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2009年06月28日 / 『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破』の感想

 言わずもがな、の奴です。例によってネタバレ全開なので、未見の方はご注意下さい。なお、映画の内容については詳細を思い出しながら書いたのではなく、ネット情報でストーリーを振り返りながら書いてます。てーか、私にそんな記憶力はありません(笑)

 さて。
 『破』は救済の物語だったのかな、という気がします。『EOE』ではアレなことになった方々ですが、今回シンジは自分の意思でレイを救いましたし、アスカは人の為に何かする心を得ました。その結果は悲惨でしたが、精神は救済されたように思います。だから精神崩壊もなさそう。
 レイはシンジに対しての好意を表面化することで、シンジ-ゲンドウの和解もあり得る感じになっていましたし、使徒に取り込まれずにも済みました。
 トウジがヱヴァに乗らずに済んだのは、シンジが初戦でうまくヱヴァを操った(=トウジ妹のケガが軽傷で済んだ?)から、リツコとの交渉(トウジ妹を良い病院に移す)そのものが無くなった為? 兎も角、妹も退院することができましたし、めでたしめでたしと。買い食いしたアイスが「外れ」になっていたのも憎い演出でした。
 そして、最後のカヲル君の「今度こそ君を救ってみせるよ」という謎のフレーズ。これはまさかのハッピーエンドを期待しても良いのかも知れません。ヱヴァのハッピーエンドなんて想像すらできませんが。

 では最初から振り返ってみます。

 1、仮説伍号機vs第三使徒

 いきなり新キャラの真希波・マリ・イラストリアス登場、いきなり仮説伍号機登場、いきなりバトルと、最高に掴ませる冒頭になってました。マリの性格が思ったよりも飄々としていたのが印象的でしたね。見た目からもうちょい利己的なのかと予想してましたが。あのメガネがいけないのかも知れません。いきなり続きで、TV版から分岐し、新展開になることを明確に印象付けられました。

 2、アスカ来日。

 アスカが来日し、さくっと使徒を撃破。前回の海バトルが今回は空バトルに。名前が惣流から式波になり、身分も軍人に(そういえばミサトも一佐に昇進してましたね)。ヱヴァのエースパイロット色が強くなっていた感じですかね。今回、アスカ関連のイベントがごっそりカットなのでここが見せ場でもありました。改名はメインヒロインの一人から単なるヒロインに格下げだからこそなのかも知れません。

 3、シンジ、アスカ、レイ、トウジ、ケンスケ、加持で海洋生態系保存研究機構へ行く。

 赤い海がセカンドインパクト以降の現象だと説明。ここでは生物が住めません。この場所ではその赤い水を青い海に戻す研究をしています。てーか、赤い海に関する説明が普通にあるとは思ってませんでした(笑) セカンドインパクトの凄みを増させる為の演出でしょうかね。
 加持とアスカの会話が一切ないのは……ヒロイン格下げの一環でしょうか。

 4、ゲンドウと冬月が南極ではなく、月に行く。

 月にいるカヲル君を見てもあまり驚かない二人がシュールでした。ヱヴァ六号機は別規格云々。色々と謎でしたね。

 5、サハクィエル戦。TV版の『奇跡の価値は』に該当。

 ここで漸くTV版に近いイベントが発生。ラミエル戦ばりのリメイクっぷりで、実に楽しかったです。劇場版は全体的に使徒の能力がパワーアップしてますね。原作では受け止めて撃破するだけでしたが、今回は受け止めるにしてもネルフ本部の全面的なバックアップ(床が迫り上がったりしてショートカットする)が必要かつ、受け止めた後も見応えのある展開がありました。
 ここでアスカの「一人では何も出来なかった」フラグが発動。プライドがズタズタになります。

 6、四号機消滅。アメリカから参号機が送りつけられる。また、シンジとマリが学校の屋上で出会う。TV版『四人目の適格者』関連。

 サハクィエル戦でプライドがズタズタになったアスカでしたが、劇場版のアスカは割と屈強なので前向きに行動します。レイの為に参号機実験パイロットに志願。そのお陰でレイはゲンドウ-シンジとの食事会が開催できることに。しかし、食事会当日、参号機は使徒に乗っ取られ、アスカは詳細不明になってしまいました。あとはTV版に近い展開。

 …や、ぶっちゃけ、よくこの展開にしたなーと思いましたよ。ただ、この展開にしないと今回はマリがいるからアスカの出番がなくなっちゃうんですよね。ファンの人とか大丈夫なのでしょうか。やはり名前は惣流と式波とでは違うんだ! という逃げ道を用意する為の変更か?

 7、初号機、ダミーシステムで参号機を撃破。

 ダミーシステムで参号機をぶっ壊している時の音楽がなぜか『今日の日はさようなら』。残酷なシーンを爽やかに見せる意図でしょうか。『EOE』でみんながECL化してゆくシーンを思い出しましたYO!

 8、アスカを見殺しにしたゲンドウにシンジぶちぎれる。『男の戦い』関連。

 弐号機vsゼルエル、ビーストモード弐号機vsゼルエル、零号機vsゼルエル、そして、初号機vsゼルエル。TV版でも最強だったゼルエルがさらにパワーアップして登場。マリの乗った弐号機だろうが、裏モードのビーストモードだろうが、零号機の特攻だろうがまるで歯が立ちません。弐号機は速攻で大破。そのパーツがシンジのいたシェルターに偶然直撃。マリがシンジの存在に気付き諭します。って、ご都合展開だなー。基本的に素晴らしかった『破』ですけど、このシーンだけ違和感ありまくりでしたYO!

 9、諭すが駄目。その後、ゼルエルに零号機(レイ含)捕食される。それを見て、レイを救う為にシンジ立ち上がる。

 約1秒の捕食シーンがインパクトありすぎでした。ビョーン、パクッ、みたいな感じで。いとも簡単に食われたのが。あれはちょっとトラウマになる出来ですよ。

 10、シンジ、初号機に乗る。ゼルエルと互角にやり合うもエネルギー切れ、その後暴走。ゼルエルを倒す。

 暴走後もシンジの意識があったのがTV版と違いましたね。シンジの意志で初号機動いている感じでしたし、なかなか熱い展開でした。

 11、初号機、ゼルエルのコアからレイを救い出す。その直後、月から六号機が飛来。ロンギヌスの槍で初号機をぶっさす。カヲル君「シンジ君、今度こそ君を救ってみせるよ」で続く。

 初号機の頭に天使のわっかみたいなものが出てきたり、覚醒したのでサードインパクトが起こる云々言われたり、この辺は完全にわけわかめでしたねえ。どの辺りまで説明がされるのか。

 12、予告。レイとシンジを取り込んだまま凍結されるヱヴァ初号機。廃棄される要塞都市。幽閉されるネルフ関係者。ドグマへと投下されるヱヴァ6号機。胎動するヱヴァ8号機とそのパイロット。ついに集う、運命を仕組まれた子供達。果たして、生きることを望む人々の物語は、どこへ続くのか。次回、ヱヴァゲリヲン新劇場版:Q ~Quickening~。さぁ~て、この次も、サービス、サービスゥ!

 『急』ではなく『Q』。「胎動」だの「急がせる」だの意味あり。なんていうか最後の最後まで楽しませる演出ですよね(笑) ここで多くの人が「えー? Qー?」と思ったことでしょう。勿論、私もその一人でした。


 ………………

 とまぁ、こんな感じでしょうかね。大変素晴らしい出来だったと思います。

 ただまぁ、TV版を踏襲した作りになっている以上、ある程度の面白内容になることは想定できていたというのはあります。『序』の出来も素晴らしかったですしね。問題は『Q』と完結編の出来なわけで。さて、どうなりますか。

 公開は2012年辺りでしょうかね。良い意味でも悪い意味でも楽しみです。

コメント

「動け、動け、動け!」→「綾波を……返せ!」
という変化が一番印象に残っています。このシンジは随分男前だなと(笑)

真希波の立ち位置がまだよく分からないままですが、次でどうなるか楽しみです。

 そこは10数年ぶりのカタルシスがあって感動しましたね~。

 真希波は単に新キャラ出したかっただけなのか、それとも新ストーリーをやるにあたって必然のキャラだったのかで変わってきますね~。

「破」よかったですね、旧作との違いなんてどうでもよくなるくらい感動しました。前回は恋人役はアスカだったのを綾波に変えたんでしょうか綾波をサルベージするシーンはシンジの「愛」を感じて小3の娘が横にいるにもかかわらず大泣きしてしまいました。おっしゃる通り今回は「みんな幸せになーる」の巻ですね、「EOE」では監督自身が病んでいたのであんな感じでしたが時間と年齢が彼を癒したんでしょうか愛する作品に今一度光を当て天国に導くつもりみたいですね、本当の魂の救済を見せてもらいたいです。次回作が本当に楽しみです。

 ぶっちゃけ、次次第なんですよね(笑) 今までは原作をなぞった部分が多かったですし、これからどう分岐するのか。そう完結させるのか。公開は…来年だったらいいですねぇ。

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