| ◎はじめに ファミコンで発売された桃太郎伝説の続編。桃伝シリーズの中では間違いなく最強の出来。その後、SFCで発売された新・桃太郎伝説の正直ヤバイ出来だったけどこの作品は面白い。しかもかなり。 この当時、すでにCD−ROMのシステムはあったハズだけど、この作品はHu−Cardだったりする。さくまあきらさんが、関わっている作品はみんなそうなんだけどね。まぁ、CD−ROMは滅茶苦茶高かったからなぁ……。 私もこれが発売された当時はPC白しか持ってなかったし、そういった意味でHu−Cardでの発売はうれしかったなぁ。 ◎ストーリーとか 前作桃太郎伝説で閻魔大王を懲らしめた桃太郎だったが、地獄の底には閻魔大王よりも偉い地獄王がいた。 「人間などにたぶらかされおって。もう一度ゆけ」 地獄王の前に現れたあしゅら、風神、雷神は、その命令に従い人間界へと向かう。 一方の桃太郎は、各地でまた鬼が暴れ出したことを知り、再度旅立つことになった。 確か、こんな感じのストーリーだった。ちょっとうろ覚え(謝) ◎プレイ雑感 この作品の良いところは、真面目に楽しく、っていうところかなぁ。基本的には、凄く真面目な話なんだけど、中身はコメディ要素がたっぷり詰まっている。例えば「村の住民が金太郎飴に変えられた〜」とか、ギャグだけど真面目。真面目だけどギャグ。そのバランスが面白い。 それにパーティー構成もぶっとんでいる。というか、桃太郎伝説IIのことを書くにあたって、欠くことのできない要素だな、これは。 最大20人パーティー。なんといっても、これにつきるでしょ。ファミコンでは、ガクガク画像になっちゃってとてもじゃないが出来なかったことだけど、PCEではしっかりと20人のパーティーになる(まぁ、普通の場合は17人だが)。 当時、桃太郎の後ろに16人が並ぶのを見てかなり感動したっけ。10人は地蔵だけど。 でも17人全員が戦闘に参加することが可能。これは凄い。無意味に17人いるのではなく、キチンと戦闘に参加している(闘っているかは別として)。 あと無駄にダンジョンのないところも良い。全体的な流れとして「村につく」「その村は鬼が支配している」「その鬼を倒す」「次の村に……」の繰り返しなんだけど、それが面白い。 割と親切設計に作られている割に難易度は高め。「この村の周辺では大体○段(レベル)くらいがいいぞ」、っていう風に言う人が大体の村にいるのだけど大抵はそのレベルよりも低いレベルで進めちゃうんだな、これが。 次に戦闘について。このゲームの戦闘コンセプトとして「生き返らせの術はない」「敵のHPは多め」、というのがある。また「うっとうしい」というのも。 これがまた厳しい。基本的にボスの攻撃は2発くらうとほとんどの場合、死亡が確定する。特に後半では一発の攻撃で最大HPの4分の3くらいが削られたりもする。また、主人公である桃太郎が死亡(ってゆうか、大怪我のことだけど)するとそこで終わり。村まで戻される。 この基本コンセプトは後に天外IIでも採用されている。天外IIと桃伝IIの共通人物は枡田さんしか思い浮かばないんだけど、これは枡田さんの考案なんだろうな、きっと。 難しく、ボス戦では何回かやられて初めて勝てるっていう感じなんだけど、勝利したときがまた心地よい。基本的のボス戦はこうでないとね。 それにキャラクターが一人でもやられると戦闘を継続できなくなる(そういうバランスになっている)ので、つねに緊張感がつきまとう。 村ごとにボスを倒すとイベントがあったりして、これも良い。花火が上がったり、流れ星が出たりする。Hu-Cardなのに頑張ってる。容量はギリギリだっただろうなぁ。 続いて音楽。これが結構良い。内蔵音源だからその辺はアレだけど、ボス戦の時の音楽とかエンディングの音楽とは絶品。あしゅら戦の曲も良いね。通常戦闘の曲は、桃太郎伝説1のアレンジバージョン。一応、BGMモードはあるのだけど、クリアしたあとにしか行けないのが残念。しかもリセットするとセーブデータはあっても再度クリアしないとBGMモードにいけない。 そういえば、桃太郎伝説に限らず、桃太郎電鉄でもお馴染みになっている「女湯」だけど、この頃は乳首が出ていたりして規制の甘さに思わずニヤリとした。見る方法を探すのに苦労したっけ。それに、女湯の段階が3段階になっており、妙に凝ってる。 わたしゃ、最初、1段階目の女湯しか知らず(これも見るのには苦労する)、その当時2、3段階の女湯を見て感動したよ(わらひ)。 ◎さいごに このゲームは少なくとも4回はクリアしていると思う。いや、5回かな? 一回のプレイ時間は12時間くらい。ちなみに、一回クリアすると高速モードなる経験値、金が4倍、移動スピードが2倍になるというモードもありそれもまた面白い。 このゲームや天外IIをプレイしていると、RPGってのはバランスなんだなぁ、ってホントに思う。この雑魚キャラのHPはいくつで……とかそういうのも重要なんだけど、真に重要なのは戦闘ルーチンの方だと思った。 例えば、レベルが上がるといきなり受けるダメージが激減したりとかそういうのだとつまらない。レベルによって作用されるのではなく、プレイしている人自身のレベルが上がるようなそんな戦闘ルーチンね。桃太郎のレベルは低いけどプレイヤーのレベルが高いから勝てるとか、そういうのがこのゲームでは実現されている。 まぁ、この辺については天外IIのレビューでじっくり書きたいと思う。とにかく凄いからあの作品は。 桃太郎伝説IIは、私の中ではPCEゲームの中で3本の指に入るほどのレベル。機会があったらプレイしてみれ。 |
平成12年2月09日 記