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2008年08月20日 / 『うみねこのなく頃に』(EP3)の感想

◎はじめに

パッケージ画像 有名同人ゲームの第3話(EP3)です。作品背景など、詳しいことはEP2の時に書いたのでこちらをご覧ください。
 なお、ややネタバレ気味の感想となっていますのでご注意ください。

◎キャラクター

 物語の性質上、それほど新キャラクターは出せそうにないので、既存のキャラを次々と掘り下げていくことで物語を構築してゆくのかな……? と思っていたのですが、結構新キャラが多かったのに驚きました。この調子であれば、回を重ねる毎にもっと新キャラが出てきそうですね。でも、それで収集つくのかな?(笑) もう新キャラを出す余地とかあまりない筈なのですが、それの斜め上を行くのが竜氏ですからねぇ。どうなんでしょう、読めません。

 まぁ、新キャラ登場で尺が削られている分、既存キャラの出番が少なくなっているわけですが、その辺りは物語の解答編に絡んでくるような内容なので明かせないのかも知れませんね。その為の煙幕として新キャラが次々と出ているのかな~と。

 だので、親キャラがあまり活躍してくれなかったのが残念なところでしたよ(子供キャラはもっとアレでしたが)。や、EP2の楼座は偉大でしたね~(笑) ああいう感じは竜氏独特のものなので、今回も期待したかったところではあります。

 あとは個人的に郷田好きなので、彼が全然活躍しなかったのも残念(笑)。

◎シナリオ

 今回は太陽と北風作戦に完敗です。もうね、これは脱帽としか良いようがありませんよ。プレイヤーが竜氏に期待しているであろう事柄の多くを完遂させているというか。
 大体ですね。『ひぐらし』から『うみねこ』に至るまでで多くのユーザーには物語に対する耐性が備わっていると思うんです。だから、そう簡単には驚かないし、そう簡単には騙されない。ホラー要素があったとしても、恐怖に対する抵抗が出来ているから驚かない。意外な展開が待っているのだろう、と身構えているから驚かない。

 勿論、謎は解けないんですけども、謎を説くための方向性というのはブれないんです。故に些細なミスリードに引っかかることはあっても、見え見えのブラフには引っかからない。それが今回、コロっと騙されてしまったわけで。いやはや、だから脱帽でした。まさかまさか。

 ぶっちゃけると、終盤までは結構退屈していたんですよ。あれ、今回やっちゃったかなーと。それがそれが。まさかまさか。はは。参りました。

 あとはあれですね。てんこ盛りにアイデアを詰め込むなぁという感心ですね。物語の性質上、敢えて放置している謎はあれど、ネタ的な出し惜しみを一切感じないというのが素晴らしいです。毎回そうなんですけど、まるで今回のEPで完結してしまうかの如くネタが盛り込まれているんですよね。アイデアっていうのは雑巾絞るみたいな感じで、ギチギチに絞った方が次の水を含ませやすいってことなんでしょうかねえ。兎に角、そんな感じでアイデアてんこ盛りなものですから、読んでいる側としては実に楽しかったです。次回どうするのだろう? と心配してしまうくらいに。

◎システム

 EP2の時に同じ。特になし。

◎絵

 新キャラの立ち絵、既存キャラの差分パターン、別パターンの絵など。仕事量多すぎです。色々と大丈夫なのでしょうか。

◎音楽

 かなり曲数が増えました。ただ印象に残る曲はあまりない感じです。どれも素晴らしいとは思うのですが、これというのはないかも知れません。

◎総評

 これは同人でないと無理、みたいな(褒め言葉)。亜流が出てこない存在感。この体制だからこそ作れる内容。サークルの規模としてはもうとっくに同人の域を超えてるんですけど、この内容を見せられてしまうと、もう暫くはこのままの体制でもいいのではないかと思わせてしまう、そんなアグレッシヴな作品でした。

 ただ、この密度でEP4、EP5とどうやって繋げていくのだろう? みたいな心配はあるかも知れません。キャラの回想シーンが増えだしたらどうしよう?

 しっかしあれですわ。07th Expassionを取り巻く環境というのは、ドンドンと大きくなっているのにも関わらず、作品の内容に日和を感じないのが素晴らしいです。外圧とかないのかしら?

 兎にも角にも、次回も期待ですね。このまま突っ走って欲しいです。

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