« バラバラになっちゃうよ | メイン | シュガー社員シュガー »

2007年04月11日 / 『Love Letter』の感想

 はい、どうも。ほいみんです(挨拶)。本日は水曜日ということで(以下略)

 省エネモードでいきまする。

◆コラム・論評 ==============================================
──────────────────────────────────
 ほいみんの旅  第4回
                   『Love Letter』
──────────────────────────────────

  ボンジュール! ほいみんです。本日のコラムは美遊の『Love Letter』
  についてです。店頭でふと見かけたパッケージ。真っ赤な背景に真っ赤
  な衣装、血の染みこんだラブレターを口にくわえたヒロイン。銘打たれ
  た「猟奇サスペンスAVG」。

  良い感じで期待させられました。表現の自由という意味での18禁という
  雰囲気が漂っているのですよね。パッケージ裏には、なにやら拷問され
  ているようなCGまでありますし。店頭買いです(笑)

   ▽美遊
   http://www.mu-game.co.jp/

             * * * * *

  さて。それで遊んでみたのですが、結論から言えば小作の良作といった
  ところでしょうか。今時珍しくほぼ一本道のシナリオなのですが、それ
  ゆえにボリューム不足になっているというか。一応、申し訳程度には分
  岐するのですが、それがとってつけたような感じになっているのが残念
  です。

  他に攻略対象となりそうなキャラもいくらか出てくるのですが、実質的
  なエンディングがあるのは1名のみ。他のキャラの扱いが結構ぞんざいで
  す。そして、それゆえに消化不良な面があることも確か。思わせぶりに
  伏線張っておいて、結局何もなく終わりますし。少し登場人物多すぎた
  かなーと。この辺は、絞った方がすっきりとまとまったかなと思います。

  で、注目していた「猟奇サスペンス」な部分なのですけど、これが良い
  感じでした。これぞ狂気、これぞ18禁です。血が沢山出ているのはもち
  ろん、意識があるなかで腹が裂かれたりとか、かなり強烈です。他にも
  必死になり叫ぶシーンとかあるのですが、実に見事な悲鳴を上げてくれ
  ます。声優さんの演技も素晴らしいんですよ。とにかく盛り上げてくれ
  ます。プレイヤー自身が、悲鳴を上げたくなるようなシーンがてんこ盛
  り。この辺は必見です。この作品の最大の見所といっても良いでしょう。
  免疫のない方は、鬱状態に陥るかもしれませんが(笑)

  ただ、それにエロさを絡めなかったのは、少し問題ありだったかなと。
  キャラが酷い目にあってるシーンとかあるわけなのですが、エロゲの場
  合はレイプとかそういうのを連想するじゃないですか。この作品の場合
  は、本当に酷い目にあっているんです(笑) もちろん、そっち方面の
  もあることは確かなのですが、ちょっと薄いですし……。そういうのに
  エロさを絡めてくれれば最高だったのですが。

  そのエロの薄さを、他でカバーできているのかといえば、そうでもなか
  ったりしますし。ほとんどのエロシーンが、自然にストーリーにとけ込
  んでいないのですよ。この辺、変に感じてしまいます。悪くいえば古く
  さいかなあと。

  シナリオの方は……というとしっかりしています。表向きには狂気の物
  語と見せつつも、本当は……といった感じの含みです。魅せる力があり、
  引き込む力もあります。上に書いたような分岐の不満点と登場キャラの
  消化不足な点以外は、素直に最後まで楽しめました。

  あとの特色としては、複数のキャラによる視点の提供を行っていること
  でしょうか。主人公で一定のエンディングを見ると、他のキャラ視点で
  もプレイできるようになるというアレです。主人公シナリオで解けなか
  った謎も他のシナリオで明らかになります。

  とまあ、それ自体は良いのですが、他のキャラシナリオになると主人公
  の時とは歴史が違ってくるのは問題だったかと思います。このシステム
  って、同じ歴史を他のキャラで体験することで意味の出てくるものだと
  思うのですよ。歴史が変わってくると、別視点の意味が薄れてしまいま
  す。現にそう感じましたし。残念な部分でした。

  そんなわけでまとめに入るのですが、銘打ってる「猟奇サスペンス」な
  部分を楽しめたのでそれで良かったかなーと思います。それ以外にシナ
  リオも楽しめましたし。怖いもの見たさによるドキドキ感とか、実際に
  それを体験した時の恐怖とか、そういうのが得られる作品です。なかな
  かの衝撃度ですよ。とにかく刺激的な作品です。

  【 ほいみん 】―――――――――――――――――――――――――

         1ヶ月後くらいにまたお会いしましょう、多分。

           E-mail: hoimin@tohgoku.or.jp(←使えません)
  ――――――――――――――――――――――――――――――――
2002年 2月17日 稿

 如何だったでしょうか。

 この作品は今でも印象に残ってますねえ。ストーリーとかはあまり良く覚えていないのですけど、ほど良い狂気具合とでも言いましょうか。温すぎず、『河原崎2』みたく濃すぎることもなく。そんなバランスの狂気っぷりが印象に残ってます。

 そんなわけで、また次回お会いしましょう。ではでは。

コメントする