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2007年04月18日 / 『Parallel Harmony』の感想

 皆さん、こん◎◎わ。ほいみんです(挨拶)。今日は水曜日ということで、『ゲーマーズライフ誌』で書いていたレビューを掲載したいと思います。

◆コラム・論評 ==============================================
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 ほいみんの旅  第5回
    『Parallel Harmony+さらば ぱられるはぁもに~愛の戦士たち』
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  ブオンジョルノ! ほいみんです。4月になりました。4月といえば変化
  の季節。読者の方にも進学したり、社会人になったりと、新生活へ移行
  される方も多いかと思われます。

  しかし、なかにはそんな新生活に対して、不安を感じている方もいるは
  ず。そんなときこそエロゲです。エロゲやってそんなの吹っ飛ばしてし
  まいましょう。

  世間ではそれを現実逃避と言ったりしますが。

  コホン。

  まあそれはともかくとして、プレイするとなんとなく元気になれる作品。
  それが今回お届けする『Parallel Harmony+さらば ぱられるはぁもに~
  愛の戦士たち』です。

  無理矢理まとめたな、とか言うな。

  さて。

  これは、2000年の11月24日に発売された『Parallel Harmony~月曜の扉
  は水曜の向こうに~』に、ドラマCDである『さらば ぱられるはぁもに~
  愛の戦士たち‥‥?』を同梱したもので、従来なら8800円したものをド
  ラマCD同梱で5800円というリーズナブルな価格にして販売したものです。
  ちなみにドラマCDのみでも2000円で販売しています。

  「だったら、ドラマCDなしで3800円で販売すればいいんじゃん!」とか
  言ってはいけません。なぜなら、そんなことはすでにC's wareみずから
  言っているからです。

   ▽C's ware
   http://www.csware.co.jp/

             * * * * *

  |主人公は都内某所の学園に通う学生。その主人公にはさやかという思
  |い人がいた。しかし、ふとした拍子に空けてしまった扉から、猫娘、
  |生き霊、キツネ憑きなどなどといったおかしな連中が現れ、主人公ま
  |わりの人間関係が大きく変化してしまった。さやかに思いを告げよう
  |とする度に、何かしらの邪魔が入ってしまう主人公。果たして、無事
  |に思いを伝えることができるのか。それとも……。

  こんな感じのあらすじ。作品内容の方は2000年に発売されたものと一切
  変化ありません。タイトル画面の「(c)2000 C's ware」という表記も
  そのまんまです。というか、2002年に再販しているのですから「(c)
  2000 2002 C's ware」と表記するのが、普通だと思うんですけどねえ。
  どうでも良いですって? いやー、私的に凄く気になったんですよ。ま
  あ、そんなわけで変更点はないのです。当然ながら、今回もフルスクリ
  ーンでしか起動できません。がっかり。

  で、内容の方なんですが、端的に表現すると、「ドタバタコメディー」
  というのが一番しっくりくるかと思います。やれ猫娘だ、やれ対魔の一
  族だ、やれウサギ耳やら、とにかく様々なキャラクターたちが入り乱れ
  ての大運動会。始まりから終わりまで、ずっと祭りのような賑やかなテ
  ンションままです。

  時事ネタが結構盛り込まれていたりして、後まで残るゲームというメデ
  ィアを無視しているのも潔いかと。でも今回、久しぶりにやったんです
  けど、当時のネタも今は今で懐古できましたね。これはこれで楽しめま
  したです。

  そして、萌え。とにかく萌え。主な感じとしては、先輩に思いを寄せる
  健気な後輩、人外、病弱、ロリ、長刀使い、などなどです。この辺は正
  直な話、ある種のパターン化されている個性を出しているに過ぎないと
  思ったんですけど、描写力に優れているせいであまり気にさせませんで
  した。各種のニーズに応えているなぁ、と。主人公以外フルボイスなん
  ですけど、音声による演出もポイント高いです。上手い方々が声を充て
  ています。キャラ作りに一役も二役もかってますね。

  でもって、何よりエロいです。疎かにしてません。作中、小刻みにエロ
  シーン出てきますし、この手のコメディ系の作品では相当頑張っている
  と思います。各キャラにつき、1パターンではなく2パターンあるのもポ
  イント高いです。前半がマウスクリック仕様で、後半が普通にテキスト
  を読ませる仕様。この辺、実用性を意識してエロを作っていることが、
  わかりますです。

  構成は1話30分程度のお話が全10話。選んだ選択肢によって1~2つお話の
  数に変化がありますが、まあ全体を通して3~5時間程度でエンディング
  になります。これはボリューム的に少ないですね……。かといって、シ
  ナリオにテキスト量を増大させるポイントらしきポイントも見あたらな
  かったり。つまり、『Parallel Harmony』のシナリオはこのテキスト量
  が丁度良いということになるんです。でも、やっぱりボリューム不足は
  否めない。

  というのが、以前までの『Parallel Harmony』の評価でした。ここにき
  て廉価版の登場ですよ。8800円なら高いかな、と感じでいたこの作品も
  5800円ならOK、平気、大丈夫です。普通にお勧めすることができちゃい
  ます。

  そう。安、萌え、エロと三拍子揃ったのです。

  あとは、同梱されていた『さらば ぱられるはぁもに~ 愛の戦士たち‥‥?』
  についてですね。24track、54分ほどの内容なのですが、そのうち20track、
  30分ほどは『Parallel Harmony』のサントラです。てっきりCD1枚まる
  まるドラマCDだと思っていたので、この辺はちょっと「ありゃりゃ?」
  という感じでした。なんというか、単品2000円の品物というよりは初回
  特典に近いですね。

  まあ、20分ほどで短いですけど楽しいです。圧縮版『ParallelHarmony』
  といったような内容で、ドタバタコメディワールドが展開されています。
  それと主人公の音声が良い塩梅ですね。突っ込みにエコーがかかったり
  して、微妙に凝った演出をしているのも◎。

  短いということ以外は文句ないです。こちらも時事ネタ満載。本編より
  も危険なネタが多く、「ピー」の連発です。「うぐぅ」とか「そんなこ
  と言う人嫌いです」とか「どうすればいいんだ」とか「みすずちんぴん
  ち」とか言いまくってます。……というか、いいのかコレ?(笑)

  【 ほいみん 】―――――――――――――――――――――――――

         はいッ! 次ッ!! 次の作品ッ!!!

           E-mail: webmaster@hoimin.com(←使えません)
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2002年 4月4日 稿

 如何だったでしょうか。今は亡きシーズウェア(正確には違うけど)の作品でした。一時期は業界の頂点をも狙える勢いがあったというのに、それも今は昔。何処で歯車が狂ったのか。人生、何が起こるかわからんということですね。

 ではでは。また次回お会いしましょう。

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