源平討魔伝








メーカー ナムコ(PCE)
ジャンル  アクション
値段 6800円
発売日 90/3/16



 ◎ひゃっひゃっひゃっ
 やはり、PCEといって代表されるソフトを挙げるとなると、この作品の存在を忘れることはできない。ってゆうか、ここは代表されるソフトを挙げるコーナーじゃないけどサ。
 移植度の高さは勿論、アクション的要素、音楽、ゲームバランス(ラスボス以外ね)、ゲームデザイン、どれをとってもかなりの秀作。よくHuカードでここまでできたよ、と思う。
 ゲームの内容の方は、平氏側である主人公平景清(たいらのかげきよ)が、源頼朝を倒すまでの、地獄から鎌倉までの道のりをアクション化したもの。
 この間、弁慶、琵琶法師、源義経、などといった歴史キャラがすべて敵で登場。
 ステージ構成がユニークで、国ごとにアクションになったり、格闘系になったりする。チビキャラだったり、デカキャラだったりと、ステージによって主人公の大きさも異なってくる。
 と、ここまでだったら、源平討魔伝はそんなに印象に残るゲームにはならなかった。何が私をここまで動かしたのかというと、やはりボイス。これっきゃない。
 オープニングからかなり衝撃的。ばばぁひゃっひゃっひゃ……、と登場するやいなや、勿論、ひゃっひゃっひゃ……は、音声あり。かなり荒いボイスなのだが、それがばばぁの衝撃的なグラフィックと見事なまでにマッチしている。これは狙ったのだろうか? 枯れた、だみ声具合がかなり見事。
 その後、唐突に”頼朝を倒せ。平家の恨みを忘れるな”とかなんとか言われて、地獄から脱出。(主人公はオープニングからすでに死んでいる)
 各国のステージをクリアしながら、最終的には鎌倉にいる源頼朝を倒すという内容。アクション性は高い。時間の流れの要素もあり、朝から昼間になって、夜になったりする。独自の要素が多い。
 また、必殺剣などという演出もあり、アイテムを取ると3種類の必殺技の中からどれかが発動する。中でも傑作なのが、旋風剣。ボイスつきの演出なのだけど、この声が最高。
「必殺! 旋風剣、うおおおおおおおおおおおおおお!!」
 腕の関節の構造を無視して、クルグル腕を回しながら剣を振る必殺技。無敵。動きが人間のものではないので、見ていて不気味である。ちなみに、この状態だと、ボスも1秒くらいで倒すことが可能。で、そのボスである、弁慶がやられたときもボイスあり。
「これで勝ったと思うなよ!!」(砂埃と共に、地面に沈みながら弁慶は消える)
 その言葉の通り、このゲームではラスボスの頼朝以外のすべての敵が不死身。倒しても、他の国へ行くと使い回されて復活してる。ま、強さが違うんだけどね。
 でも、難易度はなにげに高い。ステージ構成が強制ではなく、自分で選んで国を進めていく方式なので、普通にプレイしていると絶対にラスボスは倒せない。まぁ、自分での攻略は不可能に近いね。でも、慣れると20分くらいでクリア可能。私の最速タイムがたしか20分くらいだったと思う。
 で、話戻る。
 ”3種の神器”なんていうベタなアイテムが揃っていることが、頼朝を倒すための条件。逆にいうとこれさえ揃っていれば、剣を5回くらい振ればラスボスを倒せてしまうというバランス。これはどうにかならなかったのか? それまでのバランスが見事だっただけに非常に残念。これは”剣力”という要素があって、剣の強さが100段階に分かれているというものなのだけど、後半剣力が上がりまくるからそうなってしまう(笑) つまり、ラスボスまでには、ほぼ剣力は九九(最高値)になっており、すべての敵が脆い。
 まぁ、気分爽快ではあるんだけどサ。
 ゲーム自体は、かなり硬派なんだけど、笑いの要素もある。ボーナスステージが2ステージ(だったハズ)用意されており、ダジャレを披露してくれる。
 その中でも「笑って頼朝」のセンスには脱帽するよ(笑) 1ステージの中で、そういう感じのダジャレが次々と出てきてかなり面白い。笑えるかはどうかとしても、面白いことは確か。勿論、いろんな意味でね。
 で、ローソクが総て無くなるとゲームオーバー。例のばばぁが声入りで、続けるかどうか訊いてくる。で、その時のボイス2種類。
「おまえの力はそんなものか?」
「なっさっけなや」
 実は、このゲームのボイス達は、当時かなりモノマネしたよ。クラスの中で流行らせたりした(笑)
 なお、続編もあるんだけど、それはまたの機会に。



平成12年3月23日 記