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2007年07月07日 / 『キャプテン☆ドみの』打ち切り

 TBS系で土曜日の20時から放送されている『キャプテン☆ドみの』の打ち切りが正式決定しました

 同番組は4月の番組改編の目玉として、多額の制作費と高視聴率男のみのもんたさんを投入して作られましたが、数字の方が震わず。このまま続けても見込みがないと判断されたのか、放送9回目にして大鉈が振るわれました(全13回で終了)。

 それでは、今までの視聴率を見てみましょう。

01 04/28 *6.2% 2時間SP
02 05/05 *5.8%
03 05/12 *8.1%
04 05/19 *5.7%
05 05/26 *5.7%
06 06/02 *6.2%
07 06/09 *5.8%
08 06/16 *6.9%
09 06/23 *5.4%  (『ドみの』スレより)

 ゴールデンタイムに平均視聴率が6%台では話になりません。番組内容も変えられるところは変えていったみたいですが、どうにもならなかったようです。久米宏さんの『A(全10回)』を思い出す見事な打ち切りっぷりとなりました。

 まぁ、みのもんたさんと言えば、久米宏さんを異常にライバル視していることで有名ですので、『A』に勝てたと考えれば少しは溜飲が下がるのではないかなぁと思います。

 さて。
 どうしてこの番組はダメだったのでしょうか?

 ◎近未来を意識した世界観で繰り広げられるゲームバラエティー(『ネプリーグ』『フレンドパーク2』みたいな)
 ◎総工費1億円をかけて作られたセット(『風雲たけし城』みたいな)
 ◎司会は高視聴率男みのもんた

 こうやって書くと、そんなには悪い内容じゃない気はします。実験的で冒険的な番組でもなく、普通に数字を取りに行っている内容。制作者のプライドとかは微塵も感じませんが、多番組分析の結果による構成といって良いでしょう。『IQサプリ』みたいな番組になれば、と考えていた筈。

 しかし、実際に番組を観ていると、これらの要素がまるで噛み合ってない(笑) 見ていて楽しいゲームと、実際にプレイしないと面白くないゲームはまるで違います。この番組の場合、残念ながら後者になっています。見ていてもまるで面白くない。『フレンドパーク2』や『ネプリーグ』がなぜ支持されているのかわかっていません。まぁ、『フレンドパーク2』は昔から「なぜ視聴率が取れるのかわからない番組」と言われてましたけど。

 また折角、みのもんたさんを起用しているのにも関わらず、『A』の久米宏ばりに存在意義がありません。みの氏の持ち味と言えば、マダムを取り込む説得力のある語り口調と、ボードを使ったフリップめくり芸。これらの持ち味をまるで活かせておらず。正直、数字を取る為だけにみのさんを使ったなという感じでした。

 何せ裏番組が『めちゃイケ』『世界一受けたい授業』『オーラの泉』ですから、そんな即席な手段ではダメというわけです。これだったら『全員集合』や『カトちゃんケンちゃんごきげんテレビ』の再放送をした方が数字取れていたと思います。

 まぁ、こういった枠を蘇生させるのは並大抵の技ではできないことですから、これから先も何番組もが打ち切られ、その度にプロデューサーが責任を負う……ということが続くのでしょう。『全員集合』を『ひょうきん族』が倒し、それを『カトちゃんケンちゃんごきげんテレビ』が倒し、それを『ウッチャンナンチャンのやるならやらねば』『マジカル頭脳パワー!!』が倒し……と。そうやって、今のテレビ文化が形成されていったわけですから。

 我々は傍観者ですので、これから先も、そういった波の変化を浜辺から眺めていたいと思います。津波が発生して呑み込まれない程度に。

◎最後に

 ただ単に低視聴率であるなら、もうちょい改編をしつつ様子を見るなどの方法がありましたが、TBSはそれよりも「みのブランド」に傷がつくことを恐れたのかも知れません。何せTBSは『朝ズバッ!』を始め、みのもんたに数多く依存しています。筑紫哲也の変わりに夜のニュースをやるという話もあります。

 『キャプテン☆ドみの』だけではなく、他の番組まで影響が出てしまったら、ということなのかも知れません。

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