バーモントカレーというカレーがある。

僕はこのカレーが大好きであり、カレーと言えばこのバーモントカレーのことをすぐに思い浮かべるくらいである。僕の他にもそういう人は多いのではないだろうか。バーモントカレーとは単なるカレーにあらず。国民食といっても過言ではなく、それはもはやソウルフードの領域まで達している。
しかしながら、世の中には「バーモントカレーはカレーではない」という不埒な輩も少なからず存在する。「あれはカレーではない」「別の食べ物」「甘すぎる」「ゴールデンカレーの方がうまい」「こくまろカレーの方がうまい」とかナントカ。
もうね。愚かすぎる。バーモントカレーが本流で、他が亜流なんだよ。あの味がベースになっていて、それとは違う味の○○カレーみたいな感じで分類されるんだよ。
それはなぜなら、バーモントカレーを広めたのがあの有名なGHQのダグラス・マッカーサー元帥だからだよ! 元帥ですよ? 大佐とか、中将とか、そういうクラスよりも上の元帥ですよ? その元帥が広めたのだから、それはもう絶対的なのである!
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マッカーサーはGQHの最高司令官として来日した後、戦後復興の為に尽力したが、その中に小麦の無償輸入というのがあったことをご存じだろうか? 食料が不足していた当時、米国で余っていた小麦を日本に無償提供したのである。その小麦は給食でパンとなり、子供達に振る舞われた。その結果、当時日本では馴染みの浅かったパンのシェアが爆発的に拡大し、第二の主食として存在するようになった。
それは子供の頃に食べたものにより、それ以降の味覚が形成されるからだ。子供の頃にパンを沢山食べたことによって、大人になってもパンを欲するようになったわけである。
それと同じことをハウス食品はしたのだ。当時のカレーは辛く、大人の食べ物だった。そのカレーを子供向けにアレンジし、はちみつとリンゴでまろやかに仕上げた。子供向け、子供向けの宣伝文句。大人の食べ物というイメージのカレーをあえて、子供向けにシフトさせたのである。ヒデキカンゲキ!
その結果、バーモントカレーは学校給食で幅広く採用されるようになり、それを食べた子供達の舌が形成されていった。だから、バーモントカレーがスタンダードになったのである。子供のカレーがデフォルトとなり、食べ物そのもののイメージが一新され、インド発祥の大人の食べ物から日本食へとシフトしていったのである。
故に言える! バーモントカレーを広めたのは、GHQのダグラス・マッカーサー元帥だったんだよ!
「全然、GHQとバーモント関係ないじゃん」
「うるさい」
※ この話は事実を元にしたフィクションです。