メーカー アリスソフト(WIN)
ジャンル SLG
値段 8500円
| ◎はじめに 今年は5本もソフトを発売したアリスソフトだけど、このダークロウズが今年最後の作品。というか、量産していることには違いないけど、どのソフトもそれなりのクオリティがあるのはさすがアリス。 ちなみにアリスの次回作はPERSIOM。そして、この作品からはどうやらスペックが棚上げされるということで、私の今の環境では駄目ということに。 う〜ん、そろそろ新しい機械を買わないとなのか? ◎ストーリー紹介 太陽にまたがるコルデージュ平原には五つの国があった。 オロシャ……アストリア……リクレム……そして特に大きい、レーベンとカルネアという二国は、永く人格者の王に納められ、人々は平穏無事な日々を送っていた。 しかし、ある日、レーベンが突如として近郊を破りカルネア国に侵攻を開始した。 二国間の戦争は半年を超えてな続き、そのさなかカルナア国王ドトールは重い病に倒れた。その日を堺にカルネア軍の戦局はじりじりと傾いていった。 そんな時だった。 王のいないカルネア城で、降伏か否かと、残された王妃と王女たちが困り果てている所に、一人のぼろをまとった男が現れた。 彼は8年前、忽然と城から姿を消したカルネアの騎士団副長、クロード(主人公)だった……。 ぶっちゃけた話、戦争の費用を王女達3人の身体で稼がせ、その為に王女達を調教してゆくというストーリー。 ◎キャラクター あんまり面白くない。魅力的とも思えるキャラクターもいなかったし、個性的とも思えるキャラクターもいない。 メインとなってくる王女3人も、いまいち好きになってなかったし、主人公も嫌い。 王女にいたっては、全然王女っぽい感じがしなかったので、設定止まりにすら感じた。服装とか、言葉使いとか、そういうのは王女だったけど、なんか違う。そそられない。 その他の人物も、名前を覚えるのが精一杯でほとんど印象に残らない。嫌なキャラクターとか、そういうのは多少印象に残ってるけど、やっぱりそれ止まり。「これは!」というキャラクターがいなかった。 察するに堅すぎる。文章もそうだけど、全体的に雰囲気が堅い。内容が真面目だというのはわかるのだけど、私的には駄目だった。もう少し砕けていないと、面白くない。 あと、それゆえにかどうかはわからないけど、キャラクターが、生き生きとしていないというか、まるで誰かに操られているようなそんな錯覚もした。 ◎シナリオ というか、何を書けばよいのだろうか(笑) 基本的にシナリオはおまけみたいな感じになっているので、さほど(作品の意義としては)重要ではなかったりする。でも、決してつまらないというわけではなく、それなりに良い出来ではある。 また、序盤に含みをもたせてあるので「先がどんなんかなー」、と気にしながらプレイすることができる。メイン部分は繰り返しがほとんどなので、こういった含みがあったのはありがたかった。というか、これがなかったらもっとクリアが遅くなっていたと思う。 でも、堅い。そして暗すぎるよ、このシナリオ。そして、暗く、堅いとは言っても、それは上っ面だけの暗さ、堅さであって、本当に良いシナリオがもつそれとは違うものだったりする。 クリアしたあとに、心の中に響くこともなかったし、気持ちがブルーになるというわけでもない。 う〜ん、なんというのだろうか。こういうのもアリかな? とは思ったけど、私的には駄目。そして、『私的には良い』、という方をほとんど見たことがない。つまりはそういうこと。そこ止まりなのである。 ちなみにライターはHIROさん。何処かで聞いたことのある名前だと思ったらぱすてるチャイムのシナリオ書いた方だった。 ぱすチャが初作品みたいなことが書いてあったので、この作品で2作目ということになるけど、やっぱり、この方の作品とは相性が合わないみたい。 ◎システム WINDOWS95/98/NT/2000。CPU、Pentium100MHz以上、メモリ32MB以上、ハードディスク空き容量100MB以上、ディスプレイ640×480以上、6万色表示可能。フルインストールで550MBくらい。そして、良質音声(別CDが付属)をインストールした場合は1ギガ近くの空き容量が必要。 例によって、SYSTEM3,6なわけだけど、細かいところにかなり気を配って作ってある。 例えば、スタート画面でオートデモに入るまでの秒数がカウントされていたりとか、メッセージスキップがシーンが変わる度にストップしたりとか、他にも普通気付かない場所に気を使っている。 メイン画面でも、アイコンをクリックするとWAVE音が鳴ったり、アイコンが動いたり、画面が拡大したりと技が細かい。 けど、なぜかシステム画面にロードという項目がなかったりと、抜けている面もある。というか、このゲームではリロードが必須なので、メイン画面から一気にロードできるようにして欲しかったというのが本音。 ゲームシステムの方は、シンプルがキーワード。でも、裏を返せばたんなる運とも言える。プレイしていて、ワザとシンプルに作ってるなーというのが、凄くよくわかる。でも、もう少し凝った方が良かった。アリスならではのゲーム性を出して欲しかった。 カードを開いて、一定数以上の数がでれば調教成功、Hシーン。一定数以上の数がでなくても、次の成功確率を上げてくれる。また、カードを開かなければ、次にふれるサイコロ数が増える。 この辺は、画面構成が一番凝っているところで、「コンシューマーにも負けない」、とアリスが自負しているだけのことはある。私も凝ってるなー、と思ったのは上記の通り。カードがシャシャっとアニメしたり、画面が拡大したり。 でも、そういうのは形だけ。中身がただの運試しというのが、非常に残念。失敗→ロード→成功→失敗→ロード……と繰り返すのがかなりウザったかった。 でも、戦闘のシステムは良かった。おまけ的に入っている戦闘イベントだけど、その出来は良い。運重視なのは相変わらずだけど、面白い。シンプル イズ ベスト。 ◎音 音楽はMIDI。アリスといえば、CD−DA……というのは、もう昔の話みたい。今年発売されたアリス作品の内、3本はMIDI仕様だし。 これからは、容量増えるだろーから、CD1枚組だったらMIDIを採用していくことになるんだろーなー。 でもって、全16曲。少ない。どの曲も『汎用〜』っていう感じのが多くて、聞き飽きることはないけど、パンチにかける。 一応、物語独特の雰囲気、世界観などはバッチリ音楽に現れているんだけど(暗さとか)、やっぱり誉めるほどの出来じゃあなかった。 あと、妙に生々しいけど違和感のある効果音。アレがナニするシーンとかで「くちゃ……ぴちゃ……」とか、効果音が鳴るんだけど、なんか変。音の質は良かったけど、あれだったらない方が良かった。 ◎絵 原画はおにぎりくんさん。アトラク=ナクアで、有名になった方だけど、随分と絵柄が変化している。というか、私的に好みの絵柄ではない。なんてゆうのだろう、アトラク=の時は、そこそこ好きな部類に入る絵柄だったのに、ダークロウズでは好めない絵柄になっちゃってる。 文字で表すと『アダルティな感じ』、とでも言うのだろうか(笑) 顎のラインとかくっきりし過ぎているし、目の描きからもイマイチ。 ◎Hシーン というよりも、本編はこれしかないと言っても過言ではない。書いた方が数えきれないという程のHシーンが存在しており、具体的には150以上。 作品のメインもエロで、エロエロエロエロ……と、エロづくし。 通常の調教シーン以外でも、イベントが発生した瞬間、エロイベントの気配がする。そして、実際にエロイベントが発生する。 でも、私的には好きくない。巷のレビューでは『エロい』、との意見がほとんどだけど、なんかエロく感じなかった。テキストが好みじゃない、という所為かもしれない。ってゆうか、引いた。濃すぎて。 濃いというのは、Hの内容のこと。テキスト量は少ないんだけど、やってることは凄い。動物使ったりとか、野外だったりとか。そういった、アイデアが凄い。良くこんなことを考えつくなぁ、と思うくらい凄い。 まぁ、なんていうのかな。原画が好みじゃなかったから、その時点で、私の中のエロ度は下がっちゃったんだけど、それ以外にも、もうちょっとなんとかならなかったの? とそういう感じ。 あと、これが一番感じたことなんだけど、王女が身体を売って金を稼いでるというのにもかかわらず、背徳感みたいなものが全然感じられなかった。 『王女が身体を売る』、この設定をいかしきれていない。これが一番惜しい。そして、残念なこと。もちろん、それっぽいイベントもあったことにはあったけど、なんか薄かった。 ◎音声 何処かで聞いたことのあるような声の方が多いだけあってうまい。というか、アリスといえば、音声なしで通っていたけど(例外あり)、ここに来てそうじゃなくなっちゃった。 ってか、MIDIとWAVEのバランスが最悪(WAVEがちっちゃい)なので、音声が良く聞こえなかった。こっちで、ボリュームを調整しても、ゲームプログラムが勝手に再調整しちゃうので修正でけんし。 まぁ、音声入りによってエロ度が高くなったのは確かだったけど。 それと野郎(主人公以外の)にも、声が入っていたりする。陵辱シーンでは良い感じ。 |

| メインシーン。シンプルにまとまっているのは良いことだけど、ロードがないのが不満。セーブもSYSTEM画面に行ってからではないとできないので、それも不満。 |

| とにかく数多い。一回のテキスト量は少ないけど、さすがに150以上もシーンがあるだけあって、総ボニュームで凄いことになってる。 |
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平成11年12日13日 記