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2017年02月19日 / 『かまいたちの夜 輪廻彩声』の感想

◎はじめに

パッケージ画像 『かまいたちの夜 輪廻彩声』の感想です。発表時に炎上騒ぎがありましたが、個人的には『かまいたちの夜』のリメイクって意義のあることだと思うのです。シナリオを読むタイプのゲームで一番売れたのが本作ですし、歴史的な名作を定期的に新パッケージにして残していくのって、大事なことだと思うのですよ。
 勿論、リメイクでなくともアーカイブスでの配信で事足りるのかも知れませんが、システムの古さはどうしても新規ユーザーをふるい落とします。古典である『かまいたちの夜』をプレイしたい、けど今更PSかSFCのソフトをやるのもなあ…というユーザーが一定層いる筈なんですよね。
 リメイクするとなれば、絵を付けてフルボイスにする…という流れは致し方ないところなのかなあと。どれだけグラフィックを綺麗にしても、原作のシルエットではさすがに現代の商品としては厳しいです。低プライスではなく、フルプライスでとなると尚更。
 …まあ、そんなこんなで事情を推察するのは楽しいという話ですよ(笑)。

◎キャラクター

 ユーザーに全く媚びてないのがいいですねえ。今だったら、香山のオッサンとか出しづらいだろうなあと思います。小林オーナーも女性になっているでしょう(笑)。故にとても新鮮。透のコミカルな感じは現代のギャルゲーにも通じるところがあって、主人公像の変化の無さに驚愕しました。男って単純ね。
 ヒロイン真理も古臭さなくて驚きました。絵が入って、喋っているからかも知れませんが、2017年でも十分通用するヒロインだったなあと。我孫子さん凄い。

◎シナリオ

 驚く程あっさり。長くても1~2時間で1シナリオが終わり、10時間かからないで全エンド制覇いけます。まあ、当時はこれくらいだったんだよね。いつから、この手のゲームにテキスト量を求められるようになったのだろうか。
 選択肢の内容が幅広いので、主人公やヒロインのキャラがおかしくなることもしばしば。プレイヤーが操ってる感覚がありますね。今やゲームの選択肢は減少の一途です。ユーザーは面倒臭いことが嫌いなのだ。
 この作品を見ていると、今はキャラの掘り下げを求められる時代になったなあと思います。OL3人組ENDとか、みどりさんENDとか絶対求められるよね。
 そうそう、新規で竜騎士07さんの描き下ろしシナリオがあるのですが、それもあっさりでした(30~40分くらい)。それ目当てに買うほどではないです。

◎システム

 グラフィックが一新されて、シルエットが萌えキャラのデザインに変更。フルボイス。
 大分イメージ変わったなあというのはあります。真理のイメージとか、萌えキャラではありませんでしたからね(笑)。
 これが良かったのかというと…う~ん。女性キャラのデザインは良いと思ったのですが、男性がイマイチに思えたかなあ。基本的にはホラーな作風なので、ハードな方向に落とし込んで欲しかったかなあと。ちと軽いデザインだなと思えました。
 ホラー部分に関してはすでにPS版でネタを知っているから、あまり判断できず。ただ、みどりさんの死体グラは怖いと思いました。
 あとワカメについてはありませんでした。残念。

◎総評

 原作はサウンドノベルの金字塔。これが売れたからこそ、リーフビジュアルノベル『雫』が生まれ、『To Heart』『kanon』『AIR』『月姫』『Fate』…と続いていったわけです。
 未プレイの方はやる価値あると思います。ただ、フルプライスの価値があったのかというと×。中村光一さんが本格プロデュースとかしていれば、もっと違った仕上がりになったのでしょうが、本作ではクレジットに名前すらなかったという。
 1~2年もすればベスト版が出ると思うので、その頃がプレイ時期なのではないでしょうか。短いですし、押さえておいて損はなし。

コメント

第1作のかまいたちの夜。初回プレイで一回もゲームオーバーにならずに(犯人は僕だ!の選択肢の誘惑にも打ち勝ち)犯人に辿り着いたのは私の自慢です。
学校のみんなは誰も信じてくれませんでした。

それはすごい。
大抵の方はストックエンドのような気がしますw

最初に真相についてしまうと、その後のエンドを
ひろう作業が億劫になりそうですね…。

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