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2008年04月01日 / 『元祖!大食い王決定戦』の感想

 ◎一昨日、テレビ東京で『元祖!大食い王決定戦』が放送されました。少し前までは2週に渡り前編、後編をオンエア、後編を放送する週には前編の再放送を午前中にしていましたが、ここ1~2年はお昼に前編、ゴールデンタイムに後編をオンエアする(計5時間)という編成になっており、なんだか大食い祭りみたいな感じになっています。

 正月特番でもないのに1日に5時間も放送してしまうのは、高視聴率が確保できる故の厚遇措置。鉄板のコンテンツなわけですから、枠が広がってゆくのも当然の話なのかも知れません。かく言う今回も16.6%となかなかの数字を残しました(前回の19.7%は異常)。

 テレビの場合、高視聴率でも低視聴率でも視聴者にとってはあまり意味のないことが殆どですが、この番組の場合、回を重ねる毎に番組の作りが豪華になって視聴者に還元されるという特徴があります。かつてはB級グルメツアーと称して1日でロケを敢行したこともありましたが、今や予選だけで6大会、それに加えて最終代表決定戦、さらにはデモンストレーションVTRで大食い収録。本戦では1回戦につき、脱落者がたったの1名。準々決勝以上は休み付きで海外ロケ。優勝賞金100万円。

 テレビ東京と言えば低予算というイメージがありますが、この番組の場合は例外のようで、まるでバブル。見ているこちら側が「予算は青天井なのだろうか?」と感じてしまいます。

 とまぁ、そんなことはどうでもいいですね。早速感想の方を。

 ◎えーと。一言で言えば、ギャル曽根のチョンボさえなければ……という感じでしょうか。

 や、負けるのは構わないと思うのですよ。あのまま決勝をやっていたとしても、優勝したのは菅原さんだったと思います。しかし、あの準決勝での負けは確実にチョンボ。油断とか、満身とか、天狗とか、凡ミスとか、そういうのを一言で現してチョンボ。他の挑戦者にとっても、本人にとっても、視聴者にとっても、スタッフにとっても、後味が悪いったらない。

 だって今時、3時間特番を最初から最後まで飽きさせずに見せられるなんて、この番組くらいだと思うのですよ。普通は何処かでだれてしまうものです。大食いなんて、基本的には食っているだけなのですから尚更飽きてしまいそうなものなのですが、この番組の場合は巧みな演出、構成、カメラワーク、中村有志さんの絶妙な司会で魅せてしまう(ナレーションだけはクズ)。スタッフは大食いを知り尽くしています。が、今回はどうしようもない。もう最後の30分は見る気になれなかったです。編集した人も準決勝以降で、どうやってチャンネルロックさせようかと必死だったと思います。お陰様で、決勝戦が前代未聞のダイジェスト編集。いつものクライマックスBGMがあれだけ虚しく響いたのは初めてです。

 勿論、ギャル曽根は一般人ではなく、タレントですので、最後の最後でガガガっと口に詰め込んで逆転するなんていう野獣食いはできません。綺麗に笑顔で食べ続けなければなりません。なぜなら、それこそが視聴率の源であり、ギャル曽根のタレント性でもあるからです。しかし、それでも他の追い込みを封殺するくらいのセーフティーリードを保つことは充分に可能だったと思います。だから、そこが残念でならないわけです。

 あ、唯一、この番組がギャル曽根よりであるとか、そういうのを払拭するガチさが見えた点は良かったと思います。まぁ、その代償はあまりにも大きかったですが。

 ◎それ以外は全体的なレベルの高さについてですかね。もうねレベル高すぎです。5キロ食べて予選落ちとかどういうことなのでしょうか。正月の新人戦でラーメン15杯食べたバレリーナ古川こと古川淳美さんが、本戦では下の方というのは予想できませんでしたよ…!

 ◎しっかし、一番驚いたのは昨年2回戦で落ちた菅原初代さんを、昨年の時点でギャル曽根最大のライバルとフューチャーしていた点でしょうか。なんというか、ここのスタッフの選手を見極める目というのは本物ですね。1年で凄まじい成長を遂げてました。

 というわけで、感想終わり。

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