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2007年04月12日 / シュガー社員シュガー

 シュガー社員という言葉をご存じでしょうか?

 僕も最近知ったのですが、過保護に育てられた自立心の乏しい34歳くらいまでの若い社員のことをそう言うようです。>参考リンク

「繁忙期に残業すると、『なぜ残業させるのか』と親から電話がくる。中小企業では、親が会社に文句をつけてくるのも驚くべきことではないのかもしれません」

 残業代がない会社という話ではなく。…ってか、これは親が悪いですよね。

 ある機械販売会社に勤める20代の女性社員は、あまりに仕事の進みが遅く、ミスも多かったため、上司から時間の使い方を注意された。

 「親にさえ叱(しか)られたことがない」

 女性社員は急に怒り出し、翌日から出社しなくなった。

 アムロか!

 「本人が辞めたいと言っていますので…」。数日後、会社に電話してきたのは母親だった。「学校を休むのと勘違いしている」(田北さん)。結局、本人からは何の挨拶(あいさつ)もなく、備品の返却や必要な退職手続きは、すべて母親が“代行”した。その姿は、自立した社会人像とはほど遠い。

 …これは母親が悪いのかと。

▽「娘の労働条件をすべて把握したい」と社外持ち出し禁止の就業規則をほしがる親と、それに従おうとする娘

 …これも親が悪いのかと。就業規則なんて、大抵の企業で持ち出し禁止とかわかりそうなものですのに。

 問題点について見てみると、どうやら悪いのはシュガー社員そのものではなく、それを教育した親にあるようです。過保護に育てられ、自分が何を間違っているのか理解できていない、悪気はない。ある意味、犠牲者とも言えます。

 シュガー社員は不良社員ではありませんので、人の言うことは聞きますし、教えれば仕事も覚えます。小中学生を教育するような労力が必要ですが、悪いヤツではないのです。ただ、ちょっと不器用なだけなのです。

 が、会社にとってはそんなことは関係ありません。とんでもないのが入ってきちまった、と頭を抱えるしかありません。ちなみになぜ入社前にシュガー社員か否かを判断できないのかと言いますと、面接でそんな人となりなんて分かりませんし、面接上手な人というのが結構いるからです。厄介にも程がある。

 そんなシュガー社員の思い出。そう。僕の近くにも昔、シュガー社員がいたのです。当時はシュガー社員なんて言葉は知りませんでしたが、なかなか、とんでもないヤツでした。今日はそのお話。

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 何かの因果なのか、彼のあだ名もまたシュガーでした。その理由はご想像にお任せします。ピンと来た方はそれで合ってます。シュガーはシュガー社員。色んな意味で、まったく笑えませんでした。

 元々、他の部署で採用になった彼ですが、全く使い物にならず、僕の部署へと回されることになります。それが彼と僕との出会い。かねてからは聞いていましたので、ある程度は身構えていましたが、実際にシュガーを見てみてビックリ。

 挨拶はできないわ、仕事は覚えないわ、仕事は遅いわ、時間にルーズだわ、自分勝手だわ、なぜか携帯電話を常に弄っているわ(メールをするわけでも、電話をするわけでもなく、何かを聴いている・・・・・・・・)、食事するのが遅いわ(昼食食べるのに30分)、散らかす割に掃除できないわ、トイレに行く回数が多いわ、兎に角良いところを見つけるのが難しい。

 何より、それらについて自覚がないのがキツイ。本当にタチが悪い。しかも、やりにくいことに彼は僕よりも年上でした。年上て。ビックリですよ。どんな人生を過ごしてくれば、ここまで温く成長することができるのかと。

 難題多し。しかしながら、同じ部署に回ってきた以上は面倒を見て、一緒に仕事をしていかなければなりません。使えなければ、教育して使えるようにするのも仕事。まさか、この歳で年上の人間を使うことになろうとは思いませんでしたが、これも人生の勉強と考えて頑張ろうと。

 この仕事はこうやる。この仕事はこう、それはこっち、あれはそっち。当然ながら、仕事の覚えは悪いです。が、まったく覚えない程ではない。彼が加わった筈なのに、なぜか部署の仕事量は増えましたが、ゆっくりであればこなして行きますし、素直な面もある。無愛想な部分はそのままでしたが、それを改善するにはもうちょい年月が必要と思い我満。とにかく辛抱。

 なるほど、悪いヤツではない。時間はかかるが、キチンと教えていけば、そのうち使えるようになるのかも知れない。現代社会の犠牲者でもあるのだから、寛大な心で接しなければいけないんだ。そんな気持ちになっていったのです。

 しかし、彼は悪いヤツではないが、良いヤツでもありませんでした。

 ある日のこと、トイレでシュガーとすれ違ったんです。トイレに行く回数の多い彼。出社直後に一回、仕事中に三回の計四回は確実に行っていましたので、すれ違うことはそう珍しいことではありません。

 だ、が。僕は……、その瞬間、自分の目を……疑い……ました。

 なぜなら。彼は自分のUNKウンコを流していなかったのです・・・・!

 その時、僕の中で何かがバラバラと崩れてゆきました。

 お前は小学生か! なんなんだよ! この前代未聞の出来事は! まさか、この歳で他人のウンコを流す羽目になるとは思わなんだわ!

 っていうか、ああ、もう! 何をどうしたら、自分のウンコ流し忘れるんだよ! お前の自宅はオート洗浄機能があるのかも知れないけど、ここにはそんなのねーんだよ!!

 それ以来、僕とシュガーの中は最悪なものになりました。そして、彼はその1ヶ月後に退社していったのです。

 人間、何事にも限度がある。この歳でこの体験をするとね。本当に衝撃的な気持ちになれますよ。小学生の時の比じゃない。

 ………………。
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 シュガー社員には気を付けましょう。

 キチンと教育できたら、それなりの戦力になるとは思います。もし見かけたら挑戦してみてください。きっと己の力にもなるよ! こいつを使えるようにしたって自信がつくよ! おじさんはリタイアしちゃったけどね!

コメント

シュガーと聞いて某エロゲメーカー社長が浮かんでしまった。涙。

それとは関係なく、ウチのバイトにもいやしたね。大学院生で初バイト。残念ながら俺は速攻で投げてしまいました。だって仕事量違うのに給料同じなんだもの。辛抱足りませんでしたかね。涙。

彼はうちで3社目でした。次から次へ就職できるのは面接上手ゆえ。うちを辞めた後も3ヶ月くらいで次が決まってました。さらなる犠牲者が。

次似たようなのが現れたら、今度はもうちょっと辛抱強く我満してみようかなぁとか思ったり。

つまり1ヶ月間苛め抜いて退職に追い込んだ訳ですね…

もちろん、違います(*^ー^)

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