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2007年12月14日 / 今年のM-1グランプリの楽しみ方を考える

 いつの間にかクリスマスのビッグイベントになっていたM-1グランプリですが、今年は例年とはちょっとだけ様相が違います。

 というわけで、決勝に出場する8組を見てみましょう。

笑い飯(吉本興業 大阪)
POISON GIRL BAND(吉本興業 東京)
ザブングル(ワタナベエンターテインメント)
千鳥(吉本興業 大阪)
トータルテンボス(吉本興業 東京)
キングコング(吉本興業 東京)
ハリセンボン(吉本興業 東京)
ダイアン(吉本興業 大阪)

 昨年の視聴率が関東で18%、関西で31%を示したように、主な出場者は関西で活躍している芸人です。勿論、関東よりも関西の方がお笑い好きだから数字が獲れているという部分もありますが、一番大きいのは知名度の地域的隔たりでしょう。それだけに関東の18%というのは、かなりインフレした数字だと思います。(関東では)無名の芸人集めて漫才をやらせて18%というのはちょっと有り得ないです。大袈裟ですが、WBCやWCみたいな国民的お祭り補正がかかってる気がします。18%というのはそういう数字。

 それはさておき本題ですが、今年は出場者の中に『キングコング』がいます。『キングコング』と言えば、今やバラエティNo1の視聴率を誇る『はねるのとびら』の筆頭コンビ。関東の人達からすれば、無名の芸人が並んでいる中で『キングコング』だけ異常に知名度が高い。まぁ、『ハリセンボン』もいるのですけど、それはそれで。

 例年、誰が誰だかわからない人達の中からチャンピオンが誕生し、翌年大活躍するのを見守るというのがM-1の楽しみ方だったような気がしますが、今年はそれが出来ません。どうしても『キングコング』に注目がいってしまいます。勝っても負けても目立ちそうなのが『キングコング』。これでは2006年以前のように楽しむことができません。

 2004年の『アンタッチャブル』辺りから、優勝すれば「芸能界で一生喰っていける券」も獲得できるような感じがしてきていますが、もしそれが『キングコング』の手に渡ったとしたら……意味ねえ。

 なにせ、2006年の『チュートリアル』のブレイクの仕方が半端ではありませんでしたからね。今年ブレイクしたのにも関わらず、もっと前から売れていたかのような存在感。本当の意味で今年売れたのは『柳原可奈子』でも『小島よしお』でも『ムーディ勝山』でもなく、『チュートリアル』なんですけど、とても自然体なので目に付きにくい=生き残りやすい。

 この「本当の意味でブレイクできる券」が誰に渡るのか。それとも、今年は優勝したとしてもそんなにブレイクできないのか。でも『ブラックマヨネーズ』でさえあれだけ売れているところを見ると、例え『ダイアン』が優勝したとしても一気に全国区になれそうな気がする、みたいな。そういうワクワク感があるというか。

 だからまあ、ぶっちゃけ『キングコング』以外に優勝して欲しいと思うわけです。テレビ芸人としてなら、『キングコング』が優勝で仕方ないと思いますが、これは漫才のグランプリ。漫才であるなら、他の芸人が台頭することもあり得るでしょう。というより、ブレイクする為の登竜門的なグランプリを、既に売れている芸人がかっさらっていっていいのか? いや良くない(反語)。

 ただ『キングコング』の視点で見ると、優勝以外有り得ないんですけどね(笑) 他のコンビと比べて、いくらなんでも獲得している経験値の数が違いすぎる。それは本人達が一番わかっていることでしょう。出場すること自体が荒らしにも近いわけで、出るからには優勝必須だと思っている筈。第一、出る必要がないのにも関わらず出ているわけですから、これは相当本気なわけですよ。

 というわけで、今回のM-1の楽しみ方というのは本気の『キングコング』がどれほどのものなのか見てみると言う点と、審査の空気を作る今田耕司の司会っぷり(今田が「得点をどうぞ」と言う前に「面白かったですねぇ」と言うと全体の評価が上がる)でしょうか。『今田ハウジング』で『はねとび』に負けている今田耕司が『キングコング』の漫才にどんなコメントを残すのか!

 そんなこんなで、ネットアイドルほいみんは『M-1グランプリ』を応援しています。

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