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2008年02月03日 / JRAプラス10の効果

 1月10日のエントリで『JRAプラス10が始まりました』ということを書きました。

 JRAは売り上げアップの為、これまでに様々なイベントやら企画やらを打ち出してきましたが、控除率の操作をしてきたのは今回が初なわけで、その後が無い感が伺えます。何せギャンブルにとって控除率は聖域にも等しいわけで、政府に例えるなら減税みたいなもの。会社における値下げとは訳が違います。兆単位を売り上げるJRAですから、数%単位の控除率引き下げでも億単位で変わってくるわけで、まぁはっきり言って失敗はできないわけです。仮にこれやって何の効果もなかったとしたら、単純に利益のみが食われてしまうわけですから、どうにもこうにもI can notというわけです。

 ですがまぁ、控除率を引き下げて効果がないわけがありません。100円元返しの可能性が非常に低くなるわけですから、菊花賞のディープインパクトの複勝でさえ110円の払い戻しになるシステムになったわけですから、大口客が動かないわけがありません。案の定、堅そうなレースにおいて複勝は売れに売れ、単勝の2~3倍くらいの投票数になることもしばしば。

 しかしながら、システムが変化すれば購入者の気持ちも変化するわけで、100円元返しになる危険性が低いなら買おうか、という購入層が頑張りすぎてしまいました。今年になっても100円元返しは健在で、発生回数は1月まででなんと5回。元返しの可能性が非常に低くなる……といっていたのにも関わらず、この様ですよ。昨年の同時期が10回でしたから、いかに貼りまくっている客がいるかが伺えます。っていうか、このシステムに乗って貼りまくる大口客がこんなにもいようとは誰も思わなかったんでしょうね。

【複勝100円戻し】
01/05 京都01R 3歳未勝利ダ1800 コロナグラフ(1着) 武豊 609528/789231(77.23%)
01/19 京都01R 3歳未勝利ダ1800 タガノクリスエス(1着) 安藤勝己 385743/496591(77.68%)
01/20 京都03R 3歳未勝利ダ1400 メイショウアサガオ(1着) 武豊 308757/431671(71.53%)
01/27 小倉01R 3歳未勝利ダ1700 ディープリンク(1着) 中舘英二 
01/27 京都01R 3歳未勝利ダ1200 アンジェロバンダム(1着) 武豊 

 なにせ払い戻し110円ですよ。10000円貼っても11000円の払い戻し。飛べばそれでお終い。9連勝しても、10戦目で外せばもうマイナスなわけですから、いかに危ない橋を渡っているのか。飛んだ場合、2番人気の複勝でさえ290円とか付いていますので、お金持ちの人はどういう気持ちなんでしょうかね。

 競馬というのはある程度やると、いかに人気馬でも飛ぶ可能性があることがわかると思うんです。ガッチガチの1番人気でも飛ぶ時は飛ぶ。それは1着に限らず、3着に来ない時だって結構ある。堅くても常に外れる可能性を考えていなければならないわけです。

 また、大口の客っていうのはある程度は競馬を知っている人だと思うんですね。最初から大金を貼る人なんて殆どいませんから、大口の客=初心者以上ということになる。それがプラス10でも元返しになるくらい貼りまくるというのは……どういう心理状態なんでしょうね。正直、飛んでも良いと思って貼っているとしか思えない。

 と、ここまで考えて思ったのですけど、本当に飛んでも良いと考えているのかも知れませんね(笑) 100万200万といった金額が、我々にとっての1000円2000円くらいの感覚でしかない人が存在するということなのかも知れません。

 結局のところ、プラス10が適用されそうなレースで1番人気が4着以下に沈みそうな時にそれ以外の複勝を買う、というのが正しい買い方のようです。

 虚しい。

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