◆コラム・論評 ====================================
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ほいみんの旅 第7回
『Floralia~フローラリア~』
──────────────────────────────────ナマステー! ほいみんです。季節は5月から6月へ。夏ですね。街を歩
けば薄くなっている女の子の服装に感嘆。額に溜まった汗を拭うその姿
に感嘆。袖からちらっと覗かせるブラに感嘆と、とにかく良いこと尽く
めです。楽しみですねえ。――相変わらず、偏った認識で御免なさい。
さて、そんなわけで今回は『Floralia~フローラリア~』についてのコ
ラムです。雑誌をパラパラを眺めていたときに、ぱっと目に付いたまさ
はる氏の絵柄。惹かれるものがありました。そして、「誘惑と純愛、ど
ちらを選ぶのか」みたいな作品概要。ふらふら~っと、まるで夢遊病患
者のようにショップへ足を運ぶ自分がいましたとさ(笑)▽Zuse【純米】
http://www.xuse.co.jp/* * * * *
|父親の都合により一人暮らしをすることになった主人公。しかし、状
|況に流されるままに、自分の通う学校に勤める美人教師3人と一緒に住
|む羽目になる。家ではエッチなイベントが盛り沢山。だが、学校には
|主人公の想い人が。家でよろしくやるのか、それとも想い人にそれを
|伝えるのか。主人公の選ぶ選択は……。すーっ(息を吸う)
うらましすぃぃぃぃ~~~~~~~~ッ!!(声高々に)
エロゲのシチュエーションなんてものは、大抵羨ましいものなんですが、
これは頭脳を刺激するものがありました。簡単に言うなら、最初から全
員好感度マックスの『らぶひな』。……ああ、稚拙な比喩でごめんなさ
い。なんというか、私もこんなエッチなイベントフラグ盛り沢山な人生歩ん
でみたいですよ。基本的には、よくあるアドベンチャーゲームなのですが、オープニング
後に主人公の想い人を選択する点が他と違います。それを選択した時点
で、プレイヤーはどうあれ、主人公は確実にその娘のことが好きという
設定になるわけです。なお、選択可能なのは純愛ルートの3人のみ。誘
惑ルートの先生たちは選択できません。劇中の選択肢のいかんによって
左右されることになります。まあ、現実世界でも自分を好いてくれる女の子と楽しくやるのか、それ
とも自分の想い人に気持ちを伝えるのか、というのはよくある難しい問
題なのですが、それの極端なのという感じですかね。誘惑と純愛との選択については、結構シニカルな作りです。なんでかと
いうと、作品の構造が誘惑=エロ、純愛=萌えという感じになっている
のですよ。ぶっちゃけそんなの選べないじゃないですか。エロも萌えも
どっちも寄こせと。でもどちらかの選択を迫られてしまうんですよね。
エロエロルートの場合は萌え足らず、萌え萌えルートの場合はエロ足ら
ずになってるんです。なんというか、誘惑ルートを選んだ貴方はエロゲはエロがあればそれで
良し、純愛ルートを選んだ貴方はエロゲは萌えられなければ意味がない、
とか診断されちゃうようで悔しかったですよ(笑) ある種、心理テス
トのような感じがしましたです。エロの方はエロいです。ええ、そのまま。場所、人数、体位とバラエティ
に富んでおり、満足のゆく仕上がりでした。クチュクチュという効果音
がループして流れたりとか、微妙に凝った演出をしてましたし。ただ、喘ぎ声の描写が画一的すぎるのはマイナスだったかと。同じよう
な喘ぎ声描写テキストが何ページも続いていたせいで、やや中だるみし
たような感じになっていましたです。で、シナリオなのですが、これはそれほど印象には残ってないです。様
様なことに勘違いする主人公がヘタレだなぁ、というくらいです。悩め
る青年というのは、最近のエロゲでの流行りっぽいところがありますけ
ど、今作に限ってみれば作風に合ってなかったかなあと。シナリオのバ
ランスを壊していたかなあと。園芸部に所属するという設定からの、主人公の花に関する知識とか、花
言葉や栽培方法に関することなどは、他の作品ではお目にかかれないの
で、新鮮な気持ちで読めましたです。面白かったところですね。それよりも、敷衍すべきはシチュエーションとテキストで、うん、魅力
のあるキャラたちが生き生きと動き回っているなあと思いました。まあ、
主人公を含む男性キャラには魅力を感じなかったのですが、その他の女
性キャラたちが良かったのですよ。正直な話、作品そのものは小作の良作です。そういう意味では値段分の
価値があったのか微妙なのですが、腰を据えて構えない、ブレイクタイ
ムの一作には丁度良い感じなのではないでしょうか。【 ほいみん 】―――――――――――――――――――――――――
『クレヨンしんちゃん』をこよなく愛するシニカリズムの権威。
あらゆる方向からブラックジョークを連発する。が、それに気付
いて貰えないこともしばしば。苦悩する日々が続いている――。E-mail: webmaster@hoimin.com
――――――――――――――――――――――――――――――――
2002年 6月16日 稿
2007年05月09日 / 『Floralia~フローラリア~』の感想
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