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2007年06月07日 / お笑いブームの終焉

 お笑いブームの到来と呼ばれてから、数年が経ちました。

 ブームというと、短期的な感じがして、長く続いたとしても1年くらいのイメージがありますが、今回のお笑いブームは随分と長く続いています。それはなぜでしょうか?

 少しだけ俯瞰して見てみますと、今回のお笑いブームに関しては、様々な延命措置が取られているのがわかります。各プロダクションもかつてのお笑いブームを経験して、長持ちの方法を模索していたのでしょう。学習の成果がいかんなく発揮されている感じです。

 我々一般視聴者は、お笑いにせよ、なめねこにせよ、エリマキトカゲにせよ、旬の物を好むだけという話ですが、各プロダクションからしてみれば死活問題なわけで、お笑いブームが去ってしまえばおまんまの食い上げになってしまいます。

 だので、延命措置を取るのは当たり前の話なわけです。でもって、今回はその戦略が非常に上手だというお話。

 ◎なぜ今のお笑いブームは長く続いているのか?

 かつてのお笑いブームは漫才ブームの時にせよ、ボキャブラブームの時にせよ、芸人がある程度固定されていました。漫才ブームの時は、B&B、ザ・ぼんち、ツービート、紳助竜介、ボキャブラブームの時は爆笑問題、ネプチューン、くりぃむしちゅーなど。

 しかし、今のお笑いブームは視聴者に飽きさせない為に、「旬の芸人」が半年スパンで出てくるようになっています。『次長課長』『ダンディ坂野』『タカアンドトシ』『ヒロシ』『レイザーラモンHG』『ざ・たっち』『ハリセンボン』などなど。

 芸人の波状攻撃とでも言いましょうか。飽きられない内に、次々と新しい芸人をテレビに登場させるというわけです。そのために、脈がありそうな芸人を無理矢理ブレイクさせ、スケジュールを満タンにします。

 故に壊れてしまう芸人もたまにいますが、レギュラー番組を何本か獲得し、生き残る人もいます。

 彼等にはインパクトのある「一発芸」があるのが特徴です。新しい物好きな視聴者を楽しませます。

 また、吉本興業はテレビ東京の平日18時30分から19時までの『スキバラ』など、テレビ番組の枠をいくつか確保しています。

 枠さえ確保してあれば、いくらでも芸人を投入することができますので(呼ばれなくなる可能性がない)、いつでも芸人を視聴者に見せることが可能となります。テレビに映ってさえいれば、忘れられることはありませんから、ブームは続いているとなるわけです。
 ◎年末の『M-1グランプリ』

 様々な戦略が成されている現在のお笑いブームですが、そのバランス調整の役割を果たしているのが『M-1グランプリ』の開催でしょう。

 上記のようなお笑い戦略でも充分にサイクルしている印象はありますが、『M-1グランプリ』の開催はそれを鉄板にしている感じです。

 始まった当初は微妙な所もありましたが、今では年末の風物詩として定着し、その結果が注目されています。

 関東ではそうでもないですが、関西の方では予選から『なるトモ』などで結果を放送し、大会を盛り上げています。

 「この大会は凄い大会だ」「だから、この大会で結果を出したら面白い」

 というわけで、これに優勝した芸人も無理矢理ブレイクさせられます。旬の芸人としてスケジュールが満タンになります。これで壊れるか、起動に乗るかは、その芸人次第。

 ◎まとめ

 さて。
 というわけで、今の芸人ブームには吉本興業の暗躍が見え隠れしているのがわかるかと思います。

 各テレビ局、プロダクション、制作局、人物などなど、様々なところにパイプを持ち、巨大な影響力を持っている吉本興業。その吉本が全力でお笑いブームを支えているから、ここまで長く続いているというわけです。

 ただ……。
 今の旬の芸人がムーディ勝山(26)辺り、吉本ストックも限界に来ている感じはありますね。凄まじい勢いで売り出していますが果たして……?

 ちなみに。僕は彼を見て、『バックトゥーザフューチャー』の「未来ではポケットの生地を出して歩くのが流行っている」というシーンを思い出しました。

 今後の色々に注目です。

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