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2009年01月02日 / 『うみねこのなく頃に』(EP4)の感想

◎はじめに

パッケージ画像 有名同人ゲームの第4話(EP4)です。作品背景など、詳しいことはEP2の時に書いたのでこちらをご覧ください。
 なお、ややネタバレ気味の感想となっていますのでご注意ください。(←ここまでEP3感想の使い廻し(笑))

◎キャラクター

 今回も新キャラが多く出てきたので吃驚しました。なんというか、密室物で限られたキャラクターの中で活劇が起こる……という先入観を見事に利用している感じですね。予想の斜め上のさらに斜め上を行ってます。まぁ、キャラが出てくる出てくる。そのお陰で空気になっている者も大分いましたが、これは仕方のないところなのかも知れません。ってゆーか、これだけキャラ出して収集できるのでしょうか、と疑問に思うくらいに。

 まぁ、キャラに関しては相変わらず竜氏節全開で楽しかったです。特に楼座。ボイスがないのにも関わらず、絶叫が頭の中に木霊するくらい凄かったです。全開バリバリにノリノリに描いたんだろうなぁ、と。エネルギーが凄すぎます。ああ言うテイストというのはどういう境地に至れば描写することが出来るんでしょうかねえ。なんというか、世界観が常人のそれとは全く違う感じがして素晴らしかったです。まるで実体験を元に描いているのではないか? と想像してしまうくらいに。

◎シナリオ

 これまでのエピソードの中で最大のボリューム。結構、複雑な構造を分かりやすく描いており、これは書くのに骨が折れただろうな、と思いました。山場が何シーンかあり、そのどれもが、まるで最終回直前かのように盛り上がります。プレイヤーはまだまだ最終回は先だと知っていながら、そう認識させるのですからその筆力は凄まじいです。実際にはそうでないのにも関わらず、ある程度の伏線が回収され、収束に向かっている……と錯覚させる能力。これが本当に凄い。ただ、プレイ後の印象からすればEP3のが良かったんですけどね。今回のはちょっと人を選ぶ(笑) まぁ、あの爽快感溢れる終わり方に比べたら1枚落ちるのは仕方のないところではありますが。

 ぶっちゃけまあ、この時点で約半分しかストーリーが進んでないってのが信じられないですよ。連載って、大抵は間延びしてしまうものじゃないですか。まだ2人しか四天王倒していないから先は長い、みたいな。この作品にはそれがないから凄い。作中で言ってるのにも関わらず、感想として思ってしまうくらいに。

 しっかし、疑問なのですが、何処まで計算して作ってあるのでしょうかねえ。脳内宇宙の広大さが私とは比べものにならない程広いのでまるで想像が付きません。EP4の新キャラとか、EP1の時点で登場が決まっていたのでしょうか。だとしたら……実に恐ろしいです。伏線を伏線と気付かせない手腕。また、伏線そのものを貼らずとも整合性を付けてしまう能力。まさに魔法ですわ(笑)

◎システム

 EP3の時に同じ。特になし。あ、演出は結構格好良いです。時間ない筈のところに良く詰め込んでいるなぁと思います。

◎絵

 新キャラの立ち絵、既存キャラの差分パターン、別パターンの絵など。今回も仕事量多すぎです。色々と大丈夫なのでしょうか。あと相変わらず、竜氏は良い表情を描きますね。一発で印象に残る表情、とでも言えば良いでしょうか。ああいうセンスの持ち主は滅多にいないですよねえ。

◎音楽

 今回もかなり曲数が増えました。ただ印象に残る曲はあまりない感じです。どれも素晴らしいとは思うのですが、これぞというのはないかも知れません。もう100曲を超えました。EP FINALの頃には200曲を超えているのでしょうか…。

◎総評

 相変わらず、日和ってません。こちらの想像の上を行ってます。下手な想像は見事に打ち砕いてくれます。また、コンシューマや一般流通ではクレーム来まくりであろう内容がてんこ盛り。そんな内容でも同人ならばOKというのですから、便利な世の中になったものです。この内容だからこそ、この規模でも同人に留まっていることが許されるんでしょうねえ。

 戦人がベアトとのゲームにいつか勝つ、というのが『うみねこのなく頃に』のストーリーだと思ってましたが、どうやらそんな少年漫画的な方向にはならなさそうですし、緑寿の活躍も想像していたものとは違ったものになりましたし、アレアレコレコレもゴニョゴニョですし、全く先が読めないですね~。一体全体どうやって収集をつけるのか。興味津々です。

 や、実に爽快でした。半年に1度のペースでこれは凄いですよ。もう並大抵のスケジュール管理、根性、努力、精神力では成せない技だと思います。それくらいのクオリティでした。

 そんなこんなで、次回も期待しております。それでは。

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