メーカー CROWD(WIN)
ジャンル AVG
値段 8800円
| ◎はじめに Xchange1……。それは、私にとっては悪夢とも言えるゲームだった……。というか、プレイ時間3時間くらいでCGコンプリート。ヘボシナリオ。いわゆるHCG集。定価7800円で、当時エロゲークソゲーの免疫がほとんど無かった私は3日間くらい”ヤバイよ、タモさん(出川口調)”しか言うことができずに苦しんだ。というのは、勿論嘘。 あのゲームをプレイした私は、このCROWDっていうメーカーは、絶対潰れる。むしろ潰れて欲しい。と切実に願ったんだけど、今では結構有名なところになってたりするから、この業界はわからない。いや、ホントに。 っつうか、もうこのメーカーのゲームは二度と買わないって、あの当時は誓ったのだけど、なぜかこの作品を買ってたりする。 で、その理由(箇条書き)。 1、各地で評判が良い。 2、馬鹿ゲーっぽいニュアンスがある。 3、メチャエロイらしい。 4、その後のクラウドをチェックしてみるのも一興か……。 あと思ったのは、よくもまぁ、あの作品の続編を作ったよなぁ、っていうこと。とにかく都合の良い展開のシナリオだったので、どうなるかと思ったんだけど……。 ◎ストーリー紹介 主人公「拓也」が怪しげな薬品を浴びて女の子になってしまってから一年。男の姿に戻って平凡な日々を過ごす拓也の身に、再びあの悪夢が訪れる・・・ 「この機械には身長を伸ばす効果がある」という化学部の後輩「千里」の言葉を信じて、奇妙な機械の実験台になる拓也。しかし、動き始めた機械は身長を伸ばすどころか暴走して大爆発を引き起こす。その大爆発がおさまり、拓也が自分の体に目を向けると、そこには一年前に見た女の子の体が・・・ かくして、女の子になった拓也はレズの女の子につきまとわれたり、銭湯の女湯に入ったりと、今まで体験したことのない出来事を次々と体験することに・・・ 拓也を女の子にした千里は、拓也を元に戻す為の研究を始めるが、果たして研究は成功するのだろうか? そして、その研究費を稼ぐためにバイトを始めた拓也に巻き起こるトラブルの数々を、拓也は乗り越えられるのだろうか・・・ ◎キャラクター う〜む。前作での設定の甘さというか、おかしさはどうなっているのかと思ったら、主人公の姉さん(変な人)はいなくなってるし、佐藤先輩(変な人)は卒業。主人公の両親(変な人)は存在感が希薄。 肉体関係があった下級生(前作ではまともだった)は、その人物の性格を変にして、そのまま続投。 ライターの苦悩する姿が、目に浮かぶんだけど、結局変な世界観ならなんでもあり、っていう感じに落ちついてるね。 主人公の拓也は相変わらずの優柔不断な性格だし。でも、優柔不断な性格にしておけば、大抵のイベントでイエスと主人公に言わせることができるから、その辺は便利といえば、便利かもね。 その他の新キャラ。どのキャラクターも変な人物だなぁ。まともな人物がひとりもいないから、逆の意味で説得させられてしまったよ。「これはこういう世界なんだ」「僕はここにいてもいいんだ」って。 舞台は、現在の日本ではなく、まったく別の次元にある”アナザーNEOジャパンXX”なんだと理解すれば、まぁ、納得できるかな。あくまでも、”まぁ”ね ◎シナリオ エロ重視で、特にレイプシーンなどは、最初にエロにシチュエーションを決めて、それからシナリオを作っていったのだと思う。 ヒロイン毎のシナリオについては、一応シナリオを組んでから”ここでHシーン”、とか考えたのだと思えるのけど、それでもエロ重視。最後にHしてエンディング! っていうパターンではなく、Hシーンのサンドイッチ。それだけに、ライターの文章が似たりよったりしていることもあるんだけどね(笑) エロテキストとかは、特にそう。まぁ、数多いからバリエーションつけるのが、大変だったことはわかるのだけど。 で、H以外のシナリオについては、どんな感じか? ……う〜ん、何も残らない(笑) 肉をとった骨だけの状態というのは過言かもしれないけど、とにかくエロがすべてっていう感じ。前作以上に無茶苦茶してる。 主人公が優柔不断なので、すぐにトラブルに巻き込まれちゃうし。んでもって、このゲームの場合は、トラブル=エッチだし(笑) ヤバイのは、テキストに面白味がないということ。お馬鹿な内容なら、お馬鹿な内容らしく、笑いの一つでもとれていれば、まだ良いのだけど、こういうことに関してはなんか普通だし(化学部の部室の扉は笑ったけど)。 あと、文章力もないなぁ。 テキストに深みがないというか、エロゲーに深みを求めてる時点で間違い、っていうのは重々承知してはいるんだけど、やっぱり底が浅いものは浅いんだもん(笑) まぁ、わかり安く書いているといえば、聞こえは良いのかも知れないのだけど……。 ◎システム OS:日本語版Windows95/98。CD-ROM:倍速以上の CD-ROM ドライブ。CPU:Pentium90MHz以上(133Mhz以上を推奨)。メモリ:32MB以上を推奨。解像度:800×600以上の解像度で16ビットカラー (65536色) 以上表示可能な機種。 低いスペックでもオーケー。でもって、このシステムが凄い。ここまで親切でいいの? と思わず言いたくなるくらいに親切。 各キャラ毎に音声のON、OFFを選択できたり、Hシーン回想があったり、エンディング回想があったり。回想機能だってあるし、メッセージスキップは、既読、未読を判別して飛ばすことが可能だし(未読でも飛ばせる)。 すべてのエロゲーシステムの良いところだけを集めて圧縮した、といっても良いほど。かなり作りこんである。 が、800×600が最大の私には、一気に終了機能が欲しかった。一回タイトルに戻ってからじゃないと、終了できなかったので、そこが唯一惜しかった。もっとも、WINキー+Dを使えば、すぐ最小化できて、即終了できるんだけど(笑) ゲームのシステムは、ごくごく普通のエロゲAVG。選択肢が時たま出てきては、選択して分岐するっていう感じ。エンディング数が多いで、すべて見るにはかなりの根気が必要。 一応、”ミニゲームもどき”っぽい物があるんだけど、かなりヘボかったので、私はそれをミニゲームとは認めていない(笑) っつうわけて、システムは最高峰。ゲームデザインの点では、他の作品と横這い状態に近いけど、機能という点では最強。 ◎絵 すっげぇ、沢山あって、量産されてるなぁ、っていうイメージ。決して雑という意味じゃないけど、量産してるなぁ、と思う。 前作である、なんとかチェックインから、あまり時間が過ぎてない内に、発売されたことを考えると、相当、早描きの方で溢れているんだなぁ、と思う。クラウドは。 原画は、まぁ、私好み。でも、前作1の方が、原画的には好きだった。ってゆうか、1を買った理由が絵だったしね(大失敗だったけど)。 む。ここまで書いて気付いたのだけど、この業界って、絵が良ければ生き残れる世界なのかな? ◎音楽 17曲で、内2曲がボーカル曲。 この辺も流行というか、他のところになぞっているなぁ、という印象。CD−DAとMIDIが両方とも採用されていて、CDがドライブにセットされていないときは、MIDIが鳴るという仕様。 この仕様はやっぱりいいよね。作り手にとっては、面倒なことこの上ないだろうけど、こちら側としては楽ちんなわけで。 1では、わけのわからない、存在感希薄なサウンドだったけど、2ではなかなか聴ける曲になっていてGOOD。明るい感じというか、あの世界観にぴったりというか。 犯されている時の曲が、妙にスリリングで好き。なんか、探偵物の緊迫したシーンで使われそう……。 ◎音声 技量だけで選んでるなぁ、っていう印象。声質が合う合わないに関係なく、”なんか違う”って思った。 うまいのだけど、プロ級とまではいかないし……。 ってゆうか、エルフ、リーフとかの声優レベルじゃないと、私って満足てきないのね。声に関しては。 あと、それとこれとは全く関係ないんだけど、たくや役の声優さんには、ご苦労さまでした、って心の底から言いたい。 ◎エロシーン 凄い数あるなぁ(笑) まぁ、これしかないというか、このゲームで”イチオシ”なところは、こことシステムしかないわけで、そういった意味では良いのだと思う。シナリオ強引だけど。 でも、各シーン毎に、似たような文面が出てきたりとか、ライターの力量の甘さを感じとらずにはいられなかった。多すぎてネタが無いのはわかるのだけど。 このゲームの場合、たくや(♀)が犯されているというHシーンが、ほとんどなので、そういうのが苦手な方は止めた方が無難。 |

| 800×600の画面で、CGは640×480。アイコンがすぐ横にあるので、かなりやりやすい。工夫されていてGOOD。予想としては、次々回作あたりで”朗読モード(リフレインブルー)”が入りそう(笑) |

| エロシーン。ほとんどがエロシーン。まぁ、世間一般のイメージするエロゲーそのままなんじゃないかな? 強引さとかも。 |
| ◎さいごに お、おかしい。いつもより分量少ないのにやたらと書くのが疲れた(笑) ま、丁寧に作られているので、好感もてたし、こういうのはこういうのでアリなんじゃないかな? シナリオを滅茶苦茶にすると、それはそれで意味不明なオーラみたいなものを発していて愉快だったし。 でも、そういうのを知らないで買った方には同情しちゃうかも。ま、いないか。 上記のようなことを、すべて前提として買うのならば、全然オッケー、オールオッケな内容。システムの良さには、感激することでせう。 というわけで、レビュー終わり。 |
平成12年3日2日 記