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◎はじめに
どのツラ下げてEVEシリーズの続編を出してきたのかシーズウェア。というか、2年前にDESIRE〜完全版〜をリリースして剣乃ストックを使い果たした同社だけど、その後にADAMなるEVEの続編を発表。そこそこセールスはあるも、この作品によりシーズの評判は地の果てにまで落ちた。そして、その後にこの作品を発表。 でもって、スポンサー様さまであるイマジニアとはロストワンで縁が切れたってのはホントだったんだね。今回新しいところ(ネットビレッジ)がスポンサーになってるし……。 というか、この流れからいってまだまだシーズウェアはEVEシリーズを作り続けるみたい。ま、もう何も言わないけど。 いや、そんなんでも、なんで買ったのかと言うとね。うん……。やっぱり期待してる部分はあるのよ。なんだかんだいってもサ。ロストワンの時やADAMの時の反省点を生かせばそれなりのモノが作れると思ったわけで……。 ちなみに3枚組。今までの恒例だったおまけCDは無し。なぜッ!!!!??? ◎ストーリー紹介 シリーズお馴染みのマルチサイトシステム。 小次郎サイトストーリー 家で少年を捜し出して欲しい。発端は些細な依頼だった。父から逃げようとする少年、少年を必死に連れ戻そうとする父、そしてそれらをかばう者、攻める者……。やがてそこから見えてくる過去の功罪。ひとつひとつの小さな事件が絡み合い、小次郎を翻弄していく。謎を追っていくうち、事件は小次郎の過去にまで及び、無関係だと思われていた事件がまるで鎖で繋がれているように関連性を帯びていく。事件が暴かれれば暴かれるほど謎は深まり悲劇は繰り返されていく。だれが、何のために被害者の内蔵を集めているのか。その代償の向こうには何が待っているのだろうか? まりなサイトストーリー 殺人課扱いの、猟奇殺人事件が、超法規的組織「公安第六課」にまわされる。被害者の内臓は全て抜き取られていた。なぜ、一介の殺人を公安部が請け負うのか? はっきりとした目的も解らないまま、頓挫する捜査。さらに突然与えられた謎のアメリカ女性の監視・護衛命令。日本とアメリカ両国の様々な思惑が絡み合う中、突然起きる少女の失踪。事件が事件を呼び、終わらない悲劇。敵は誰? 猟奇殺人との関わりは? 焦りと失望がまりなをからめ取る。やがて、まりなは犯人のワナの中へと導かれるように墜ちていく……。 EVE burst errorの2年前、別の猟奇殺人事件が起こっていた……(パッケージ裏に書いてある文字) いや、そんなわけはないだろう! と思わずツッコミたくはなるけど、ここはひとつ我慢。 すべての謎の原点はここに……(パッケージ裏に書いてある文字) ってゆうか、すべての原点がburst errorなんだろ? と思わずツッコミたくなるけど、ここはひとつ我慢。 ◎キャラクター まずは法条まりな。burst errorの時に比べるとかなり頭が悪い。まぁ、設定では2年前ということなので、一応は納得ができる。まだ未熟だったのだろう、と。 バーストエラーの時ほどではないけど、それなりに頭の良い人物。 なんていうか、バーストの時に比べると若々しい……。考え方とかも、変にすれてないし(笑) 次に小次郎。ってゆうか、納得でけん! まりなと同じく2年前ということなので、多少探偵としての腕が未熟なのはわかるのだけど、それでもバーストとはまったくの別人。相手との駆け引きが無茶苦茶ヘタクソだし、 推理力もまったくなし。おまけに注意力もないので見ていて苛々する。バーストエラーの時のような、相手とのスリルある駆け引きとかかなり期待していただけに残念。まぁ、このお陰で桂木源三郎のキャラクターが、かなり立っているのだけど、それはそれ、これはこれ。 他のキャラクター。バーストのキャラは、まぁ、前作と同じ感じ。二階堂の設定がいじってあるんだけどね。そんなに気になるほどではないからまぁいいや。 新キャラクター。良い感じ。けど、バーストで重視されていたドラマという部分ではかなり描ききれていないものがある。セリフ量はすべてのキャラにかなりのものがあるのだけど、なんか心情とかが欠けているのでイマイチ。まッ、ロストワンに比べればマシなんだけど。 というわけで、全体的に見てみると、小次郎以外は良いと思う。っつうか、小次郎のキャラクターをあれでオッケーだした奴、出てこい!(笑) ◎シナリオ いや〜、かなりの制限がある中でどれほどのモノが書けるのかとは思っていたけど……。とりあえず、その制限っていうのを書いて見る。 1、バーストエラーで生きている人物を殺してはならない。 2、バーストエラーで初めてあった人物同士を会わせてはならない。 3、つまり主人公2人を会わせてはならない。 4、尚かつ、2人の事件には関連を持たせて干渉しあう形にしなければならない。 5、バーストエラーで初めて知る情報を、この話で明らかにしてはいけない。 6、バーストエラーに繋がるような形にしなければならない。 7、バーストエラーで設定されていた人物の過去を変えてはならない。 ざっ、と書いて見てそんな感じ。ってゆうか、こんな制限があって、どうやって面白い物語を書けというのだろうか? ちなみに上からの要望として「8、前作でのキャラクターを出来るだけ登場させろ!」、っていうのもあったと思う。 で、これらが守られているのか? っていうのが問題なんだけど、一番肝心な7が守られていないのがイタイ。これがライターが間抜けで気付かなかったというのではなく、都合良く改竄している(ドラマCDで確信犯だということがわかる)ってのだから質が悪い。ちなみに私が限定版を買ったのは、それしか店に売ってなかったから。やっぱり売れることには売れたっていうことやね……。 まぁ、いろいろと設定が変わっているのだけど、そんな中でなぜか強力に守られたのが6番。詳しくは書かないけど、理不尽なキャラの死は悲しみよりも、制作者への憎悪という気持ちの方が強いと書いておく。 なんていうか、バーストエラーをなぞっている作品には違いないのだけど、肝心なところをなぞれていないってのが駄目駄目。この辺はライターの力量なんだろうね……。ってゆうか、クレジットを見たらライター3人いたし。つまりはまりな編、小次郎編は別の人が書いていて、それを干渉付けさせたのがもう一人っていうわけなんだろうナ。 でも、ロストワンに比べれば全然良いよ。あれよろもずっとEVEっていう感じがするし。 まぁ、評価は難しいね。悪くはないけど……。う〜ん、惜しい。なんだかんだ言って、盛り上がりにかけたし。後半の方は焦って書いたっていう感じもするナ。 ◎システム アダム(実は私は未プレイ)では、コマンド総当たりを廃止したとのことだけど、この作品ではコマンド総当たり。まぁ、これでこそEVEっていう感じがするので、特に文句はないけど、やっぱり古臭くは感じたね。 バーストエラーであった遊び心、意味の無い選択肢にあるちょっとしたギャグっていうのも受け継がれていて、なかなか笑えたのだけど、それでもバーストに比べるとまだまだ。フラグの関連付けに時間をかけていないというか、作り込みが甘い。緊迫なシーンで、遊びフラグが生きていたりとかサ。 それにシナリオ回想機能無いし。っつうか、これは100%プログラム者側の怠慢だろうな。だって、削除する理由が見当たらないし。プレステの仕様上無理なのか? とか想像してみるけど、TO HEARTではできていたじゃん(笑)(別の会社だけど) それに4ブロック喰うメモリーカード。これは、コーエーかなんかのシミュレーションゲームなのか? 複雑なプログラム部分でも存在するのか?? ええや、そんなわけはないな。これもプログラム側がヘボイっていうことだろうな。1ブロックにできないわけがない。しかもロードセーブが死ぬほど遅いし。 あと、マルチサイトによるザッピングの面白さは、やっぱりバーストエラーの方が上。だってさ、小次郎とまりなはバーストエラーで初めて会うわけじゃん、つまりこの作品では2人は全くの他人っていうわけで。そんなので、面白くできるわけがない。かなり接近している2人が鉢合わせしないのも、かなり無理があるし。ま、これは企画発案者に文句だな。 ◎絵 CARNELIAN+さん。いや〜、どの何方?(笑) シリーズ毎に原画やシナリオが違うっていうのを、このシリーズの特徴にしてしまったわけだけど、やっぱり違和感あるね……。うまいのだけど、桂木源三郎とかかなり無理がある。この方の場合、仕事上中年オヤジを書く機会なんて滅多にないと思うので、そういう意味では面白かったのかもしれないけど、なんだかな〜、って思ったり。 あと、シーズと氏はまだ繋がっていたのね(笑) ちなみにCGモードは一回クリアしただけでは埋まらないと思う。私は埋まらなかったし。遊び選択肢の部分でCGが用意されてるし……。 ◎音楽 30曲くらい。まぁまぁ、っていうか、こんなもんだと思う。勿論、バーストエラーの方が上。でも、悪くはないよ。特に言うことそれだけ。 ◎総評 プレイ時間は20時間くらい。ロストワンに比べると大分ボリュームが増えてはいるのだけど、それでもバーストエラーの方が長いというのはどういうことだろうか?(笑) まぁ、こんなもんじゃないかな〜、っていう感じ。さっき言ったように悪くはなかったよ。 制限のある中では(プレステの規定とかもね)、良かったんじゃないかな。まぁ……、う〜ん、みんなこんな印象だと思う。プレイしても良いと思うよ。一部音声が無かったりとかはあるけど。 でも、2000〜3000円代になるまでは待て(笑) |
平成12年4月03日 記