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2008年04月17日 / 『操り孕ませドリームノート Dream Note』の感想

◎はじめに

 2007年の違った意味での話題作になるのかと思いきや、一部の人達ですら何とも思わず、結局のところ、そのまま埋もれていってしまったという一作。や、海千山千のエロゲ群の中で埋もれてしまうことは当たり前なわけですが、なぜにこの作品に注目が集まるのか注目したのかと言うと、デスノートのエロゲ版だからなんですね。『THE GOD OF DEATH』の時とか、結構話題になった気がしますし、この作品に関しても「デスノートエロゲだぜー、はははーっ」みたいな感じになるのではないかと期待していたのですが。
 しかしながら、実際のところは完全に埋もれてしまったわけで、時代の変遷みたいなものを感じましたよ。恐らく2001年くらいの作品だったら、それなりに注目されていた気がします。ああ、単に俺の思考回路がオッサンなだけなのかも知れません。
 兎にも角にも、今の消費社会は生産者の人々にとってはとても厳しいものがありますな。

◎キャラクター

 割と優秀な大学生が主人公(夜神月)。あとは家庭教師としての教え子であるヒロインと、その妹、その母という構成。他は通りすがりのモブキャラが多数出てきます。主人公は鬼畜エロゲ主人公の典型みたいな奴で、「ククク」というセリフが似合うタイプのキャラです。
 ヒロインはその鬼畜エロゲ主人公の毒牙にかかってしまう、典型的な清楚タイプのキャラ。北都南ボイスが合いまくりです。
 ヒロインの妹は最初は主人公に嫌悪感を抱いているも、徐々に主人公の奸計により陥落し従順するようになるという落差タイプ(ツンデレではない)。
 ヒロインの母はおっとり無害タイプ。鳥籠の中で育てられたかのような感じでもあり、ああこの母だからこの娘なのか、みたいな感じです。
 なんというか、まるで鬼畜エロゲ主人公の毒牙にかかる為に存在しているかのような一家だと思います(笑)

◎シナリオ

画像 『デスノート』という流行り物に乗った作品なわけですが、これがまたエロゲで使うと意外なくらいにマッチしていてビックリ。エロゲってのはファンタジーだったんだなぁと感心することしかりで、単なるパクリ以上の内容にはなってます。
 というのを全てを「名前を書くと思いのままに陵辱できるノート」の所為にできるからなんですよ。これは思っていた以上に便利なシステム。
 通常、エロゲをやっていて萎えるのが「展開のありえなさ」だと思うのですが、この作品の場合はノートのファンタジーさえ認めてしまえば、すべてを「ノートの所為」で納得することができるわけなんです。
 だから弱みを握ってそこにつけ込むだとか、路地で追い詰めるだとか、クスリを使うだといった手順を全て省くことができる。これは画期的でした。
 ただ、ノートの唯一の縛りである「本名を知らないとダメ」という縛りを有効に使えていなかったのは残念かも知れません。なぜに本名を知らないとダメなのかと言えば、それは本家デスノートがそうだから、なのですが、本作においてはそれがとても不自然で(笑) 名前を知る手順もあっさりしていますし、この違和感を解消できていれば、もっと良くなったかと思います。

◎システム

 ノートに名前を書いて、どんなことをさせるのかを書くと、その通りに実行されるというドリームノートシステムです。名前を知らない相手でもすぐに判明します。

◎エロ

 これが結構エロいです。BISHOPの『学園』みたいな感じのネットリ系なエロさですね。種類も豊富で予算一杯一杯で頑張ったという感じ。シナリオとか、設定背景とか、そういうのは割とあっさりで制作予算のほとんどをここに回している印象で頑張ってます。確かにノート記入画面で種類が少なかったらショボイ印象は拭えませんし、これは正解ですね。強引なシチュエーションもノート設定のお陰で違和感なく(あるけど)、見ることができますし、ドリームノートの良さを最大限に生かしたものになっているかと。

◎音楽

 鳴っていたなぁという感じ。

◎総評

画像 難しいとは思いますが、第二弾を作って欲しいですね。なんというか、もっと幅を広げられそうな印象がありました。これはこれで完成されているとは思うのですが、なんというか伸びしろがあるとでも言いましょうか。
 メイン3人の初体験シーンとか非常にあっさりしていましたし、モブキャラの名前を知るイベントももうちょい凝ったことしても良かったのかなと思います。まぁ、この辺りは予算的なものような気がするので難しいところではあるのですが。ここに凝るのなら、エロシーンを増やしてもいい気はしますし。
 というわけで、意外に良作というのが本作の評価でした。終わり。

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