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はじめに。
前作であるワイルドアームズ1は、私のRPG人生の中で間違いなくTOP3には入る作品だったと思う。とにかく、名作であり、大作であり、最高傑作であり泣けた。良いところを挙げたらきりがない。んでもって、私の中ではプレイステーションソフトNO.1に位置している作品でもあった。 正直、この作品の続編は作られないと思ってた。なぜなら、この前作が登場したのが1996年とすでに3年以上前であり、それに加えて製作会社であるメディアビジョンの作品を全然見ていなかった為である。ってか、潰れたか? とか思っていたんだけど、この作品の発売が発表されたときはマジで嬉しかった。メディアビジョン、生きていたのか!(笑) 当然、この作品は発売日買い(^^; もう、有無も言わさず、買い(笑) ストーリー紹介。 どこにでもいるような青年、「アシュレー・ウィンチェスター」。騎士団付属の銃士隊に所属する新米隊員アシュレーは、古代遺跡における巨大怪獣覚醒騒動の際、目覚ましい活躍をみせる。 この功績が、彼を緊急任務遂行部隊、通称『ARMS』へ配属させることとなる。 だが、このことがこれからの運命、ひいてはファルガイア全土を巻き込む「焔の災厄」の始まりであることは知る由もなかった。 キャラクター。 う〜〜ん。一人一人のキャラを見ていくととても良いと思うのだけれども、如何せんストーリーの中で描かれていない。これが、ひっじょ〜に、気になった。 前作の良い点をひとつ挙げるとすると、キャラがすんごく良く描かれていたっていうのが、あるんだけど、今回はイマサンくらい。特に仲間同士の結束っていう点についての描写が曖昧になっており?マークが浮かんでしまう。なぜ、こんなに簡単に結束できるの、コイツらは?(笑) それと、主人公が喋るっていうのも個人的には好きくないね。前作では、ドラクエ、クロノ的に主人公のセリフが一切なかったわけだけれど、今回はちと喋りすぎかって思う。まあ、最初はいいって思えたんだけどね。でも、プレイし続けてみると、やっぱり喋べらない方が良かったと思う。 この辺のポイントがキチンと押さえられているだけで、全然作品の雰囲気違ったと思うんだけどな。前作の場合、仲間キャラだけではなく、敵キャラ、サブキャラに至るまで事細かに描かれていただけに、非常に残念。 あと、敵の強さっていうのも描き不足。ゲームバランス的なことではなく、敵の描き方がイマサン。ってか、全然強そうって思えなかった。前作の魔族の場合、ホントに強そうで、脅威的存在みたいな感じだったけど、今回は迫力不足だね。設定上では、いろいろと設定してあったみたいだけど、作品の中でそれが出てなければ意味ないからね。 シナリオ。 お使い的な展開が多かったのが、気になった。「あれをこうしてきてくれ」とか「あれをこうするためにこうしてきてくれ」、みたいな感じね。まあ、要するに一本筋過ぎるっていうことかな。なんか、窮屈に思えた。 でもでも、イベントひとつひとつを取り上げてみると、心に響くセリフが多くあるので良い。この辺はライターの才能だと思うんだけど、いいこといっぱい言ってるのね。>特にブラッド でも、感動とかはない。ベタな展開といえば、そう言えちゃうかもしんない。この辺は、私が本当に疑問に思ったことで「このストーリーの何処で感動すればいいの?」、ってマジで思った。「このRPGは感動から生まれた」、とか書いてあったけど泣き所がないよ、ホントに。 ファイナルファンタジーシリーズでは、映画的に物事を演出させたけれど、ワイルドアームズの場合は、アニメ的に演出されていたと思う。展開とかを見ていても、そんな感じに思えるしね。 シナリオは、お世辞にも誉めるわけにはいかない。 ちなみに、相当ボロクソっぽく言ってるけど、そこまでは悪くはないよ。まあ、前作が良かっただけに……ね。 システム。 いろいろと斬新なシステムもあって、良かったと思う。操作性を考えて作られているしね。 ゼルダ的、アクションRPGみたいな仕掛けは、なぞ解きバランスが絶妙で、解けたときの喜びも大きい。そして、楽しい。前作よりも、この辺は向上しており、好感がもてた。 戦闘が入る前に、戦闘をキャンセルすることが出来る「エンカウントキャンセルシステム」、っていうのも、ゲームテンポを崩さないようになっており良かった。 戦闘バランスについては、ちと問題ありだと思う。私がプレイした限りでは、ボスだけ倒していればなんとかなるくらいのバランスで簡単すぎた。ってか、後半は一つのダンジョンにつき雑魚との戦闘が1〜2回くらいだったのにもかかわらず、ボスに歯ごたえを感じなかった。 ダンジョン、街、フィールドマップ等、今回はフルポリゴンの360度方向から見ることが出来るっていう風な仕様になっているんだけど(グランディアとかゼノギアスと同じね)、やっぱりこのシステムは方向感覚が狂うね。出口に向かっているつもりが、入り口に歩いてた、なんていうのはザラだもん。 上に書いた2作よりかは、迷わないようにうまく作られているんだけれど、それでもやっぱり方向がわからなくなる。 戦闘については、キャラがカクカクのポリゴンで(1よりはいいけど)、原画の魅力を殺しちゃってて×。でも、カメラワークは絶品(^^; 1と違いフォースポイントにより、魔法、技等が管理され、MP制が廃止されていたけれだけれども、この辺の評価は難しいね。一長一短って感じ。移動中に回復魔法が使えないのは、問題ありかも? でもって、パーソナルスキルシステムは良かったと思う。レベルが上がったときに1つずつポイントが得られ「毒に耐性」「カウンター率アップ」「レベルアップ時にHP回復」とか、キャラにつけてカスタマイズできるシステムなんだけど、うまい具合にできており面白かった。 あと、サーチシステムね。 フィールド上には最初、何も記されておらず、大体の場所を見当つけてサーチをして、はじめて街とかダンジョンとかのモニュメントが現れるっていうシステムのこと。 まあ、良かったと思う。街を自分で探しているっていう感じが強くなったと思うし。 システムについては、まあ良かったと思う。前作よりもね。 絵とか。 原画は絶品で、もろ私の好み。うん、文句なし。でも、作品の性質上、それが生かされている個所がほんの一握りだけっていうのが、非常に残念。 前作とは違い、(上でも書いたけど)フィールド、ダンジョン、街がポリゴン化されているけど、やっぱり技術的に力不足は否めないかな? ってか、これ以前にプレイしたゲームが「FF8」だから、仕方ないんだけれども……。 まあ、私自身がポリゴン嫌いな人間なので、このポリゴン化っていうのは、どうにも減点対象だね。 フィールド上のキャラがポリゴンでなかったのは、せめてもの救い。 音楽。 なるけみちこさん。あんまり有名ではないけど、ワイルドアームズスキーの中では有名な方(^^; 曲数は格段に増えたけど、やっぱり前作の方が上だと思う。でも、そこいらのプレステゲーム音楽よりかは全然上、絶品。 でも、気になったのは戦闘の音楽かな? なんか、1分くらいしかないんだけど……?? RPGの音楽の中で1,2を争うほど重要なポジションなのに1分ってねえ……。なんかループしてるのを聴いていて空しかったよ。 ボーカル曲は格段に増えて数曲(←多分6曲) でも、前作のボーカル曲の方がインパクトがあった。まあ、今回もそれなりに良かったんだけどね。 ムービー。 アニメーションムービーのことね。前作でもあったけど、技術的には前作と変わってないと思う。となると評価は内容ってことになるんだけど、やっぱり前作の方が好きだね(^^; まあ、今回もそんなには悪くないんだけれど……。が、前作のOPのムービーの方が心に響くんだわ、これが(^^; それに前作のOPは、キチンとしたストーリーになっていてそれだけで感じとれるものがあったんだけど、今回のはただのキャラ紹介に留まっちゃっているからなぁ……。 まあ、ボリュームは前作よりも数倍の量があったけど……。 |

| ムービーは奇麗で良い。が、前作のがもっと良い(笑) でも、リルカは好き(爆) |
| 総評。 プレイ時間36時間くらいでクリア。前作よりも10時間くらい多かったけど、なぜか前作の方がボリュームを感じた。 っていうか、ワイルドアームズ1の方が面白かったことは確か。 でもでも、この作品が駄作かってそういうわけじゃない。この作品にだって、いいところは沢山あったし「駄目だ」、の一言で片づけられるほど、単純な作品ではない。サクラ大戦1と2、EVEのburst error とlost oneみたいな酷さでは絶対にない。そこまで酷くはない。 1年では作れない内容だと思ったし、多分、制作期間は2年を越えていると思う。でも、ユーザー(前作のファン)には、納得が行かないと思う。 う〜ん、難しいね。スタッフが前作とほとんど同じだったってんだから、余計に難しいね。 やっぱり、問題点はキャラの描き方だと思う。前作では仲間は3人オンリーで、その仲間をホントに事細かに描写し、成長を描いていたけど、今回仲間が増えたことによって、薄まっちゃったのね。成長が描けていたキャラが一人も感じられなかった。敵キャラもヤバイ。全然強そうじゃないし。 そういえば、出てくるキャラ10人以上に名前をつけられたけど、これって何の意味があったのかな? ってか、パーティーキャラならまだしも、少ししかでないキャラまで名前変更できるし。……わざわざ、変えている人いるのかな? とまあ、いろいろと書いてきたけど「作品の評価をするのは、プレイした人自身です」 ……。ってそれ言っちゃこのコーナーの意味がないので、最期に一言だけ。 買って屍拾うものなし。 合掌。 |
平成11年9月29日 記