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2012年06月15日 / 『Sisters-夏の最後の日』の感想

◎はじめに


パッケージ画像 『GREEN』『LOVERS』に続くJellyfishの3作品目。1999年に『GREEN』、その4年後の2003年に『LOVERS』、その8年後の2011年に『Sisters』ということで次の新作は12年後になるのだと思われます。や、昔は発売延期を揶揄してきましたが、今は年齢を重ねると共に時間の流れがゆっくりになったので特に何も感じないようになりました。それよりもこのペースで良く会社を存続させられるなあと感心することしかりです。いや、マジで。勿論、ゲーム制作以外の仕事もあるのでしょうが、いろいろ凄いです。エロゲ制作ってどういう産業なのだろうか。本気でそう思う。
 …これ書いていて思い出したのですが、『GREEN』とか発売日に買って2日でクリアしてレビューアップしているんですよね…いやー懐かしい。もう13年も前の話なのか。

◎キャラクター

 出てくるのは主人公と神村春香&千夏の姉妹、それに母の秋子の4人。あとはおまけでちらほら。『Sisters』と言っているだけあって、この姉妹が可愛い。それに尽きる。基本、エロシーンだけではなく、全編がアニメと言っていいくらい動くのだけど、キャラの一挙手一投足が素晴らしい出来。ちょっとした日常会話ですら、渾身を感じてしまう。どうしてここまで拘れるのか。刹那刹那が見事過ぎる。キッチンで調理している動きだけで萌えられるというのが凄すぎ。1秒のシーンを作るのにどれだけの手間をかけているのか想像できない。
 ではなぜに細部まで拘ってキャラを動かしているのかと言えば、それはエロシーンの為なんだろうなあと思う。昔のエロゲでは予算の問題でパートボイス(エロシーンしか喋らない)なんてのがあったけど、パートエロ(エロシーンしかアニメしない)のでは駄目だということなんだろう。いろんなところが動くことで、それがエロに生きてくると。ただね。それは理屈では理解できても普通はやれない。あまりにも手間暇がかかりすぎる。それをやっちゃえるというのはとても貴重だ。

◎シナリオ

 よくわかりません(笑)。私の読解力が足りない所為もあるのでしょうが、本編を普通に見ているだけではどういうお話だか理解出来ません。ただ恐らくはわざとそうしているのかなあと思ったり。情報を遮断させることで、主人公の特異性を描写しているという意図は感じました。
 まあね。こんなのはどうでもいいのですよ。わからなかったら検索すればいいわけですし、そこでいろいろ読めば納得できます。要は田舎が舞台で、そこの姉妹がいて、洋風家屋があって、なんか生活していて…みたいな世界観、雰囲気が享受できていればそれでOK。だからまあシナリオが意味不明でもまったく問題なし。

◎システム

 ちょい古さを感じさせるAVGのシステムで、使い勝手は悪いです。そもそも全編アニメにAVGのシステムがマッチしていない。目パチ、口パチ、髪をかき上げる…くらいのアニメだったらいいのですが、並のアニメよりも遙かに動くので、なんというかAVGのシステムそのものが邪魔になっている感じ。全体的に見直しが必要というか、このアニメに合うシステムは全く別って感じすらしました。それが何なのかはわかりませんが、やっていて違和感を覚えたことは確か。elfの『ボクの彼女はガテン系/彼女がした事、僕がされた事/巨乳妻完全捕獲計画/ボクの妻がアイツに寝取られました』みたいなアニメならAVGのシステムにマッチするんですけどね。
 なんというかいろいろ勿体ないです。

◎アニメ

 全編渾身。魂削ってます。『LOVERS』の時は「あれ?」と思うアニメシーンが結構ありましたが、今回は全編フルクオリティ。他に追随を許さないレベル。必見です。
 とにかく半端ではないエロクオリティ。今はOVAのクオリティも大分上がりましたが、それよりも2枚は上の内容。乳の揺れ方だけで感動できるのはマジで素晴らしい。ここまで出来るのは滝美梨香さんだけだろうな。なんていうか、OVAで凄いの結構あるのにそれを上回っちゃうのは見事としか言いようがない。

◎総評

 ……………。まあぶっちゃけるなら、これアニメでいいだろと(笑)。ゲームの方がいい、ゲームならではだ、という要素を全く感じない。ここまでそう感じさせるのも凄いというくらいに。寧ろ、ゲームの要素を盛り込むことでマイナスになっていることが多く(無意味な選択肢、移動)、この辺はいろいろと考えさせられますね。
 ゲームじゃないと利益が上がらないのか。パソコンで見られるCGアニメーションで9240円。…高いか。でも、5時間くらいで終わるゲームで9240円と考えてもそれはそれで高いわけで。ゲームであることに拘っているのか。その割にはおざなりな内容だったし、いろいろ迷いを感じますね。
 でもまあ、ここに対抗できるメーカーは出てこないだろうから、長いこと頑張って欲しいです。12年後を楽しみにしてます!

コメント

あまり意味を感じなかった建物内の移動シーンがなければだいぶ良かったと思います。
それとできればもうちょっと作りこんで完成してほしかった。物語のぶつ切り感が酷かった。

アニメーションに関しては、そこら辺のゲームの遥か上なので満足でした。

 実はプレイそのものは1年前には終わっていたのですが、
移動はすっかり抜け落ちてました。何回も繰り返し
プレイするタイプのゲームなら脳裏に焼き付いて
いたこと間違いなしです。

 作り込み云々は…もはやしょうがないのかなーと。
体力のなさをかなり感じましたし、作品の全体を
見るのではなく一部のポイントさえ評価できたら
それでいいのかなーと。…あまいですかね?

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