ドラゴンナイトIII








メーカー NECアベニュー(PCE)
ジャンル  RPG
値段 7800円
発売日 94/7/22



 ◎はじめに
 目の前に積まれた、PCE未プレイゲームの中から選んだのが、この作品。でも、IもIIも未プレイだったりする。
 ドラゴンナイト(1ね)と言えば、すけべソフトの地位を向上させた、とまで言われている作品だけど、その頃の私はパソコンすら持っていなかったからなぁ。
 まぁ、エルフ作品の移植ということで、それなりに期待しながらプレイした作品。
 っつうか、ドラゴンナイト2はあるとしても、ドラゴンナイト&グラフィティはどうすれば手に入るのだろうか? 市場に出回っている同ソフトを見たことがない……。

 ◎ストーリー紹介
 主人公ヤマトタケルは、自由奔放がモットーの放浪の剣士。
 過去に、ストロベリーフィールズでの事件や(ドラゴンナイト1)、フェニックスの街での事件(ドラゴンナイト2)を解決したことがある。
 そんなタケルだが、偶然立ち寄った街「ディーズ」で、また恐ろしい陰謀が待ち受けていた……。

 ◎キャラクター
 主人公の印象だけど、同級生2のりゅうのすけと被ってるかなぁ、って思った。まぁ、悪いって言ってるわけじゃないんだけどね。
 キャラ数は多め。過去2作のキャラクターも、顔だし程度だが、登場している。ってゆうか、この辺は前作をプレイしていないと、固有名詞続出で面食らっちゃう。
 パーティーは全部で3人。全員が前作からのキャラなので、今作からのプレイだと、またしてもおいてけぼりを喰らう。勿論、今作からでも平気なことは平気なんだけど、絶対に前作をプレイしていた方が良いと思った。
 話変わるけど、主人公タケルの声が、神谷明さんであるがゆえに、シティーハンターとも被ってるかも? 真面目なところでは、真面目だしスケベなところではスケベだし。
 このタケルの声優のキャスティングは失敗だったんじゃないかなー。演技力は問題ないけど、如何せん声のイメージが強すぎ。
 あとは、まあまあ。

 ◎ストーリー
 当時のエロゲー界っていうのが、どんなのだったかは知らないけど、この作品は良くできてるなぁ。
 複線とかしっかりしているし、ちゃんと纏まってるし。
 そりゃあ、変な部分はあるけど、この作品が出来た当時のことを考えるならば、十分許容範囲内に入ると思う。
 タケルのレベルが、最初から高かったりとか、前作から続いてるんだな、っていう風に見せる部分とかも、制作側のこだわりを感じた。
 でも、落ちが読める。ヒントの出しすぎで、最後の展開が簡単に読めちゃう。なんていうのかな、最後の落ちの部分は、もっと意外性を出した方が良かったと思うのよ。でも、複線の張りすぎでバレバレ。
 それだけに、ラストはイマイチだったなぁ。纏まってはいるんだけど、なんか駄目。主人公タケルの良さみたいなものを、全部殺しちゃってるっていう感じ。
 あと、ナレーションがウザイ。ゲームの内容のことを理解してナレーションしていたのか、かなり疑問。これは無い方が絶対良かったよ。
 まぁ、全体的に見れば良いシナリオなんだけど……。

 ◎システム
 ドラクエ方式のRPG。というか、ドラクエのまんまだね。まぁ、当時のRPGはみんなそうだったけど。
 特に気になった点とかはないなぁ。移動時の読み込みも気にならなかったし、問題はないと思う。
 けど、やっぱりナレーションがウザイ。「タケルは、伝説の剣を手に入れた」、とかを、いちいちナレーションする必要があったの? ないと思うよ。喋る前には、やっぱりCDの読み込みがあるしね。
 あと、道具屋や武器屋が喋るのも、ウザイ。読み込みがあるので、ストレス溜まる。
 でもって、戦闘。読み込みは多分なし。あったとしても、私は気付かなかった。
 これの出来は良い。読み込み無しとは思えない出来。ごく普通のドラクエ方式の戦闘だけど、モンスターがアニメーションする。キックとか、スムースにアニメーションするので、結構感動できる(笑)
 でもって、ゲームバランスが絶妙というか、ちょうど良い。ある地域のモンスターがカス級になってしまい「ちょっとレベル上げすぎたか?」、と思っても、次の地方へ移動すると大苦戦する(笑)
 まぁ、戦略とかは無く、レベルの高い低いで、勝てるか勝てないか決まっちゃうのはアレだけど、まぁ、こんなもんでしょ。
 話は変わって、ちょいと細かいことになるけど、装備を変えるとキャラクターシンボルのグラフィックが変わるのは、良い仕様だと思った(笑) 装備を全部外すと素っ裸になるし。
 それと、惜しかったのは、おまけモードの仕様。
 今までに見たグラフィックとイベントが、次々に表示されるだけ。せめて、どのイベントかを選択できるくらいにはして欲しかったよ。これだとおまけモードを見る気がしない。

 ◎音楽
 CD-DAと内蔵音源。
 読み込むと都合の悪い雑魚戦闘2種類以外は、全部CD-DA(多分)。
 やはりCD音源は良い。というか、良いんだな(笑)
 PCEの音楽に関しては、どのゲームも良くて評価のしがいが無いなぁ。
 ダンジョンとかもパンチが効いてるし、フィールドの音楽も、結構決まってるし。
 まぁ、印象に残った曲っていうのが、無かったのは確かだけど、良い部類に入ることは確か。

 ◎最後に
 さすがに、パソコンから移植されるだけの作品だけあって、良くできてると思った。あと、当時のエルフはこんなゲームを作ってたのね、とも思った。
 う〜ん、移植して欲しいなぁ、WINに。
 単なるギャルゲー、エロゲーとは違う良さがこの作品にはある。私はそう思ったのであった(終)

 あ、そうそう(笑) このレビューは3日間に渡って書かれたものなんだけど、執筆の最中にドラゴンナイト2の入手に成功(笑) 次はドラゴンナイト2をプレイだッ。



平成12年1月12日 記