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2007年05月05日 / オリエンタルラジオの良いところを考える

 『オリエンタルラジオ』というのは吉本興業所属のお笑いコンビです。中田敦彦と藤森慎吾の二人で結成され、その出世の早さから世間でも大注目されている存在です。

 どう出世が早いのかと言いますと、まずデビュー前、NSCにいた頃に既にM-1グランプリの準決勝まで進出していました。デビューすると1年目で『ピザーラ』のCM、ヨシモトファンダンゴTVの司会、2年目にはオールナイトニッポンRのパーソナリティ、『笑っていいとも!』のレギュラー、深夜の冠番組『オビラジR』の開始、プライムの冠番組『オリキュン』の開始。

 そして、デビューからたったの3年目でゴールデンの冠番組を獲得。しかも一気に2番組。あの『ダウンタウン』ですら、ゴールデンは5年かかったのだから、これがいかに早いことかわかると思います。

 しかし、その反面「実力が伴っていないのでは?」という批判意見も多くあります。実際、M-1に出ていた頃は派手なアクションの芸に皆が注目していましたが、鮮度が薄れてくると皆の目は厳しくなり。

 ルックス、運、タイミング、吉本興業の力が揃っていただけで、二人の実力はそんなでもないという意見が多くなりました。かく言うおじさんもその一人でした。

 その証拠と言えるかどうかはわかりませんが、この4月に始まった冠番組『週刊オリラジ経済白書』は初回視聴率こそ11.1%でしたが、2回目では7.6%、3回目は12.0%と盛り返すも安定感なし。『ドッカ~ン』に至っては初回視聴率がたったの7.3%。大々的に番宣していたのにも関わらず、この数値なのでちょっとヤバイ感じです

 彼等に対する批判意見はマイノリティなのかな? とか思っていましたが、この数字を見てしまうとあながちそうとも言いきれず。あれですよ。吉本興業はお笑い英雄を無理に祭り上げようとしているのではないか? という邪推をしてしまいたくなるわけです。

 さんま、たけし、タモリと言われ続けて20年近く。いつまで経っても世代交代しないこの業界。そこに旋風を巻き起こす為に祭り上げられた英雄的な芸人、みたいな。

 まぁ、芸人というのは因果なもので、若いっていうだけでなかなか支持してくれません。勿論、アイドル的な人気を得ることは可能ですが、芸人として見てくれるのは30代の半ばを過ぎた辺りからです。聞いているか? 『キンコン』の西野よ?

 営業やら舞台やらで下積みをし、貧困生活をアルバイトで乗り切り、29歳くらいで思い浮かぶ「俺、芸人辞めようかな」という葛藤をクリアし、様々な困難を乗り越え、貫録と実力を纏った人じゃないと認めてくれない傾向があります。

 何が言いたいのかと言いますと、若くして売れてしまうと、その後に潰れてしまう可能性があるということです。↑のような下積み生活をクリアできていれば、精神的にも鍛えられているので大丈夫なのですが、若すぎるとマズイ。忙しい中で消耗しきってしまい、次第に芸が荒くなり、人気が落ちてしまい、仕事もなくなり引退してしまうというパターン。

 素質があったのか今となってはわかりませんが、『グレートチキンパワーズ』なんかはこのパターンだったかと思います。

 だからね。『オリエンタルラジオ』に関しても温かい目で見ることが大切なのではないかと思う。確かに今のところ、武勇伝以外に面白味はないです。その武勇伝も鮮度が薄れました。ベテランの芸人に比べてしまうと、トークも面白くないですし、司会者としてもヘタクソ、アドリブも駄目ですし、何よりタレントとして必要なリラックス感が彼等にはありません。無理に緊張を隠しているのが良く分かります。それが見ていて辛い。

 ただ、まだ24歳ですよ。24歳にしては頑張っているのではないかと。あれだけできる24歳はなかなかいないですよ。普通の社会人でも24歳ならまだまだペーペー。杉村太蔵風に言えばヒラリーマンです。

 トークや司会が甘くて当たり前。しゃーない。CSにせよ、深夜にせよ、プライムにせよ、ゴールデンにせよ、番組を持ってしまったのだからしょうがない。番組持たせた吉本が悪い。彼等はあんまり悪くない。だから、温かい目で見ることも必要なんじゃないか。甘いですかね?

 彼等の良いところは、若者にありがちな生意気さがないところだと思います。まぁ、藤森はちょっと怪しいんですけどね。

 「若い癖に番組持って腹立たしい」という考え方もあります。何に対して腹立たしいのかは良くわかりませんが。

 けど、ここで潰れてしまったら、きっと彼等は二度とこの世界には戻ってこられないでしょう。潰れる必要がある程、彼等は詰まらないのか? と言われればきっとそれはNoだと思うのです。

 それにお笑いブームもちょっと陰りが見えてます。先日行われた吉本のライブイベント『LIVE STAND07』。アホみたいにテレビで宣伝していたので名前を聞いたことのある方も多いと思います。表面上は成功したような感じになっていますけど、3日間で6万人の入場者見込みに対して、入ったのは4万5千人でした。GWにこれだけの芸人集めてですよ?

 あの宣伝でこれしか客が来なかったのは、ちょっと……ね。

 というわけで、色んな意味で、『オリエンタルラジオ』には期待が集まっているのだと思います。それはもう本人達の意思を超える範疇で。

 そんな背景を想像すると、もうちょい彼等のことを見守ってやってもいいのではないだろうか、という気がしてくるのです。

 ネットアイドルほいみんは『オリエンタルラジオ』を応援しています。

コメント

こんにちは
私も彼らを応援しています。
大人の思惑が渦巻く大海原をどのように泳いで行くのかはとても興味深い。

ただ一つ訂正させていただくと、彼らまだ24歳ですよ。

失礼しました。計算間違えました。こういう記事でそういうのを間違えちゃだめですよね。

『ドッカーン』も『オリラジ白書』も力の入り具合はかなりのものだと思うので、どこまでいけるか注目です。

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