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2019年05月05日 / 『Eve Rebirth Terror』の感想

 20年前以上にプレイして感動したゲームの続編です。『EVE ZERO』くらいまでは追っていたのですが、時が流れると共に忙しくなり興味も薄くなり、離れていました。

 ただ、それでもなんとなく気になっていたのですよ。で、買ってみたらそれが大当たり。あー、あの当時にこれが欲しかった! でも無理だよな~、これは20年熟成させたからこそできた作品な気がします。遠回りして、遠回りして、だからこそ辿りつけた真ルート。ああ、まるでリアルエロゲじゃないですか。

 テキスト量は『burst』の1.5倍くらいあるようで、なかなかのボリュームだったです。

 『burst』をプレイした当時に感じたモヤモヤが解消されて、見事な続編に仕上がっていたのは本当に頭が下がります。『burst』と本作はセット。『ドラクエ1~3』『天使の唄1~2』みたいなサーガ感がありました。まるで剣乃さんが蘇って書いたかの如く。凄い職人技をみた気分です。

 以下ネタバレ。

 クローンがテーマなだけにライターも剣乃さんクローン用意したのかと思いましたよ(嘘です)。『ドラクエ11』みたいな過去作のエピソードをトレースして思わずニヤリとさせるような展開は悪く言えば同人っぽいのですが、全体的なシナリオのレベルが高いのでちゃんとしたプロ作品になってます。

 にしても、よくここまで過去作のネタを拾って活かせたものだなあと。サラ、シルディが出てきた時点で「いいところ拾うな~」と思っていたのですが、それに加えて佐久間祐一ですよ(笑)。本作プレイして懐かしすぎるだろ! とツッコミ入れられた人が何人いただろうか。出来れば松乃さんにも出てきて欲しかったですが、それはさすがにゴチャついちゃうかな~。ドールマンを掘り下げたのもいいアイデアだったです。

 あと真弥子の声が岡本さんだったのが涙出そうでした。やっぱり、最初の声が一番しっくりくるというのはありますねえ…。堀江由衣さんも上手いのですが、こればかりは最初が勝る。復活したことについては…24年も経ったのだからいいじゃないですか、というのが私の意見です。

 『EVE』っぽさ、剣乃さんっぽさ、オリジナル要素、意外性(美ノ神先生の正体!)、『burst』の収束、全部やってるのは見事としかいいようがないです。

 不満があるとするなら、これだけのシナリオが出てきたんだから、もっと増予算で作れなかったんかい! ということくらいですかねえ。マップ、音楽、システムがそのまま使いまわし、アニメもなし、演出も地味。でもまあ、それは贅沢な話ですよね。24年を経て、本作が出てきただけで奇跡みたいなものだと思わなければ。

 にしても、良くこれが今のタイミングで出てきたなあと。『EVE』の続編を作ろう、じゃあ誰にシナリオを書いてもらう? ではなく、ライターのさかき傘さんが企画を持ち込んだとしか思えないですよ(笑)。『EVE』が大好きでリスペクトしていて、かなりの熱量でシナリオを書ける方…なんて見つけるのは不可能で、向こうから名乗り出たとしか思えない。

 兎にも角にも、個人的にはこれで『EVE』の幻影から解放できたです。良い続編をありがとうございました。

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