・:゚ 宣伝したくても、宣伝する場がない(笑) ネットがテレビを超えたら、ネットで宣伝すればいいけど、それはもうちょい後の話だろう。それにそうなってからでは遅い。

 一端、元に戻って考えてみる。

 Q、「なぜゲームをやらなくなったのか?」
 A、「操作の複雑化、3D演出とゲーム性の不一致、他に娯楽が増えた」など

 Q、「どうやってゲームをやらなかった層を呼び戻したのか?」
 A、「操作の単純化、ゲーム性の追求。携帯性に優れたことで、ちょっとした待ち時間でもプレイ可能に。他の娯楽との共存」

 これをテレビに当てはめる。

 Q、「なぜテレビを観なくなったのか?」
 A、「テレビが前よりも詰まらなくなったという意識。他のメディアで代用できる。他に時間を使いたい」

 Q、「ではどうやって、テレビを再び観させるのか?」
 A、「テレビの特性をアピールする。テレビ番組は面白いと宣伝する。ちょっとした間に観られるようにする」

 こんなところか? なんとなく、ヒントが見えたような気が。

 今、テレビ業界は地上波デジタル放送に注目が集まっている。高画質になり、番組に付随した情報なども随時閲覧することが出来たりする。番組で扱った商品を通販することも可能だ。

 けども、そんなサービスよりも、もしかしたらその中の仕組みの一つ、ワンセグに光明があるのではなかろうか。↑ではテレビよりも上位メディアはないと書いたけど、携帯電話があったじゃないか。そこで販促活動をすれば! まぁ、ネットの一部なのだけど細かいことは気にするな!

 というわけで、携帯で宣伝して、ワンセグ放送で見て貰えばいい、というのでどうだ?

 ………………。
 …………。
 ……。

 とは書いてみたものの、そう簡単にはいかないよな。まぁ、おじさんに出せるアイデアはここまでだ。ってか、素晴らしいアイデアがあったら、こんなところで人生燻ってないよ(笑)

 おじさん達のような昭和世代が、最後のテレビ世代になるのかぁ、などと思いつつ。

 そんな放棄っぷりを見せたところで、今日はここまで。ではでは。


2007年04月27日 / タイトルは特にない

 4月も終わり。社会人1年生の方の多くが既に初任給を受け取ったことと存じます。自分を育ててくれた両親や祖父母などに何かプレゼントしたり、食事をご馳走したりすると、きっと喜ぶと存じます。自分の為に使うのも結構ですが、少しはそうやって還元すると良いかと存じます。かく言う私も初任給を頂いた時は、ささやかながら両親にプレゼントを渡しました。それは喜んでくれまして、渡して良かったなぁと思ったことを覚えております。ごめん嘘。初任給何に使ったか覚えていない。(鬼畜め)

 昨今の就職戦線は非常にバブルということで、倍率の方も2倍を超えたとかナントカ。これは好景気によるものもありますが、中高年のリストラによる賃金のダイエット的な意味合いも強かったりします。20代の新入社員と40代の中年リーマンでは、当然後者の方が賃金は高くなりますが、能力的に賃金程の差はないわけで。ならば中年はリストラして、新入社員を雇った方がいい。今の若い人達は多くの中年が路頭に迷うことで、自分の就職先が得られていることを頭の片隅に置いておいて頂けたらなぁと存じます。

 そんな新入社員の話ですが、先日こんな記事がアップロードされていました。

 (略)30代、40代を対象に、「これまでにあった新人社員のあきれた言動は?」というアンケート調査を行った。

 もっとも多かった回答は、話し方に関する内容で、特に「タメぐち」に関するもの。学生時代に部活やアルバイトなど、様々な経験を積んでいれば、そう簡単に会社の先輩や上司に対して「タメぐち」なんかが飛び出すなんてことはなさそうなものだが、現実はそうとも限らないようだ。

「入社早々にタメぐちで話しかけられた」(40代/男性/静岡県)、「ここ最近5年くらいの間、ちゃんとした敬語を使える社員が少なくなっているのを感じている」(30代/男性/兵庫県)、「新入社員で初対面なのに、兄弟に話かけるような感じでビックリした」(40代/女性/大阪府)など、新人からタメぐちで話しかけられてあきれたというケースは結構多い。(略)

 その次に目立ったのは、【挨拶】に関するもの。「挨拶がしっかりできない」(40代/男性/沖縄県)、「人としてコミニュケーションの基本となる挨拶ができない人がいる。親が悪いのか本人の問題なのか?」(30代/男性/兵庫県)など、人として最低限のルールと指摘するコメントが多い。(略)

 確かにタメ口で話す新入社員が増えているという感覚はあります。というより、新入社員に限らず、若い人が年上に対してタメ口で話しているのを聞く機会が増えた気がします。あとどうでもいいですが、コミニュケーションではなくでコミュニケーションですね。

 上に書いてあるように学校生活での部活動やらアルバイトやらの経験があれば、基本的な言葉使いというのは備わっている筈。それなのにそれが出来ないということは……なぜなんでしょうね(笑) 例えその人物が尊敬に値しない人物であったとしても・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・、相手を無理に不快にさせる意味もないわけです。

 まぁ、わからないとだけ言うのもアレなんで、無理矢理考えてみました。

 1、敬語そのものを知らない?
 →大多数が部活動を経験していると思われるので、知らないということはない筈。学生時代は先輩に対して敬語を使っていた筈。

 2、例え上司であったとしても、尊敬できるのかわからない人物に敬語を使う必要はないという考え方?
 →我が道を行く的思想。GTOか! 学生時代に部活の先輩に対しては敬語を使うが、先生に対してはタメ口という生徒がいましたが、それと同じような考え方。

 3、上司に対しては敬語で話すのが普通、ということを知らない?(天然)。
 →就職活動時に一通りのこと(面接の仕方など)は学校が教える筈。その際の教育で大抵のことは身に付いている筈。じゃないと入社すらできない筈。

 4、タメ口で不快感を覚える人がいるとは思わない
 →この中では一番しっくりくるかも。

 ◎結論

 やっぱりわかりません(笑)。こういう若者がいることについてはあり得ると思うのですが、それが入社試験を受けて面接をパスして内定を貰って入社している、となるとどうにもこうにも解せません。面接をパスしているということは、2番の考え方なんでしょうかねえ? でもこのくらいの年齢になったら、それが特にならないことくらいわかる筈。2~4を複合した感じが答えでしょうか。

 まぁ御中おんちゅうのことを御中ごちゅうと読む人もいるみたいですし、面接上手なだけで、一般常識には欠ける人々ということなのかも知れません。

 私はシュガー事件があったので、大抵のことでは驚かないですけどね(笑)

 ……。

 ただ色々言っては来ましたが、40代の人々は自分達の子供世代が今の新入社員の世代に相当するということを忘れないでください。新入社員がダメと言っているのは、自分達の子供がダメと言っているのと同じなのですよ?


2007年04月26日 / 情報盛り沢山でお送りしてみる

 元々、インターネットというのは調べ物をする為のツールとして認識されていた筈。2007年現在、当時に比べて様々なサービスが増えたけど、その本質は変わっていないと思う。要するに人は情報を求めている。なぜなら、情報を得ることで特をした気分になり、満足感が得られるからだ。

 つまり、このサイトを人に見て貰う為には何かしらの情報を提供するのが一番ということである。管理人のエッセイ的なお話よりも情報。『きっこの日記』だってそうだもんな。なぜそのことに気付かなかった俺。だからニュースサイトはアクセス稼げて、テキストサイトはダメなんだよ。

 というわけで、今回は情報盛り沢山の内容でお送りしてみたい。ではどうぞ。

 ……。
 …………。
 ………………。

 3月2日。今日は高校の卒業式だった。本来だったら、3月1日が卒業式なのだけど、その日は日曜日だったので本日にずれこんだ。当時は給料日みたいに前倒しすれば良いのにと思っていたが、今考えればどうでもいいことだ。

 来賓の挨拶を聞いて、起立と着席を繰り返して、『仰げば尊し』を歌って、『校歌』を歌って、卒業証書を授与されたりするイベント。学校生活最後のイベント。『仰げば尊し』と言えば作詞、作曲者不詳となっているが、伊沢修二作詞作曲節やその他諸説あったりする。また、社会情勢の変化に合わせ、歌われなくなったり、歌われたりしているが、そんなことは生徒にとってはどうでも良いことだ。歌うか歌わないかを議論するよりも、どうやったら一つでも漢字を多く覚えさせることができるのか? を議論する方が建設的と言えるだろう。

 高校生ともなると、卒業に大きな感慨はない。小中学校と経験してきているわけだし、その流れと変わりはない。ただ「級友と同じ教室で過ごすことが今後ないのか」とか思うくらいである。

 その日、僕達は卒業後の打ち上げをした。大勢で焼肉屋『朝鮮飯店』に出かけ、みんなで焼肉を食べた。その後、ゲームセンターに行った。ちなみにゲームセンターとは和製英語であり、諸外国ではゲームアーケードと言われていたりする。そこで、メダルゲームをしようとしたら、「高校生の方はちょっと……」と止められた。「僕達はもう卒業したもんね」、店員にそう抗議したけど、「制服はちょっと……」とやっぱり止められた。仕方がないので、メダルゲームは諦めた。なお、店によってメダルゲームの学生利用を禁じているのはメダルゲーム場は大人の社交場的な空間という認識だからである。

 ゲームセンターを出た後は、大勢だったメンバーが数組のグループに別れていった。飲み会風に言えば3次会といった感じだろうか。

 そして、僕がいたグループはハンバーガー店へと向かった。ハンバーガーに挟まれているハンバーグというのは、ドイツのハンブルグ地方で作られたところから語源がきていたりする。そこはドリンクのお代わりが自由なお店だったので、貧乏学生にはもってこいの場所だった。まぁ、学校はもう卒業しているのだけど。

 みんな元を取ろうと思うべく、ドリンクを飲みまくった。貧乏くさいと思われるかも知れないが、(元)学生のサガなのだから仕方がない。しかし、ドリンクの原価なんて5~8円くらいだから、20杯は飲まないと元が取れない計算なのだけど、そんな知識は当時なかったから3杯くらい飲んで満足していた。元取ったぞー、みたいな。

 次に本屋に向かった。なぜこんな順序で移動しているのかはわからないが、多分グループの一人に「見てみたい本かCD、ゲーム」があった為だと思う。当時は漫画喫茶なんて殆どなかったから、普通の書店に行くしかなかったのだ。本屋というとトイレに行きたくなるイメージがあるが、そのメカニズムは解明されていない。

 店内を一回りし、買う物がある人は購入、ない人はそのまま店外へ。買わない人数の方が多いが学生のデフォルト。ちなみにデフォルトとはdefault valueの意味。買わないで店を出ることに躊躇はない。まあ、僕は今でも何も買わないで店から出ることに躊躇しない人間だけども。

 そこで事件が起こった。店内に入る時に自転車のカゴに入れてあった僕のカバンが盗まれていたのである・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。なんてこった。そんなもの、自転車のカゴになど放置せず、背負って歩けよという話なのだが、卒業アルバムやら学校に置いてあった私物などが入っており重かったのだ。重かったから、背負って歩きたくはなかったのだ。っていうか、卒業アルバム入ってたー。財布などの貴重品はポッケに入っていたけど、卒業アルバムロストしたーーーーー。

 卒業した当日にアルバムを盗まれる間抜けさ。卒業証書とか、その他の物はまあなくてもいいかなとか思ったのだけど(そうか?)、アルバムはちょっとショックだった。うげーという感じ。でも盗まれてしまったものは仕方がない。諦めるしかない。

 微妙に落ち込んだ僕。それを宥めてくれる仲間達。「なんであんな汚いカバン盗んだんだろうな?」、フォローしているのか貶しているのかどっちだ?

 ドボドボと帰路に向かう。こればかりは気持ちを切り替えるしかない。どうにかして納得するしかない。

 そんな時だった。向こうから自動車が走ってきたと思うと、そこには担任と英語教師が乗っているではありませんか。

 「おーい、おまえカバン盗まれなかったかー?」

 展開早ッ。ちなみに服飾雑貨として認識されない袋状のものは取っ手がついていても「袋」と言い、収納目的のものはケースと呼ばれることが多かったりする。

 先生の元から僕へと返されるカバン。その経緯はこうだ。

 カバンの中身にめぼしいものが無かった、と判断した犯人はそれをコンビニのゴミ箱に捨てた→それを見ていたコンビニの店員がカバンをサルベージ→カバンの中に英語教師の名刺があったので、学校に連絡→学校から担任教師と英語教師がカバンを取りに→学校への帰り道、偶然にも僕達と合流する(この間20分くらい)

 数日前、英語教師と会話していた際、名刺をパクっていたのよね。でもって、それがこういう形で利用されたという話。

 運がいいのか悪いのかさっぱりわからん。

 そうして、僕の卒業日は終わっていくのでありました。

 さようなら高校生活。ようこそ新しい生活。

 ………………。
 …………。
 ……。

 情報を詰め込めばいいというわけでもないなと思いました。


2007年04月25日 / 『百鬼』の感想

◆コラム・論評 ==============================================
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 ほいみんの旅  第6回
                   『百鬼~淫黙された廃墟~』
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  サワッディー! ほいみんです。今回はエルフの『百鬼』についてのコ
  ラムです。エルフと言えば、WINの時代に突入してからはリメイクばか
  りで、「新作出してよー」とか「移植屋エルフ」とかいろいろ揶揄され
  てきましたが、去年の暮れから今年にかけてみれば、あれあれと立て続
  けに新作リリースで――、今度は逆にリメイクの方が恋しくなってしま
  いました……。ほら、あの作品まだリメイクしてないでしょ。ドから始
  まる奴とか、デから始まる奴とか……。

  うおっほん(咳払い)。

  一文が長くてすいません。まあそれはさておき、『百鬼』ですよ。孤島、
  廃墟、ミステリ、などなど面白そうなキーワードが扱っており、これは
  期待できると思ったわけです。イメージしたのは、「孤島という密室の
  中で起きた殺人事件。主人公は島の各地に鏤められた手がかりを探し出
  し、そこから犯人を導く」とそんな感じ。パッケージの裏にも「探す・
  集める・動く・考える・触れる」とありそれも良い感じ。

  が、実際には違ったわけで、その辺の齟齬がどう作品評価に影響を与え
  たのかと交えつつコラムの方を展開していきたいと思います。

   ▽エルフ
   http://www.elf-game.co.jp/

             * * * * *

  |友人に誘われるままに、旅行へと参加することになった主人公。しか
  |し、その旅行は参加することさえ他人に伏せていなければならないミ
  |ステリーツアーだった。わからない目的地。船に揺られること数日。
  |見えた場所は「廃墟の世界」応化島だった。そこで待ち受ける事件と
  |は……。

  このミステリーツアーの存在が胡散臭すぎてダメでした。ミステリアス
  な部分に惹かれるのではなく、引いてしまったわけで、詳しい理由は後
  で語られるにしろ、いくらなんでもご都合主義すぎやしないかと。なん
  というか、もうちょいナチュラルにできなかったんだろーかと。プレイ
  ヤーを惹きつけられるような導入に出来なかったんだろうかと。

  内容は文章を読み進めていくタイプのAVGです。選んだ選択肢、その他
  によってシナリオ分岐します。基本的にテキスト量は多いのですが、シ
  ナリオ量がそれについていけてません。大したことの無いネタでも、た
  くさんのテキストを使って説明しています。で、無駄な会話などが多い
  のですが、その分キャラが立つようになっているのかと言われればそう
  でもなく、なんというか空回りしているなーと。印象に残らないなーと。

  主人公の取った行動によって、起こる出来事がガラリと変わってしまう
  ようなマルチなシナリオを期待していたのですが、それも期待外れでし
  た。大幅な変化はしません。それでも少数精鋭主義で洗練されていれば
  良かったのですが、やっぱり駄目でした。

  おそらくはメインのシナリオに当たるのであろうミステリ編なのですが、
  プレイヤー介入の余地が薄すぎです。驚いた事に移動場所の選択ができ
  ません。「さあ、次は○○へ行こうか」みたいな感じの繰り返しです。
  自分で探索して証拠を探し出して……というフラグを立てる必要がまっ
  たくありません。いくらなんでも簡単すぎというか。そうなってくると、
  プレイヤーに謎を解かせようとしているのか、すらわからなくなってき
  ます。犯人の入力があるので、恐らくは自力で解かせようとしているん
  だと思うのですが。中途半端なんです。もちろん、誰にでも解けるよう
  に配慮してる……という見方もできるわけで、現にその通りなんでしょ
  うけど、もう少しどうにかならなかったのかと思います。

  他のシナリオについても同様の認識です。

  で、なぜにこんなネガティブなことしか書けないのかと言うと、作品全
  体を通してプレイヤー側に通して伝わるものがないのですよ。結局、何
  を言いたいのだかさっぱりわからないんです。事件が始まって終わった
  なーと。それだけにしか見えないんです。何を伝えたいのかがわかれば、
  それを元にいろいろと考えられるのですが、それがわからないと……ど
  うしようもないです。

  と、これで終わるのもアレだなぁ、と思ってまたパッケージの裏とか眺
  めてみたのですが、そしたら「複数の短編小説とマルチシナリオで構成
  されたコラボレイトアドベンチャー」との下りが。そうそう、本作には
  本編の他に15の短編が入っているんですよ。これの出来は良かったです。
  5~15分程度で読み終わるお話が15編。恐怖、感動、怪奇、感動など様々
  なお話があり、どれもぎゅっと内容が詰まっていて読み応えがありまし
  た。

  ただ、作品内での扱いがおまけ的すぎというか。最初の3編以外は、タイ
  トル画面からの別メニューで読ませるんですよ。本編では読むことがで
  きないんです。「15の物語」については重要なのですが、物語の内容に
  ついては本編にほとんど絡まないんですよね。ちょっと勿体なかったよ
  うに思います。確かに無理矢理盛り込もうとすると、本編を進めるリズ
  ムが狂うとは思ったのですが。

  システムはうってかわっての丁寧な作りです。なぜかフルスクリーンで
  起動できないのですが、それ以外は非常に良好。シナリオ分岐の仕方な
  どが一目でわかるような図が表示されて、自分が進んできたシーンなら
  いつでもどこでも移動することが可能です。通常、セーブは何処でもす
  ることが可能なのですが、このシステムのお陰で通常のセーブは必要な
  いくらいの勢いです。

  が、このシステム。親切過ぎるのが仇という感じもします。シナリオ分
  岐が滅茶苦茶複雑で難解なものなら、ユーザーフレンドリーとなりえた
  のかもしれませんが、この作品には上記に挙げた通り複雑な分岐があり
  ません。フラグも簡単です。正直な話、システムに対してシナリオが空
  回りしているなーと。複雑な分岐ありきで生きてくるシステムだと思う
  んですよね。このシステムを搭載するのであれば、もっと分岐を複雑に、
  分岐を複雑にしないのであれば、搭載しない方が良かったのではないか
  と思います。

  エロに関しては好印象です。充実しています。本編に盛り込まれたエロ
  以外にも、特定の条件を満たすとタイトル画面から別メニューでエロに
  入れるのですが、本編では考えられないシーンなどがあったりしてサー
  ビス満点です。テキストもCGもエロエロで満足のできる仕上がりでした。

  ……とまあ、そんなこんなで総評なのですが、やっぱり辛辣な評価にせ
  ざるを得ないです。各素材の出来はよろしいのですが、組み合わせると
  どうにも食えないというか。良いところはいっぱいいっぱいあったのに、
  どうしてこんな様になってしまったのでしょうか。それでも、見所はた
  くさんありましたので、次に期待しますです。頑張ってくださいです。


  【 ほいみん 】―――――――――――――――――――――――――

     お堅いことで有名なメールマガジン「ゲーマーズライフ」唯一の
     汚点。砕けた過ぎた文章は誌の品性を低下させ、様々な意味でい
     つもみんなの頭を悩ませている。趣味は切った自分の爪を収集す
     ること。好きなサイトはプロジェクトDのページ、好きな言葉は
     明日できることは明日すればいいんだ、好きなコンビニはオーソ
     ン、好きな掛け声はとってんぱーのにゃんぱられ、好きなアイド
     ルは田村えり子、好きな食べ物はへんでろぱ、好きな秘密道具は
     アンキパン。尚、ちょっぴり自虐的。

     とか定型紹介文を考えてみたのですが、如何なものでしょうか?
     ……駄目ですか。そうですか。

           E-mail: webmaster@hoimin.com(←今は使えません)
  ――――――――――――――――――――――――――――――――
 2002年6月5日 稿


2007年04月24日 / いつの間にかコメント欄を付けた理由について

 はい、どうも。最近まで黒田有くろだたもつさんのことを、黒田有くろだゆうさんだと思っていたほいみんです。

 勘違いって誰にでもあるよね。ましてや関東の人間なら尚更だよね。恐らく、おじさんと同じ勘違いをしている人って他にもいると思うんだ? いるよね? そこにいるよね? もし↑のような勘違いをしていたというなら、こっそりおじさんに教えて欲しい。でもって、この気持ちを共有させて欲しい。ぶっちゃけ、これ知った時、かなり恥ずかしかったよ!

 さて。
 そういうわけで、今日はコメント欄についてですよ。サイト開設当初はコメント欄付いてなかったけど、いつの間にか付けてみました。まぁ、多くのブログがコメント欄を付けているわけですし、逆に付いていない方がストイックで自分らしいかなぁとか思って付けていなかった……というのは嘘。

 ……。
 …………。
 ………………。

 昔(1999年)はコメント欄……というか、いわゆる掲示板。tcupとかaaacafeとかそういう感じのヤツ。読者がどんな感想を得ているのか、非常に興味があったから、コンテンツの一つとして掲示板があった。バンバン書き込んで欲しかったし、おじさんもジャンジャンレスをしていた。いつも投稿者の文量以上のレスを返していたし、管理にも気を配っていたつもりだった。他のサイトの掲示板よりも、内容に自信があったし、そこでワイワイすることが楽しかった。サイトにおけるプライオリティも高かった。

 だから、更新をする度に「どんな反応が返ってくるかな?」と思っていた。その時はゲームレビューがメインのサイトだったので、「エロゲ感想の感想を書くのは難しいよ」とか言われつつも、何かしらの反応は頂けていた。みんな優しかったな。それが有り難かった。

 最初は興味半分で始めたサイトだったけど、次第にやる気がなくなってくるというのは誰にでもある話。おじさんもそうだった。1999年の1月に始まって、わずか数ヶ月でマンネリになりつつあった。ぶっちゃけ、飽き始めていた。けども、掲示板があったから救われた。嫌なことがあって、投げ出したこともあったけど、掲示板のメンバーは優しかった。

 漫才でいうボケと突っ込み。おじさんがボケて、掲示板の方々が突っ込んでくれて。そういう関係があったから、おじさんは更新を続けることができた。まぁ、更新なんて自分の好きでやるものなのだから、それに対価を求めるのはナンセンスなのだけど、それはまた別の話。

 あの時、うちのサイトに掲示板がなかったら、恐らくおじさんは今までサイトをやってはいなかっただろう。それくらいに重視していた。

 ………………。
 …………。
 ……。

 けども今はこのザマですよ。コメントを頂けるか頂けないか、ということを気にする以前に、コメント欄そのものを取っ払ってしまったくらいだから。

 人間、変わるものだね。常々思う。勿論、今でもコメントそのものは有り難いです。「有り難い」というのは本来は「有り得ない」という意味なのだよ、というのはどうでもいい話ですが、励みになりますし、参考にもなります。こういう更新ならコメントが頂けて、こういう更新ならダメというのが朧気ながら見えてきたことも面白いです。色々勉強になります。

 ただ、仮にコメントが頂けなかったとしても、それはそれで消化できるようになりました。モチベーションには影響しませんし(メールは違うかも)、それを進んで求めるような気持ちも芽生えなくなりました。

 自分の中で納得のいく更新が出来ればそれで満足ですし、アクセス数の推移などを見て面白かったのか否かを判断できるようにもなりました。まぁ、この辺は脳内で妄想するのですけどね(笑)

 気持ちの変化の理由についてですが、「人間は嫌なことを忘れることができる動物なので、覚えていない」というのが正直なところです。何かしらのきっかけがあるような気もするのですが、ハッキリとしたものは思い出せません。

 1999年(※1)に1回、2001年『ちよ74歳』の頃に何回か(※2)大荒れになったことはありましたが、スペースそのものを消すまでの動機としてはちょっと弱いかな。

 ※1
 東芝クレーマー事件の話題が掲示板に出たことが発端となり荒れる。掲示板メンバーの一人に東芝の関係者がいたのが誤算でした。参加者内で意見の相違があり、次第に長文レスの応酬合戦に。しかし、管理人のキャパシティを超えるような議論展開だったので、どうにもこうにもI can not。この時ばかりは自分の無学っぷりを嘆きました。場を収束させようにも、それだけのスキルがなかった。結局、参加者の一人が掲示板を去るという後味の悪い結果となりました。

 ※2
 『ちゆ12歳』のパクリじゃねーか! 本人に許可は取ってのか? といった感じで大荒れに。まだVNIという言葉が存在する前の話です。バーチャルネットアイドルというサイトジャンルも確立されていませんでした。この時は、自分の言っていることが曲解され、2chのスレに書かれたりしました。↑の事件で随分と鍛えられたので、精神的なダメージはありませんでしたが、色々と疲れました。

 恐らく、自己防衛本能の一部というか。コメントの有無によってモチベーションが変化してしまうと、更新を続けることが困難になるので、なくても平気なように気持ちをコントロールさせたのだと思う。更新内容に満足できればそれでOK、という方向に精神を持っていった。

 ……。

 自分のことながら、なんて寂しい人なのだろうと思いました。

 まぁ、そんな感じのコンセプトでやっていたんですけどね。意外にコメント欄欲しいというご意見が多かったのですよ。どうせコメントなんてつかねぇだろう。コメント[0]のエントリが並びまくっているというのも羞恥プレイみたいで恥ずかしい、というのも付けない理由にあったわけなのですが、ニーズがあるのなら……と思ってみたりした次第です。

 というわけで、宜しくお願いします。


2007年04月23日 / 意外性をモットーに

 昔書いたボツ文章が出てきたのでアップしてみる。いやもしかしたら以前アップしたのか? よくわからね。だって、うちの端末にはこんな文章が盛り沢山あるんだからね! 書いたもののアップできない文章、中途半端になってしまったものがてんこ盛り!

 更新としてアップされているのは、『幽々白書』の美しい魔闘家鈴木風に言えば「持っている1000の技」の中の一つということです。や、途端に胡散臭くなった? まぁいいや。いつ書いたのかは不明。恐らく2年くらい前だろうか。というわけで、どうぞ。

 ……。
 …………。
 ………………。

 意外性をモットーに。

 人は常に刺激を求めている。安穏とした毎日に飽いている。平和なことは良いことだけど、何か面白いことがないだろうかと思っている。自分にとって厄災にならない程度に愉快な出来事が起こらないかと願っている。

 いつだったか。numeriのpatoさんが日記を2時間くらいで書いているという話を聞いて衝撃を受けたことがある。numeriの日記と言えば長文で有名だ。文字数で言うと平均して4000字はくだらない。原稿用紙に換算すれば10枚ということになる。120分で10枚だから、1枚を12分で書いているということ。1分で30文字ちょい、2秒で1文字。

 勿論、構想のようなものがあってから執筆にかかるのだろうから、完全に考えながら文章を打っているわけではないだろう。しかし、それでもある程度は構想を推敲しながら文章を作っている筈だ。起承転結を考えて、時には笑いあり、時には涙ありの文章を作るという作業は意外に難しい。

 特にテキストサイトの日記なんていうものは、ゲラゲラと笑えるようなものでなければ詰まらない。いや、中には専門的な知識などを披露して「う~む」とマンダムポーズさせるようなサイトもあるだろう。婦女子が自身の赤裸々な体験を綴ってドキドキとさせるサイトもあるだろう。有名人などは日常の出来事を普通に書くだけでも形になる。

 しかし、テキストサイトの人間はそうはいかない。知識もない。取り柄もない。何もできない。だが、何かしらの主張はしたい。自分は本当は凄い才能を持っていると信じて疑わない。そんなアレな人種なのである。

 そこで面白さを出す為には笑いを取るしかない。読んでいる人をゲラゲラと笑いの渦に巻き込むしかない。皆さんも一度くらいはクラスのみんなを(〃≧▽≦)ぶはは!!と笑わせた経験とかあるのではないでしょうか? それは「帰りの会」の黙祷時間にクラスがシーンとしている中で「へっくしょん!」とクシャミをしたりだとか、卒業式で卒業証書を貰う際、返事をするときに「ふぁい!」とか裏声で言ってみたりだとか。そういうことである。あ、ちなみにこれは僕の話なんですけどね。つまりはまぁ、そんな感じで笑いを作って提供するしかないのである。これは詰まらない例ですけど。

 勿論、そこまでして続ける意味はない。しかしながら、テキストサイトの人間というのは何もできないけども何かしら主張したいと思っている人達なので、続けたくなるのである。矛盾が発生しているがこれはそういうものなのである。納得するしかない。

 そこで頭が痛くなる。笑いというのはセンスだ。いわば温泉みたいなもので、突如吹き出してくるものなのである。引き出しに締まっておいて取り出すものでもない。長年生きていることで蓄積されるものでもない。なんというか、神懸かり的な「降りてくる」とでもいうのでしょうか。とにかく曖昧なものなのである。

 そういう不可視なものではあるから、結局のところは駄目なものは駄目、良いときは良いということになるわけで、どうにもこうにもI can notということになるのである。

 だが、僕にも色々と藻掻いていた時期があった。頑張れば「面白いヤツ」になるのではないだろうかと。なんていうか、「面白いヤツ」に憧れがあったのだ。「面白いヤツ」というのはいつだって面白い。それでいて輝いている。羨望のまなざしがあった。ヤツは次にどんなことを言ってくれるのだろう。常に期待されていた。

 これは僕が高校時代の話だ。なお、「長い前置きの末に昔話になるのが何処かで見たことのある構成だ」という突っ込みは受け付けないのであしからず。

 高校時代というものは、よくわからないことが身内で流行ったりする。それはトランプの大貧民であったり、単なるしりとりであったり、昔の漫画であったり、教科書の隅に描いたパラパラ漫画であったり。そんなことをしている暇があったら、漢字の一つでも覚えろという感じなのであるが、理で計ることができないのが高校生。性交渉の話題で最も盛り上がれるのが高校生。「○○が●●とセックスした」という下世話な話題で盛り上がれるのが高校生。「女の下半身には3つの穴がある」とかで盛り上がれるのが高校生。大人しくしていれば良いものの問題を起こして3年生の2学期にもなって退学者が出るのが高校生。要するに個性の塊なのである。

 これが大学以降になるとそうでもなかったりする。ある程度、自分と似通った個性の集団通しの付き合いになってしまう為に新鮮さというものを感じにくくなる。そういう意味で高校生というのは最後のランダム集団とも呼べるのではないだろうか。「いろんなヤツがいた」みんなもきっとそう思っている筈。そう思っているよね? そう思っているなら、そう思っていると言え!

 コホン。
 で、そのとき流行っていたのが古今東西ゲーム。まったくもって良くわからない。とんねるずが古今東西卓球をしていたのはこれよりもさらに昔の話だったし、他のメディアでも古今東西を取り上げているものはなかった筈だ。それなのに古今東西。ちなみに古今東西というのは、テーマを取り上げてそれに該当する言葉を次々と言っていくというしりとりみたいなゲームである(ちょい違う)。

 その古今東西。これが単なる古今東西であるなら、流行ることもなかった。特筆すべき(酷かった)のはそのテーマ。

 「汚いもの」であったり、「エロいもの」であったり、「放送禁止用語」であったり、「教師の悪口」であったり、とにかく頭が悪かった。けど、これが若さっていうものだよね。みんなも同じような感じだったよね? うん、そうだよ。きっとそうに決まってる。

 でさ。良く分からないけど盛り上がっていたのよ。良く分からないのに盛り上がっているとは何事だという感じなのだけど、まぁ若さってのは勢いがあるってことだから、そういうモノだと納得して欲しい。雰囲気がそうだったということなのさ。

 そこにだ。達人がいた。これがクラスの人気者、中心人物とかなら話はわかる。けど、そうじゃなかった。どちらかというと地味な存在。似顔絵に書きにくいタイプの男だった。普段は目立たない普通の生徒。それがこのゲームに関しては化けた。普段は目立っていなかったけど、実は密かに狙っていたんじゃないかと思われるほどだった。

 真顔で「朝ご飯は納豆しか食べたことがない」とか言ったり、「エロいもの」を連想する時に「納豆」と言ったり、「汚いもの」を連想するときに「うんこをした時のかえり水」と言ったり、なんというか普段のキャラクターからは想像できないボキャブラリーっぷり。

 そのキャラクターぶりにクラスのみんなが大爆笑をしていた。なんだ、普段は目立たないけど面白いヤツじゃんかコイツと。僕は悔しかった。まるで品川祐のように悔しがった。悔しがる理由がわからないのだけど、彼に嫉妬心のようなものが芽生えたんだな。

 そしてこの時、僕は意外性が人を笑わせるのだなと思った。

 ――僕の座右の銘「意外性をモットーに」が生まれたのはこの時だった。

 意外性が人を笑わせる。ギャップこそが面白い。そうやっていけばいいんだと。

 もっともこれ以降、彼のあだ名が「かえり水加藤」になってしまったのだけど、そんなのはどうでもいい話だ。

 ………………。
 …………。
 ……。

 おじさんはね。才能のある人間じゃないよ。そんなことはわかってる。これは謙遜でもなんでもない。ただの凡夫だってことはわかってるんだ。けどもね。19年もサイトを続けているのだから、少しは能力がアップしているだろうという自負はあったのよ。

 1999年よりも2000年の方が、2000年よりも2001年に書いた文章の方が面白くなっている、そういう風に思って・

 でもこれ見たら全然変わってねぇじゃねーか!!!
 くっそー。


2007年04月22日 / いつでもニュースサイトにジョブチェンジできるように

 はいどうも。ほいみんです。今日は日曜日ということで、一週間のニュースを振り返ってみます。いつまでもテキストサイトじゃやってられないから、いつでもニュースサイトに移行できるようにね! テキストサイトからニュースサイトにチェンジしたサイトって多いしね!

 ◎マイクロソフトに「独占」と言われる筋合いない・グーグルCEOがNABで講演

 劇場版『ドラゴンボールZ』の『とびっきりの最強対最強』を思い出しました。

 ◎1級メイド誕生へ、日本メイド協会設立カトゆーさん)

 日本メイド協会というのが設立されたそうで、そこが作った資格のようです。今のうちに獲っておけば、将来的に役立つに資格に化ける可能性はなきにしもあらず。興味のある方はどうぞ。

 ……。

 これ読んで気付いたんですけど、我々も日本テキストサイト協会っていう機関を作ればいいんじゃないですかね? ブームから文化へ。こういう風に外堀を埋めて、文化っぽいものにしてゆけば、いずれは世間からも認知されるようになるんじゃないかなあ? かなあ?

 ◎巨人西村のVIPPER嫁が報告 ドームでハレ晴れユカイはアウト!

 ハルヒ関連のネタを載せるとアクセスが増えるらしいので取り上げてみる。……え? それは遥か昔の話? なんてこったい。

 ◎女子高生作という宣伝文句の官能小説は盗作で、しかも作家は男子高校生

 記事のタイトルだけで、事件の内容が掴めます。女子高生を語ったのが、30過ぎたオッサンではなくて、男子高校生というのが事件の微妙なところ。高校生ならそれはそれで凄いというか。官能小説ってのはどんな世界なのかね?

 ◎平成生まれ2000万人突破=昭和世代は1億人割れ-人口増トップは愛知・総務省

 レンタルビデオの会員証などを作る時に、生年月日を書く場合があるじゃないですか。その時に元号に丸を付けるわけなんですけど、今はH(平成)とS(昭和)しかないのな。いや、他は違うのかも知れないんですけど、こないだおじさんが書いたヤツはそうだったの。T(大正)とM(明治)がないの。除外されているの。ああ、時代は変わっているんだなぁってショックを受けたんですけど、平成生まれはそういうこと思わないんだろうなぁ。

 ◎爆笑問題田中が皐月賞で800万円ゲット

 おおおおお。うらやますぃぃぃぃ! というか、3連単の200円購入は「ほお」という感じだったけど、馬連の5000円購入は素直に凄い。797万円も払い戻しを受けたら何に使うかなぁ? おじさんも昔、2万円購入で300万円の払い戻しを受けたことがあったけど、それは全部競馬で使ってしまったよ……。

 ◎香港競馬の針発射装置事件、毒は筋弛緩剤

 漫画みたいな犯罪シリーズ。

 ◎ファ○コンのカセットが刺さるっぽい中国産の携帯ゲーム機

 パチもんのハード、ソフトと言えばかつては台湾でしたが、今は中国ですか。けど、見た目は悪くないっていうか、しっかりしていそうな作り。バッグの中からこれが出てきたら、ちょっとした人気者にはなれそう。ゲームギアに似ているとは言っちゃいけない。

 ◎英語を超えた日本語ブログの投稿数,その理由は?

 日本、見えるな。

 ◎「近未来通信」詐欺事件で石井社長に逮捕状、国際手配へ

 近未来通信って、すっかり忘れていましたけど、やはり集団詐欺組織という認識で合ってるんですかね?

 ◎パチンコ玉で在阪放送局を連続襲撃

 いわゆる3面記事です。いや、でもパチンコ玉だってファルコン2みたいなパチンコを使って放てばかなりダメージあると思うよ。

 ◎「生活にゆとりなくなった」などが約6割

 ゆとりある生活って何だろう。将来に対する不安がない人なんているのでしょうか。

 ◎東国原知事「支持」86.7% 本紙県民調査

 『ビートたけし殺人事件』作者の東国原氏関連です。現状を「革命が起きている」みたいに言っている東国原氏。どんなコメントを言えば、どんな反応が返ってくるのか試しているという東国原氏。どうなんでしょうね。

 ◎高校メーカーが面白い

 我がサイト名を入力するとこんな感じ。

校訓 上告・冤罪・派遣
生徒数 男子333名 女子130名 計463名
データ 偏差値31
<出身者職業ベスト3> 中学校教諭・調教師・翻訳家
<主な留学先> ブルネイ・ナミビア・マケドニア
進路 <昨年度>
大学進学率73% 就職率21.4%
大学338名(四年制177名 短期161名)
専修・各種学校9名
民間就職85名 公務員14名 家事・その他17名
校歌 達成感を胸に秘め 居候の誇りを持って 
尿結石にはかなわない 5日連続上履き紛失 
部活より給食の意識を高め 惰性で行う文化祭 
ああ ほいみんのページ4高生 速達と発射の申し子よ 

 ……ひでぇ。


2007年04月21日 / 芸能人ドキュメントシリーズ第1弾 ~設楽統編~

 世の中には数え切れない程の芸人がいる。

 彼等は明日のスターになることを夢見て己の芸を磨き続けている。陽の目を浴びるまで芸の刀を研ぎ続けている。

 だが、その研磨が役に立つものは少ない。大抵の者は鞘から抜かれることもなく、歳を重ねやがて錆びてゆく。芸能界という大海原に呑み込まれ、その藻屑と消える。芸能界の荒波を乗りこなせるものは極一部だ。

 『バナナマン』の設楽統したらおさむもそんな芸人の一人だ。『バナナマン』結成から14年。既にベテランとも言える領域。多くの後輩が冠番組を持ち、人気スターとして華々しく活躍している中で、設楽は未だに下積み生活を続けていた。

 だが、いつの日か、陽の目を浴びることを未だ信じていた。そして、それを糧に営業とバイトの貧乏生活を根性で続けていた。絶対に売れてやる! スターになってやるんだ! その一心で頑張っていた。

 そんな設楽であったが、ここ数年、ようやくテレビの仕事が増えつつあった。世間の認知度もアップし、今の芸人ブームに乗っかりつつあった。

 しかし、それは設楽統の活躍というよりは、『バナナマン』の相方である日村勇紀の存在によるものが大きかった。

 今やお家芸とも言える子供の時の貴乃花親方のモノマネ。トドのような風貌、インパクトのあるキャラクター、さらさらキノコヘアー。タートルネックのセーターを使った禁断の鬼頭のモノマネ。テレビ的受けするキャラクターだった。

 またテレビ番組の『リンカーン』で日村がギャルサーに入会するという企画があった時に、番組史上最高の視聴率を取るという出来事があった。これで『バナナマン』と日村の知名度は飛躍的に増すことになる。

 だが、相方である設楽はどうだろうか? 日村に比べ、設楽の知名度は低かった。初期の頃の『ナインティナイン』の矢部、『ずん』のやす、『紳介竜介』の竜介、『ツービート』のきよし、『メッセンジャー』のあいはら、『ペナルティ』のヒデ、そんなポジションに置かれていた。世間でも『バナナマン』の日村ではない方という言い方をされていた。

 誰が言ったか枠無し芸人。そのお陰で『アメトーーク』の枠無し芸人の回にピンで出場することは出来たが、設楽は芸人としてのポジションに危機的なものを感じていた。TBSの特番で料理の腕を披露し、好評を得たこともあったが、芸人として考えればダメだった。

 コンビで相方のみが売れて解散、もしくは事実上の解散をするというケースは非常に多い。『レイザーラモン』しかり、『オアシズ』しかり、『DonDokoDon』しかり。『チュートリアル』もちょっとそんな臭いがする。

 それだけ、この世界は厳しいということである。故に設楽は危機感を覚えていた。なんとかしなければならない。自分のキャラを確立しなければ、生き残れない。どうにかして、芸人としての存在感をアピールしないと、日村は生き残ったとしても自分は危ない。

 そんな焦燥感と、少し忙しくなったことによる疲労、エトセトラ、エトセトラ。

 だから有り得ない凡ミスが起こる・・・・・・・・・・・・・・・

 ※※※

 3月某日。

 ――それは、タバコの不始末による火災だった。

 設楽の自宅の自室が燃えた。消した筈だったタバコ。それなのに、消えていなかったタバコ。悔やんでも悔やみきれない後悔の念。一番やっちゃいけないコトだったのに。設楽はその愚を犯してしまった。

 自室が燃えたのみで、他の家に迷惑をかけることがなかったのが、不幸中の幸いといえばそうなのだが、それでも一部屋丸焦げだった。

 持っていた洋服、写真、PC、CD、DVD、家電、その他一式みんな燃えた。これから収録がある『イロモネア』の為に用意してあったネタ帳もみーんな燃えた。さようなら、かけがえのない思い出達。無事だったのは家族の命と、ドロドロになりつつも生きていた携帯だけだった。いや、家族の命が助かったのは何よりか。

 それでも設楽は放心していた。自分が情けなくなり、半ばやけになりつつあった。ぶっちゃけ、凹んでいた。だが、それでも一家の長として消防や警察に連絡を取り、後始末をし、これからのことを考えなければならなかった。

 芸人として頑張って、家族のことを支える!

 それが設楽にできる唯一のことだったが、今日の今日でそう簡単には頭は切り替わらない。人を笑わせるという稼業に大して億劫になる。こんなテンションで『イロモネア』の収録に向かえるのだろうか。

 いや、大丈夫だと思わなければならない。自分は子供じゃない。嫁だっているし、子供だっている。テレビとプライベートは別個に考える! 今日の収録で100万取ってきて、それでリフォームするくらいの前向きな姿勢でいなくちゃダメなんだ。

 設楽統は強引に頭を切り換えた。前向きに、前向きに。

 ※※※

 ~『イロモネア』について~

 『イロモネア』とは正式には『ザ・イロモネア』というTBSのテレビ特番である。『ウッチャンナンチャン』を司会にすえ、芸人達が観客を笑わし、そのレベルの応じた賞金を得るという番組である。

 芸人達は、観客の中からランダムで選ばれた5人の内3人を『モノボケ』『一発ギャグ』『サイレント』『モノボケ』『ショートコント』という5つのジャンルで、笑わせなければならない。また、最後のジャンルについては5人全員を笑わせなければならない。全てクリアすれば賞金100万円。

 制限時間は各ジャンル1分間。ジャンルは好きな順番で選ぶことができる。また、全てのジャンルに挑戦しなくても、途中で止めることも可能であるが、番組的にそれをするものはいない。

 ※※※

 火事発生から6時間後。

 『イロモネア』の収録の為に、TBSへとやってきた設楽と日村。楽屋でタキシードに着替え、本番を向かえる。本来ならばスーツを着用予定であったが、それも燃えてしまった為にタキシードでの参上である。

 スタジオのメインステージでは司会である『ウッチャンナンチャン』のトークが始まっていた。今でこそテレビのレギュラーは一本もないが、かつてはテレビ会にその名を轟かせた『ウッチャンナンチャン』。それは『バナナマン』がいつか到達したい距離。

 設楽はデビュー当時、25歳くらいで自分の番組が持てると思っていたが、そんなに甘い業界ではなかった。冠番組どころかテレビ出演すらままならず。しかし、下積み生活の長い芸人は強い。『オリエンタルラジオ』や『キングコング』のような若年ブレイク組よりも、『次長課長』や『タカアンドトシ』のような叩き上げの方が生き残る可能性は高い。『バナナマン』もそうあるんだ。若い奴に負けてたまるか!

 胸に秘めた設楽の決意がそこにはあった。

 

 『バナナマン』はトップバッターでの登場だった。トップバッターというのは、番組側からしてみれば大いに期待されているポジションである。勿論、後半やトリの芸人達に比べればプライオリティは下がるが、これで視聴者を掴まなければ速攻でチャンネルを変えられてしまう。だから、それなりに笑いの取れる芸人があてられる。『バナナマン』にとっては名誉あることであった。

 「そういうわけで、まずは『バナナマン』の挑戦でーす』
 「どーもどーもー」

 

 内村光良が『バナナマン』を紹介する。『イロモネア』は6回目の挑戦。過去4回ファイナルステージまで進んでいるが、未だ100万獲得の経験はなし。

 「そういえば、今日大変だったんだよな? 昼間」

 南原清隆がさっそく件について触れる。

 設楽はここで笑いを取りたかった。今は芸人紹介のフリートーク部分であるが、ここで観客の心を掴んでおいた方が本番で笑いを取りやすい。重要な場面であった。

 「うち、火事になってしまいまして」
 「ええええええええ」

 

 観客から青い声が。ドッカーンという笑いを期待していた設楽であったが、観客の反応はドン引きであった。どうでもいいが、ドン引きとは土田晃之の作った言葉である。

 (しまった)

 設楽は心の中で舌打ちをする。空気が凍ったままで本番を向かえても観客は殆ど笑わない。しかし、ある程度掴んでさえいれば、勢いでなんとかなる。だが、その勢いが削がれてしまった――。

 「あのー、原因は何ですか?」

 と、内村光良。

 「タバコのー、不始末です」
 「ワハハハハ」
 「一番やっちゃ、いけないヤツです」

 観客から笑いの声が。設楽は恥ずかしかったが、内心ほっとしていた。これでやりやすい環境で本番を向かえることができる!

 「今日の……6時間前です。だから言うのもなんだと思ったけど、やっぱホットなうちにこの情報を」
 「「「ワハハハ」」」

 大受けする観客達。

 「100万獲ったらどうしますか!」
 「リフォームします!」

 設楽は力強く答えた。

 「「「ワハハハ」」」

 こうして『バナナマン』の『イロモネア』チャレンジが始まったのであった。

 ※※※

 「最初のチャレンジはどれいきますか」
 「「モノマネで」」

 「必ず、これで行くと?」
 「ええ」

 自信に満ち満ちた日村の顔。日村のモノマネといえば、アレしかない。観客もそれを分かっているようで、モノマネコールをした直後にもう笑いが起きている。さっきのトークで掴んでいた分、やりやすい環境になっていた。良い流れだ。

 「再放送なんじゃないか、と言われるかもしれませんが」
 「「「ワハハハ」」」
 「さあそれでは。モノマネで『バナナマン』のファーストチャレンジです。スタート」 「えー、子供の頃の貴乃花。あのねー、ぼくねー」

 「「「ワハハハ」」」

 9秒でクリアだった。鉄板ネタとは言え、空気の状態が素晴らしすぎた。

 「「よし」」

 「続いてはどのジャンルでいきますか?」
 「「ショートコント」」

 「ショートコントでのセカンドチャレンジ、スタート!」

 「電車!」
 「ガタンゴトンガタンゴトン」
 「(車内放送の声色で)次は新宿~新宿で~、ございます」
 「あー、次か」
 「(車内放送の声色で)[ブッ]あ、屁こいちゃった」
 「「「ワハハハハ」」」
 「クリアー」

 11秒だった。流れは確実に『バナナマン』に向いていた。

 「いけるいける!」

 他の芸人達からも応援の声が響く。

 「逆にがっついてないよね」
 「そう、がっついてない。何かを――超えた?」

 内村の指摘、それは設楽の火事のことであった。あの経験は苦いものであったが、今はそれが生かされている? そのお陰で余計な力が入らず、芸に集中することができている?

 設楽は何かしらの領域ゾーンに入っていた。もしこの世界に笑いの神様がいるとしたら、この時、彼には笑いの神様がついていたのかも知れない。そんな領域にいた。

 「それではサードチャレンジのジャンルを選んでください」
 「「一発ギャグで!」」

 「さあ、それではサードチャレンジスタート」

 「それではジャンケン大会いきますよー。せーの」
 「最初のキッスは15の春!」

 「「「ワハハハハ」」」

 10秒でクリア。これも鉄板ネタといえば、鉄板ネタであったが、まさか10秒でクリアできるとは。設楽自身ですら、この展開に驚いていた。そして、100万円が見えつつあった。この流れなら、もしかするともしかするかもしれない。いけるかもしれない。

 「それではジャンルを選んでください」
 「「モノボケで!」」

 「ええええー」
 「サイレントを最後に」
 「マジでー?」

 「「「ざわっ・・ざわっ・・・」」」

 観客も他の芸人も司会の『ウッチャンナンチャン』も驚いていた。サイレントを最後に残してのモノボケ選択。なぜなら最後のチャレンジでは5人全員を笑わさなければならない為、言葉を発することのできないサイレントでは非常に不利だからである。3人笑わせばOKなフォースステージまでにサイレントを消化しておくのが、100万獲るためには必須条件とも言えた。

 「それでは参りましょう。モノボケでのフォースチャレンジスタート!」

 「あっ、そっちかーい」
 「「「……」」」

 ここで日村が本日初滑りをしてしまう。ピクリとも笑わない観客。これはヤバかった。意味不明な日村の奇行。空気というのは一瞬で凍り付く時がある。その状態になっていた。そうなってしまうと、ちょっとやそっとのネタでは笑わすことができなくなる。焦る日村。残り時間で修正できるのか?

 だが、この日の設楽には笑いの神様がついていた。跳び箱の上の段をおもむろに中央へと持ってくると、『メッセンジャー』黒田のような無表情な顔でこう言った。

 「これー、テーブルにつかえるんじゃないかな?」

 「「「ワハハハハハ」」」

 日村が滑ってからわずか7秒での逆転劇。再び温まるスタジオの空気。ミラクルだった。

 「旬のネタでやってきましたね」
 「こうなったら本当にリフォーム代稼ごうかと」

 「さあ、トップバッター初の100万円獲得なるか。サイレントでのラストチャレンジスタート!」

 

 ラストチャレンジのサイレント。なぜ二人は不利なサイレントを最後に持ってきたのか? 100万円を取ることよりも、確実にファイナルまでいって自分達のオンエア時間を少しでも確保する為という芸人もいることはいるのだが、設楽と日村には秘策があった。だから、これは攻めのサイレント残し!

 『くりぃむナントカ』で次長課長がやっていた転け芸! あれを独自にアレンジしたネタ! 二人には自信があった。それに今は笑いの神様が降臨している! 何をやっても滑らないオーラ! 芸人としての風格が漂っていた!

 サイレントでは一言も言葉を発してはならない。故に複雑なことをやろうとすると、観客には伝わらず笑いが取れなくなる。そういう時、強いのがベタである。

 それは『バナナマン』がバナナで滑る、というベタにも程があるネタ。だが、設楽と日村には自信があった。サイレントで最後クリアしてこそ、カッコイイ。それが彼等達の美学!

 そして、日村はバナナで転ぶというパントマイムを見せた。見事な転び方であった。非常にベタだった。

 「「「ワハハハ」」」

 一人が笑い、二人が笑い、三人、四人と笑った。

 「――!」

 ――しかし、最後の一人が笑わない。表情が動かず、ネタに反応しない。

 設楽と日村は焦った。サイレントでは爆発させるような笑いを取るのは難しい。だので、短期決戦。最初の30秒が勝負だと思っていた。そこで一人の取りこぼした。

 一人の取りこぼし、というのは『イロモネア』では非常に厳しい事態である。一度笑わなかったら、1分くらいは全然笑わない。表情が固まってしまうと、同方向ではダメで別方向の刃が必要となる。しかし、1分という制限時間でそれを成すのは厳しい。

 これに多くの芸人達が破れてきた。かつての『バナナマン』もそうであった。焦りが焦りを呼び、あっと言う間に時間が訪れてしまい終了。何もできない。そんなパターン。

 だが、今の設楽統には笑いの神様がついていたのだ。

 残り16秒。焦燥している日村を横目に、設楽はタキシードのポケットからドロドロになった携帯を取り出し、観客に見せた。

 「「「「ワハハハハハハ」」」」

 「クリアーーーーーー!!」

 スタジオに鳴り響く内村の声。

 6回目のチャレンジにて、『バナナマン』初の100万円獲得の瞬間だった。

 「「よっしゃーーーーーーーーーーーーー」」

 抱き合う設楽と日村。長い芸人生活の中で、始めて大きなスポットライトが当たった瞬間だった。

 この100万獲得は日村ではなく、設楽の功績が大きかった。設楽はそれが嬉しかった。芸人として、始めてテレビで活躍できた気がした。

 「俺、知らなかったよ、こんなの(ドロドロ携帯)持ってるなんて」

 「いやまだ。消防や警察と連絡とらないといけないんで」
 「おまえ、これ、ある意味宝物だよな」
 「燃えた近くにあって、つかえねーだろと思って見てみたら生きてたんですよ」

 そういって携帯を開く設楽。半開き以上は開かなかったが、携帯は確かに稼働していた。

 「今日、火事の話しにきたの?」

 と『次長課長』の河本。

 「最後の一人、一切食いついてなかったのが、これ(携帯)で大爆笑」

 と内村。

 「こういう形ではありますけど、僕ら始めて100万獲りました」

 二人の目にはうっすらと涙が浮かんでいた。感無量である。

 「おめでとーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 「ありがとうございます! 火には充分注意してください!

 ※※※

 ~エンディング~

 結局、今回100万円を獲得したのは『バナナマン』のみであった。それは今回の『イロモネア』が『バナナマン』のものであったことという意味でもある。いろんな意味で風が吹いていた。

 「終わってみると、『バナナマン』のみ100万」
 「「「おおお」」」
 「ありがとうございます!」
 「奇跡の携帯、見せてもらっていいですか?」
 「これです」

 「写メ取りますか?」

 

 「始めてだな、記念写真とるの」
 「いくぞー」

 パシャッ!

 芸歴は既にベテランの領域だけど、テレビ上ではまだまだ出始めたばかり。この芸人ブームがいつまで続くかはわからないけど、設楽統と『バナナマン』なら大丈夫。だって、彼は奇跡の芸人だから。今回『イロモネア』で見せた奇跡。笑いの神様に見初められた彼なら、きっとこの厳しい芸能界を乗り切れる! だから、大丈夫。

 芸人、設楽統の人生はまだまだ始まったばかりだ!

 お終い。