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2007年04月17日 / なぜテキストサイトブームは終わったのか?

 2001年の頃にあったテキストサイトブーム。ブームの頃はブームと気付かず、終わってみたら「あれはブームだったなぁ」という感じでしたが、なぜ黒歴史化されてしまったのでしょうか? ブログブームの前身という考え方もいるかと存じますが、この消え去りようは確実に黒歴史扱いされちゃってるってコトですよ! 

 何か普通ではない、陰謀じみたものすら感じる。なぜ誰も当時のことを話さない? 何に怯えているんだ? 下手なことを言うと消されるとでも言うのか?

 2001年以降のテキストサイト界に何が起きたのか? 先行者ブームの影に暗躍した謎の組織『テキストサイト連合』とは? 『ちゆ12歳』とスキップアップの関係、右傾化。そこには驚くべき秘密があった。

 粗製濫造。劣化の嵐。次第に興味を失ってゆく読者。そんな混沌としてゆく世界の中で『テキストサイトの明日を考える会』の会長は一つの決断を下したのであった――。

 嘘。

 ま、ニュースサイトと比較して考えてみたい。なぜテキストサイトブームは終焉を向かえたのか? ニュースサイトには適わなかったのか?


 ◎アクセスについて

 ニュースサイトはサイト同士でリンクし合って、アクセスを分け合うシステムが確立されています。それを「リンク元、情報源」などと言います。リンクするのが必然、またリンクがあるからアクセスを与えられるという素晴らしいシステムです。

 一方のテキストサイトは、サイト同士でリンクをするというシステムを確立することが出来ませんでした。「文中リンク」というシステムは存在しましたが、「リンク元、情報源」に比べると説得力欠けていました。また、多様すると「馴れ合い」と叩かれてしまうので、あまり使うことが出来ませんでした。

 ◎ネタについて

 ニュースサイトは次々と発生するニュースを拾っていくことで、半永久的に更新材料を確保することが出来ます。勿論、巡回する労力は必要ですが、逆に言えば巡回すればネタは集まります。補充が容易なシステムです。

 一方のテキストサイトは、ネタが自分の頭の中にしかありません。勿論、日々の生活の中で補充することは可能ですが、吐き出される量の方が遥かに大きい。よって、頻繁にネタ不足、企画不足が起こります。長期に続けるのが難しいサイトです。長期に続けられたとしても、更新頻度はどうしても落ちます。中には天才型の人もいて、永久機関の如く更新されている方もいますが、そういうのは稀なパターン。常人には無理です。

 ◎管理人について

 ニュースサイトの管理人はどんな個性でも大丈夫です。恋人がいても、結婚していたとしても、真面目な性格でも、不真面目な性格でも、問題なし。なぜなら、サイトの内容に管理人の個性が求められないからです。意識する必要がない。強いて言えば無個性の方がいいくらいでしょうか。

 一方のテキストサイトは、確固たる管理人のキャラクターが確立されてないといけません。それは、非モテであったり、オタクであったり、とにかく面白かったり、エトセトラエトセトラ。閲覧者は「どんな管理人が書いているのか?」に注目します。閲覧者からの好感度を大切にしなければなりません。例えば、非モテを謳っている管理人が結婚などはもっての他です。

 ◎管理人の能力について

 ニュースサイトの場合、どんなことをすればアクセス数が増えるのかがわかりやすいです。巡回して、有益な情報を得て、場合によってはそれにコメントを付けて発信する。サイトにリンク元としてリンクを貼れば、後にリンクを返して貰うこともできますし、そういったことの繰り返しでアクセスは増えます。ある程度の能力は必要ですが、常人レベルにさえあれば可能です。勿論、労力は必要ですが。

 一方のテキストサイトは誰にでも始めることが可能ですが、一般的に認められる為には天才ではなくてはなりません。面白いネタを考えて、それをテキストに起こし、アップロードする。面白いことを書くにはセンスも必要で、常人ではまず不可能。訓練すれば鍛えられるものでもない。しかも、テキストは絵ではないのでパッと見では良いか悪いかの見分けが出来ません。いくら面白くでも埋もれてしまう可能性がある。認められる為には運も必要です。

 ◎需要について

 インターネットの要素の一つに「調べ物をする」というのがあります。ニュースサイトは見事にそれにマッチしていると言えます。今世間でどんなことが起こっているのか? にスポットが当たっているのは大きい。このサイトを読んだら有益な情報が得られるかも? という期待値が高いわけで、需要は大きい。

 一方のテキストサイトですが、大抵の場合は有益な情報がありません。そこで需要が落ちる。読み終わった後に「何か得られるかも?」感が薄い。だから、読みたいという気持ちにさせられない。「面白い話」「笑い話」「感動話」「くだらない話」などなどありますが、インターネットでそれを求めている人はあまりいません。また、上記のような話を発信する場合、テキストサイトではない方法も多く存在します。なので、テキストサイトのレベルも下がります。

 ◎共存について

 ニュースサイトの場合、オフィシャルなニュースサイトとの棲み分けがキッチリと出来ています。GoogleNewsのようなサービスも存在しますが、自分の嗜好に合った情報を様々なオフィシャル、アンオフィシャルサイトから拾ってきてくれるニュースサイトの必要性は高いです。なぜなら、自分で様々なサイトを回る労力がいらないからです。

 テキストサイトの場合、個人の企画よりもオフィシャルな企画な方が規模が大きくて面白いものが多いですし、様々な面で読者を他に取られやすいです。テキストサイトを見ないと得られない、特有の何かが存在しない。よって、テキストサイトを見ている暇があるのなら、他のサイトを……という感じでお客を取られやすい。

 これはそのままサイトをやらない理由にもなるわけで。テキストサイトをやるんだったら、他の創作系サイトの方が良いという思考回路になります。

 ………………。
 …………。
 ……。

 だめだこりゃ。

 色々と考えてみましたが、こりゃテキストサイトも消滅するわけですよ。好材料が少なさ過ぎる。


 結論、テキストサイトやるなら運力のある天才がやるべし。

コメント

需要が一番な気もします。
「面白い」「笑える」「泣ける」「くだらない」話を求める需要はありますが、テキストサイトじゃなくて2ちゃんに求められているような。
なにぶん個人じゃ能力不足で、そんな能力があればテキストサイトなんかで燻ってないという話も。

だめだこりゃ(;´Д`)
こうなってくると、何をすればいいのか難しいですねぇ。

ここは、斬鉄剣みたいに、サイト論みたいなことやってみたらどーでしょうか…
ブログ論、トラックバック論、Web広告論などなど…
…だめそうだ(;´Д`)

テキストサイトってブームになってたの?

今一度、テキストサイト論とかやったら結構喰い付きそうな人はいると思うんですよ。
まぁでも「論」書きは骨が折れるんですよねー

 わあ。コメントが盛り沢山でビックリ。ありがとうみなさん。

>最終防衛さん

 そうですねえ。需要がないですから、見て貰うように働きかけることが必要なのかも知れません。あと能力があったら、絵日記サイトとかテキスト+αのサイトをやっているというのはとても同意です゚:・( つдT)・:゚

>ゆきさん

 サイト論的なことは2001年くらいに散々やったような気がします(笑) いろんなところで色んな人が言っていたのでやるの止めちゃったような記憶が。 まぁ、ダメではありますが、最悪ではないとは思うので抜け道を探す次第でありまする。

>(´・ω・`) さん

 ブームでしたよん。『侍魂』以後、黒い背景でフォント弄りのサイトが次々と誕生するということが起こったり、テキストを書くサイトが増えまくりました。

>再び最終防衛さん

 ある程度は書けるのですが、途中で「真面目に語るようなことなのか?」的冷静さが芽生えてしまうことが殆どだったり。゚:・( つдT)・:゚

名前忘れた。↑はおじさんです。

こーいう文章だとレスがあるということは、ある程度需要があるということなのかもしれません。

つまり、ある程度共通の議題を持ち出して、ネタも交えつつ考えてみるとか。

「○○はなぜ○○なのか」みたいな。

「人はなぜテキストサイトを作るのか」
「ニュースサイトはなぜテキストサイトをあまり取り上げないのか」
「エロゲーはなぜ少女漫画風の画風なのか」
「童貞はなぜ童貞であることを隠そうとするのか」

あーでも、なんか下手なこと書いたら炎上しそうだw
でも、話題を上手く選べば、いけそうな気はする。

本域の更新だと反応ないという罠(笑)

コメントを求める系の更新は昔散々して
誰も反応してくれなかったので、それが
トラウマとなって出来なくなっています。
半分ほんとうの話(笑)

この手の更新は労力いらないのですが、
書こうとして書けるものでもないことに気付きました……。

たしかに、普段から考えてること→更新の労力はいらない
ただし、普段から考えてることじゃないと更新ができない

となりますねぇw

本域の更新は、話がそこで完結しちゃってる気もするからなぁw

まぁ、もともとコメント欄はなかったわけですしね。
それはそれで(*^ー^)

ただこういう更新だったらコメント頂けるのかぁという
勉強にはなります。なんか新鮮な感じ。

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