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2007年08月16日 / 40.9度ッ!!

 なんかえらく暑くありませんでした?

 外に出た瞬間、もの凄い熱風でなんというか、溶けるんじゃないかと錯覚するくらい。軽い目眩を覚えて真っ直ぐに歩けない。日差しが強くて視界が狭まる。刹那、身体中から汗が噴き出して水分不足の状態になる。大きく息を吸い込むと、胃の中が焼けてしまいそうな感じになる。

 暑い。暑すぎる。どうしてこんなに暑いのだろう。夏だから暑いのはわかるのだけど、それにしてもこれは常軌を逸している。地球が本気で自己防衛機能を働かせつつあるんじゃないか、そう思うくらいだ。

 ふと見ると、周りを歩いている人々が僕に向かって奇異の視線を送っていた。ありえない、という表情で僕を見つめ、いや睨むといった方が正しいだろう、そして去っていく。

 おいおいおいおい。暑さで気が立っているのかも知れないけど、そんな人外みたいな目線を向けなくてもいいじゃないか。暑いのはみんな一緒なんだ。暑いというと余計に暑いかも知れないけど、とにもかくにもみんな辛いことは確かなんだ。

 ◎館林40.2度、史上7位タイ=43地点で過去最高-列島猛暑続く・気象庁
 ◎多治見と熊谷で40.9度、国内最高気温を74年ぶり更新

 っていうか、40度超えかよ。これはね。ぶっちゃけ、ビックリ。暑い暑いとは思っていたけど、ちょっと尋常ではないなとは思っていたけど、40度オーバーになっていたとは思わなんだ。記憶にない暑さ。いやはやビックリ。そりゃあ熊谷市にテレビ取材が多く訪れるわけですよ。熊谷市は暑さを名物にしているけど、そのお陰か暑さの都市として有名になりつつあるけど、実際にそこへ遊びに行こうか――という視点が考えると微妙。というのはどうでもいい。

 さて。
 まあね。みんな僕のことを奇異の目で見ていたのも無理はない。なぜなら、そのとき僕は長袖を着用していたからだ。勿論、周りを見回しても長袖着用なんて僕だけだ。奇人変人扱いされるのも仕方ない。

 いやな。出先から外に出てそのままの格好だったわけですよ。なんというか……その、服を着替えるのって結構面倒じゃないですか。だから、そのままの格好で結構アチコチを移動しちゃうわけです。だから、暑苦しい格好でうろつくわけです。

 けど、街の人なんてそんな事情当然の如く知りませんから、「アイツの脳みそは溶けている」という視線を送ってくるわけです。まぁ、その分析はある意味当たっているんだけどな。

 ここで服を脱ぎ捨てて軽装になるのは簡単なんです。上の文章と早速矛盾しているけど、細かいことは気にしない。暑いから細かいことは気にしない。パッと一枚脱げばそれでOKなんです。

 だが、僕はテキストサイト管理人ッ!

 常にエンターティナーでなくてはならない。何かしらのネタを考えて、それをテクストにまとめあげなければならないッ。イタイと冷たい視線を送られつつも、それを交わして、何かしらの糧を得て頑張らなければならないんだッ。暑さで線路は歪んだけど、僕の心は歪まないッ!

 だから僕は長袖のまま涼しい顔でやりすごした。僕はこんな暑さ全然平気なんだぜ? むしろ寒いくらいなんだ。だから長袖着用なんだと。そういうアピールをしつつ、僕は闊歩した。そう、何事もクールに。

 が、そんな僕の心の叫びを理解してくれる人あろうわけもなく。アピールしなければ、理解させることなどできるわけがなく。僕は人に自分をアピールする能力が欠落していた。感じて欲しい、なんて要求は自己満足でしかない。そのことに気付けなかったのである。

 結局のところ、奇異の目線を向けられたまま、僕はその場をやりすごしたのだった。

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