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2007年04月28日 / テレビメディア再建の方法を考える

 テレビ離れと言われて久しいこの世の中。昔の視聴率30%が今の20%に相当すると言われるように、みんなテレビを観なくなった。NHKの朝の連ドラや月9で視聴率が10%台なんて、昔では有り得ない数字だった。昔なら調査機械を不正操作しているかの如く、数字が取れていたのに、今ではサッパリだ。

 勿論、非地上波放送によるチャンネル数の増加で下がっている部分もあるのだけど、テレビ人口そのものが減少しているのも間違いないだろう。みんなテレビを観なくなった。

 かつてテレビジョンはメディアの中心として、情報、娯楽を発信してきた。「デストロイヤーvs力道山」戦の視聴率が64%だったり、40年前の紅白歌合戦の視聴率が81.4%だったりした。テレビを観るのが当たり前で、みんなその話題で盛り上がっていた。みんなが観ているから自分も観る。そんな日本人的なナショナリズムにより、テレビ文化は拡大していった。

、しかし、今の時代になってその文化に陰りが見えてきた。絶対的だったテレビメディアの崩壊。最近は「家にテレビないよ」という声すら聞く。昔だったら考えられない話だ。だってテレビがなかったら、世間の話題についていけなかったのだもの。経済的な理由以外でテレビなしというのは有り得ない話だった。だが、それも今は昔。テレビがなくても普通に生活できるようになったし、特に不自由しなくなった。テレビの話題が人々の間から消えていった。

 なぜなら、テレビ以外に様々な娯楽が誕生し、情報の発信源としてもインターネットが台頭し、その価値が随分と下がったからだ。かつてのテレビ世代は、今もなおテレビ視聴者であろうが、今は小学生の8割がネットを使っている(これは大仰な数字だろうけど)という。この辺りが大人になったらヤバイ。益々、テレビ視聴率は下がっていく。

 勿論、テレビ固有の特性というものはあるので、他メディアとの共存は可能である。だからテレビそのものがなくなることはない。だが、牌が今よりも取られていくのは間違いない。人の行動時間は限られている。牌が奪われるということは、スポンサーも奪われるということだ。そうなれば、どうしても質は下がる。テレビの未来は暗澹としている。

 ちなみにおじさんはテレビ大好き人間である。ないと死ぬという程ではないが、1日に3時間は観ているし、テレビを面白いと思って観ている・・・・・・・・・・・・・・・

 2~3年前くらいに一度、テレビから離れていた時期があったが(ニュースとスポーツしか観てなかった)、また見始めてみたらこれがなかなか面白い。昔に比べて詰まらなくなったとか思っていたけど、そんなことはなかった。ゴールデンはあまり観ないが、プライムタイムや深夜番組、大阪ローカルの番組などが楽しい。先人が築いてきたノウハウを活かして、マンパワーを投入して番組作りをしている感がありありで、これを見逃すのは勿体ないと思う。

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 書いていて思ったのだけど、これって数年前に言われていたゲーム離れと同じような減少だよな。PS全盛期にはソフトがジャカスカ売れていたけど、その後は全然売れなくなり、2005年にはついに市場規模が1兆円を下回ったとかナントカ。

 それはゲーム以外の娯楽が盛り沢山出てきたというのと、操作の複雑化によるライトユーザーの乖離。今はニンテンドーDSが出てきたので、また盛り返してきたけど、かなりヤバイ時期があったことは確か。おじさんも当時は「ゲーム市場は縮小の一途を辿るな」とばかり思っていたもの。そういう意味でDSは正にミラクル。こんなに盛り返すとは思わなかった。

 スペック面での進化がなくなってしまったのは、反則技のような気がするけど、この辺にテレビ業界再生へのヒントが隠されてはいないだろうか? 

 任天堂がDSでやったことは「ゲームをやらなくなったユーザーの再獲得」と「ゲームをやったことのない層の獲得」だった。テレビの場合、テレビを観たことのない人はさすがにいないだろうから「テレビを観なくなってしまった層の再獲得」がキーポイントではなかろうか。

 考えてみると、今のテレビはテレビを観ていない人に対するPRが不足している。未だに誰もがテレビを観ていることを前提とした販促活動が成されているのが問題だ。テレビ番組を番宣番組やテレビ雑誌だけで宣伝するのはナンセンス。ネット上に番組HPはあるが、あれは番組上のサービスの意味合いが強い。番組HPを見て、番組を観るというような作りにはなっていない。テレビ番組をテレビのメディア以外で宣伝することが必要になってきている。

 けど厳しいことに、テレビの上位メディアが今のところない゚:・( つдT)・:゚ 宣伝したくても、宣伝する場がない(笑) ネットがテレビを超えたら、ネットで宣伝すればいいけど、それはもうちょい後の話だろう。それにそうなってからでは遅い。

 一端、元に戻って考えてみる。

 Q、「なぜゲームをやらなくなったのか?」
 A、「操作の複雑化、3D演出とゲーム性の不一致、他に娯楽が増えた」など

 Q、「どうやってゲームをやらなかった層を呼び戻したのか?」
 A、「操作の単純化、ゲーム性の追求。携帯性に優れたことで、ちょっとした待ち時間でもプレイ可能に。他の娯楽との共存」

 これをテレビに当てはめる。

 Q、「なぜテレビを観なくなったのか?」
 A、「テレビが前よりも詰まらなくなったという意識。他のメディアで代用できる。他に時間を使いたい」

 Q、「ではどうやって、テレビを再び観させるのか?」
 A、「テレビの特性をアピールする。テレビ番組は面白いと宣伝する。ちょっとした間に観られるようにする」

 こんなところか? なんとなく、ヒントが見えたような気が。

 今、テレビ業界は地上波デジタル放送に注目が集まっている。高画質になり、番組に付随した情報なども随時閲覧することが出来たりする。番組で扱った商品を通販することも可能だ。

 けども、そんなサービスよりも、もしかしたらその中の仕組みの一つ、ワンセグに光明があるのではなかろうか。↑ではテレビよりも上位メディアはないと書いたけど、携帯電話があったじゃないか。そこで販促活動をすれば! まぁ、ネットの一部なのだけど細かいことは気にするな!

 というわけで、携帯で宣伝して、ワンセグ放送で見て貰えばいい、というのでどうだ?

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 とは書いてみたものの、そう簡単にはいかないよな。まぁ、おじさんに出せるアイデアはここまでだ。ってか、素晴らしいアイデアがあったら、こんなところで人生燻ってないよ(笑)

 おじさん達のような昭和世代が、最後のテレビ世代になるのかぁ、などと思いつつ。

 そんな放棄っぷりを見せたところで、今日はここまで。ではでは。

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