猪名川で行こう!!




メーカー leaf(WIN)
ジャンル  バラエティ
値段 5800円

   


(C)leaf



 ◎はじめに
 え〜と、リーフのアミューズメントCD第3弾として、発売されたこの作品だけど、私的見解では前々作「さおりんといっしょ」前作「初音のないしょ」とは別ものだと睨んでた。あれは、もうけを狙うっていうよりも、ホントにファンサービスっていう感じの内容だったので、好感度がもてたんだけど、今回はちょっと商業意欲がでているかなって思ってた(なんとなくだけど)。まぁ、それが悪いとはいってないんだけどね。
 けれど、プレイしてみてやっぱしファンサービスっていう内容が相応しいかなって気がした。値段は今までの作品よりも3000円近く高いけど、それでも安いくらい。ってゆうか、同じ発売日に出た「ばらえてぃたくちくす」はちょっと可哀想。
 今回は初回版とか、初回特典とかは無し。多分、これからもリーフは初回版とか作らないと思う。私的には良いことだと思うよ。
 というか、こういうゲームのレビューはどう書いていけば良いのだろうか? う〜む、アリスの館456の時を彷彿とさせるなぁ。長くなりそうな予感。

 ◎作品の概要
 こみっくパーティーをモチーフとして作成されたリーフアミューズメントCDの第3弾。
 内容は、タイプソフトの「NIGHT WHITER」、こみっくパーティーのミニシナリオ「葉っぱサスペンス劇場」、こみっくパーティーのキャラクターが登場してのクイズゲーム「三大オタクこみパ最大の決戦」、それから移植要望が高かったらしい「Filsnown for windows」、ホワイトアルバムオリジナルスタッフが作成したデジタルブック、「Memories of White」、あと次回作「まじかる☆アンティーク」のデモ。それから、スタッフのコーナー、壁紙沢山、アイコン、おまけ音声、スクリーンセイバー、桜井あさひのDJプレイヤー、まぁ、とにかく盛りだくさん。これが真似できるのは、アリスソフトくらいだな。


 
Filsnown for windows



 これは、PC98版で発売されたリーフ第2弾の作品をウインドウズに移植したもの。結構前から、移植されるされると騒がれていた作品だけど今回やっとお披露目になったっていう感じ。ちなみに、リーフファンクラブ専用で発売される予定だったらしいんだけど、より多くの方にプレイしてもらいたい、みたいな感じの理由で一般発売になっちゃったみたい。ま、私的には良いことなんだけど。
 オリジナル版は4年前の発売。あんまし売れなかったみたいだね……。リーフがまだ無名のころの作品。ジャンルはRPG。
 ってゆうか、私はこの作品目当てでこのソフトを買ったのだったりして。ちなみに、このフィルスノーンだけ扱いが別格になっており、一枚のCDとして納められている。書き忘れたけど「猪名川で行こう!!」は2枚組。

 ◎ストーリー紹介
 水の町パルメアに住むティリア・フレイは、破壊神を封印したといわれる封印洞に調査にいったきり行方不明になっている恋人デュークを探すために封印洞へと行く。
 しかし、封印洞へは入れず、そこでティリアは謎の老人に出会う。老人の言葉のままに封印洞にかけられた封印を解くべく動くティリア。しかし、その先には恐るべき陰謀が待ち受けていた。

 まぁ、こんな感じ。オーソドックスなファンタジーストーリーね。

 ◎キャラクター
 ふむ……。RPGの割にキャラ数は少な目。
 あんまり印象に残るキャラはいない。駄目っていうわけじゃないけど、それほど良いとも思わなかった。
 キャラ数が少ないなら少ないらしく、濃くキャラクターを描けていれば良かったのだけど、そんなに良く描けているわけでもないしね……。
 せめてパーティーメンバーの3人くらいは、なんらかのエピソードを交えて欲しかった。特に主人公のティリア関係は説明不足で、???な部分が最後まで残っちゃったし。まぁ、他の2人もそうだけど。
 それとパーティーメンバーがすべて女というのも、如何なものかと思った。一人くらい男がいたって良かったんじゃないかなぁ。
 まぁ、可もなく不可もなくっていう感じ。どちらかと言えば不可。

 ◎シナリオ
 書いたのは知らない方。シナリオ書くのははじめてとか、作品内で書いてあったけど、なんとなくわかるね。
 神様とか、神殿とか、剣とか、魔法とか、ホントに「ファンタジー」っていう感じ。別にそれ自体は悪くないんだけどね。でも、面白くないよ。
 シナリオに意外性がないというか、実に淡々と展開してゆきすぐに飽きる。落ちも読めちゃったし。
 最後の最後に盛り上がりかけたかな……と思ったんだけど、結局盛り上がらなかった。続編の話が出ていたらしいけど、ボツにして正解だったと思う。でも、リーフにRPGを作って欲しいという気持ちはあるけどね。
 ここが感動する場面なのか? と思うシーンはいくつも用意されているのだけど、全く感動しない。要するに力量不足。今時、キャラ殺したくらいじゃ、感動しないよ。
 やばかったのがエンディング。苦労して見たハッピーエンドだけど、見る価値はなかった……。
 って、かなり酷評だなぁ。やっぱりRPGに関しては妥協できないみたいだ。最初プレイし始めたときは、わりと良い感じでプレイできたんだけど……。オリジナルが発売されたのが、1995年なのを考慮してもシナリオは駄目だと思う。
 あまり広げていない風呂敷だけど、それでもきちんと畳めていなかった、ってところかな。
 あとは、制作時間なかったんだろうね。まだ無名だったリーフにはこれが限界だったのかも。

 ◎システム
 スペック等については後述。
 RPGのシステムとしては、特に目新しいことはないかな。ドラクエタイプのRPGで戦闘は勿論エンカウント方式。
 ただ、雪が降ったり枯葉が舞ったりする、などといった画面効果はちょっと感動した。「おぉ。雪が降ってるよ」
 んでもって、割とこだわってつくってある。アイテム数がかなり多く、コレクター要素があったりとか。あと、使用用途がわからないアイテムとかもあり、やりこみ要素も結構ある。
 そして、マルチエンディング。これにはマイッタ。やばいミスをしてしまい、まるまる2回ほどプレイさせられることになった。RPGでマルチエンディングっていうのはかなり珍しいと思うのだけど、どうにか救済措置が欲しかったなぁ。まぁ、2回目のプレイは3時間ほどで終わったけど。
 私は3種類のエンディングを見たのだけど、なんていうのかなぁ。どれもちょこちょこっとしか変わってないのね。もっと大きな変化があっても良かったと思うよ。
 バッドエンドとハッピーエンドを見比べても、確かに片方はバッドで、片方はハッピーなんだけど、どっちとも見て損する内容なのね。作り込みがあまいというか、エンディングにこだわるくらいなら、他に手を回す方が良いっていう考えかもしれないけど、もうちょっと丁寧に作って欲しかったなぁ。
 で、微妙なのがゲームバランス。良くとれているを通り越して難しい。だって、雑魚キャラとの闘いで眠らせる魔法を使わないと苦戦するんだもん。それに後半、敵が堅すぎだし。まぁ、簡単すぎるのよりは良いのだけどね。
 あと、逃げのバランスがかなり悪く、自分よりも相当強い敵からも楽勝で逃げられるので、場合によっては詰まる場合もある。
 それと戦闘システムの仕様上からか、敵の名前がさっぱりわからないのだけど、どうやったら敵の名前がわかるのか是非知りたい。

 ◎絵とか
 原画は水無月さん。この頃の水無月さんはかなり癖のある絵だなぁ。いや、今でも癖のある絵柄だけど、この頃はさらに凄い。エロゲーの原画向きではないね……。
 16色なので、今となっては見劣りするけど、当時としては綺麗に描けていると思う。16色なのにかなり頑張ってる。マップとか、雑魚キャラとかもね。

 ◎音楽
 CD−DAの36曲。かなり良いよ。作曲者の中に折戸さんとかいたりして、思わずニヤリとしちゃった。これは必聴に値するレベル。
 個人的にお勧めなのは、フィールド3とボス1。後者は「初音のないしょ」でも雑魚戦で使われていたっけ。
 今では1ゲームで36曲も収録されているゲームなんてないよなぁ。

 ◎エロ
 レズシーンばっか。ってゆうか、レズシーンが95%くらい。あとは、おまけ的に普通のエロシーンもあるけどそれはあんましエッチじゃない。
 だけどレズシーンでは、割とエッチ度は高い。だけど、私的にレズシーンって好きじゃないのね。それとちょっと設定が強引。いや、それともこんなものかな……。
 あと、枚数が30枚未満というのはどうかと思った。それとも、当時はこんなものだったのかな? エッチシーン、ビジュアルシーン、合わせてで30枚。

 ◎総評
 でも、総合的には良い。自分でもわけわからんけど、それなりに面白かったんだもん。
 トータルバランスがしっかりしているっていうことなのかなぁ。一つひとつを見ても音楽以外はぱっとしないのだけど、トータルで良いのだからなんか凄い。
 それとオープニングが頑張って作ってあった。アニメするし、テンポが良いし、今までプレイしたリーフ作品の中で一番良い出来のオープニングだと思う。
 プレイする価値はあった。おそらくはPRG部分がしっかりしていたっていうのが大きいと思う。隠しアイテムの類を探すのが結構面白い。本編とは関係のないシナリオも少しあるし。
 あとミニゲームなんてのもあったし(つまらんかったけど)。
 それと、ハッピーエンドを見るのがちょっとだけ大変。しかも、それに見合った価値がないし。大抵の方は平気だと思うけど、私はある場面でミスちゃったからなぁ……。と意味深なことを言いつつ終わり。



NIGHT WRITER



 PS版TO HEARTの後にリーフ大阪スタッフが密かに作っていたらしい作品。なんでも、締め切りまでに完成しなかったら、今回は未収録かもしれなかったとか?
 種類はタイプソフト。実はタイプソフトをプレイするのははじめてだったりする。
 主人公と天使のコリンが組んで悪魔達を封印していくっていう感じのストーリー。封印するには、スペルの入力が……と、その辺がタイプソフト的。ちなみに、シナリオライターはクレジットを見る限りでは高橋龍也さん。
 でもって、プレイしてみたんだけど、なかなか良くできてると思った。初心者でも、上級者でもそれなりに楽しめる内容。ミスらないでいると難易度がバンバンあがるので四苦八苦する。エキサイトして面白い。ってゆうか、エキサイトするとよくミスるんだよ、これが。
 アイテムとかもあって、その辺が初心者向け。使えばかなり簡単に先に進める。負けると難易度が下がりその辺も初心者向け。
 「DORA2ナイト雀鬼」っていうリーフの処女作のキャラクター達が登場しているゲームなのだけど、DORA2を未プレイな私にはその辺のことはよくわからなかった。プレイしていると、楽しめる部分もあるのか?
 なんにせよ楽しめたゲームだった。ちなみに、この作品ではフルカラー仕様だったりする。リーフといえば256色っていうイメージだったけど、ついにフルカラー登場かぁ。でも、256色とたいして変わってねぇなぁとか思ったのは私だけか?
 あと、原画は水無月さん。フィルスノーンの時に比べるとホントに絵柄変わったよなぁ……。より一般向けに、っていう感じ。



葉っぱサスペンス劇場



 これは「こみっくパーティー」のミニシナリオ。ミニシナリオといいつつも、ボリュームは結構ある。前作「初音のないしょ」にあった「TO HEARTのおまけシナリオ」よりも全然多い。また分岐も存在する。
 なにがサスペンスなのかはよくわからないのだけど、それがライターの狙いだな。
 ってゆうか、キャラクター壊れてるし。主人公にしろ他の登場人物にしろ、本編とはなんか違って壊れている。っつうか主人公の名前違うし。その辺のギャップを変と見るか、面白いと見るかはそれぞれかな。私的には面白いって思ったけど。
 あとは、根底に流れるおたくおたくおたくおたくおたく……。っていうオーラ。こみっくパーティー以上にそのオーラを発している。こみっくパーティーでも耐えられなかった私がこれに耐えられたかどうかっていうのは……、書くまでもないな。
 ちなみに書き下ろしのCGが5枚くらいあったりする。出来はかなり綺麗。これは256色なのだけど、そんなの信じられん。ってゆうか、OPTPiXは凄いなあと思った次第。



三大オタクこみパ最大の決戦



 これはこみっくパーティーに登場するキャラクター達が登場してのクイズゲーム。クイズの内容はリーフ全般とコンピューター関係は少し。
 これの出来がなかなか良い。
 双六みたくフィールドが広がっていて、サイコロをふって止まった場所にいるキャラからクイズを出題される。そして、ステージ毎にボスが存在するという構成になっており、ボリュームもなかなかある。クイズは全部で400問以上はあるんじゃなかろうか? ちなみにマルチエンド。各エンド毎にCGが1枚づつ描き下ろされているのでプレイヤー泣かせの内容でもある。ってゆうか、CG ONするのが正解だと思うけど。ちなみにCGの書き下ろしは10枚ちょっと。
 でもって、ここでもキャラクター達が壊れている。こみっくパーティーではこんなキャラだったっけ? っていうようなツッコミがかなりしたくなる。
 そして、クイズ。これがかなり難しい。ってゆうか、ムズすぎ。大体、雫以降のリーフ作品をプレイしていることが大前提。それでも難しいのだから。
 問題はリーフゲームに限らずトレカ、アニメ、スタッフ関係にまで及ぶ。難しい。でも、単なるクイズだけではなく、ビジュアル問題とか、イントロ問題とかもあってなかなか凝った作りになっている。
 ちなみに、制限時間10秒で答えないと不正解になる。そこで×ボタンを押してダイアログを表示させストップさせようか、などと小細工してもダイアログが表示されないまま終了してしまう。う〜む。
 あとセーブがステージ最初でしかできないので、ファイアーエムブレム的な面白さを私は覚えたよ。クリアするまでに20回くらいコンテニューしたし。

 そうそう。クイズ中はキャラが喋りまくり。

 「問題よッ」「ほな、いくで!!」「いきますよ」
 ふむふむ。花組大戦コラムスみたいだ。

 「ノルマクリアーですぅ」「おめでとうございます」
 ふむふむ。

 間違えると、「なにやってるのよ、馬鹿!!」
 ……うるせえよ。
 なんか、瑞希でやってると馬鹿馬鹿言われるので腹立つんだけど……。


Memories of White



 これは白バムのデジタルブック。画面に表示された本(ビジュアルもある)を読んでいくのだけど、ちょっと読みくい。一応、読みやすくは工夫しているつもりだろうけど、やっぱし読みにくい
 でも、デジタルブックていうのを生かすとなるとこれでも良いかな。クリックしていちいち拡大しながらやるのがちょい面倒だけど。
 内容はヒロイン由綺視点で話は描かれており、本編主人公冬弥へ対する思いとかが綴られている。デート場面もある。
 なんていうか、文章が綺麗。誰が書いたのかは忘れちゃったけど、わたしには書けない日本語が並んでいて新鮮だった。これの最中に流れる白バムの曲のアレンジバージョンもGOODだったし。
 女性視点らしく、穏やかというか、優しいというか、とにかくそんな感じ。ちょっとくすぐったいっていうのもある。
 これのボリュームはちょい少な目。でも、心地よさみたいなのはあるね。こみっくパーティーとのギャップがかなりある。あとこのシナリオの他にもスタッフの文章とか、漫画とかも載ってたりする。
 CD−ROMの中身でデジタルブックとして見るよりも、実際に本として手にとってみたい作品だった。



まじかる☆アンティークのデモ



 リーフ伊丹スタッフによる次回作「まじかる☆アンティーク」のデモ。
 デモとはいっても、文章がずらずら〜とAVG風にでてきてそれを読み進めていくっていう感じ。
 で、プレイ(?)してみて思ったのは「対象年齢10歳くらいじゃねぇか?」、っていうこと。どうみても18歳以上向けの内容には見えん。
 ヒロインスフィーとかでてくるけど、見た目若すぎで「脱ぐのか?」っていうのがかなりの疑問。ってゆうか、脱がなそうだし。
 ゲーム画面は「マリーのアトリエ」みたいな感じ。魔法とかも出てくるのでその辺も似てる。まぁ、見かけは……だけど。それとキャラ動きまくりでなかなか凝った感じ。
 SLG+AVGっていう感じで、こみっくパーティーみたいな感じになるんじゃないかな? 相変わらず絵は綺麗。背景もかなり綺麗でその辺は好感が持てる。
 わたしが買うか否かっていうのは、今のところは全くの未定……かな。



 ナイトライターより。「SUKI」とかそういうレベルなら簡単にタイプできるけど、上級向けのワードはかなりムズい。でも、なかなか燃えさせる内容で面白い。



 こみっくクイズより。ミニゲームにしては動きまくりで本編以上に凝った感じになっていたり。でも、動作が重く私の環境ではトゥルーカラーだとガタガタな動きだった。



 フィルスノーンより戦闘画面。前列、後列と敵が分かれているという以外は特に変わったことはなし。ちなみに、上のは自力であそこまでレベルを上げたのであり、決してチートしたわけではないので。

 ◎総評+α
 ぐはぁ……。長すぎた……(私のレビューがね)。きっと、ここまで辿りつくころにはほとんどの方が流し読みになってるだろうなぁ。
 でもって、スペックについてだけど、WINDOWS95/98、Pentium133Mhz以上(推奨166Mhz以上)、メモリ32MB以上(推奨64MB以上)、ディスプレイ640×480以上の解像度で65536色以上が表示可能な機種。HDD空き容量300MB以上。一部DirectX使用。
 フィルスは256色以上で、HDD空き容量は10MBくらいでOK。
 今までのリーフ作品に比べると底上げしているっていう感じ。65536色以上になってるところがミソかな(ナイトライターと、インフォメーションだけだけど)。
 で、総評だけど、これはお買い得。ってゆうか、これだけ詰まっていて5800円なら安いと思うよ。Hじゃないっていうのはあるかもしれないけど、それにしたってお買い得。
 でも、こみっくパーティーをプレイしたことが前提にして作られているということに注意。プレイしてないとミニシナリオとかも、わからないと思うし。第一、本編のネタバレが多数含まれているしね。
 というわけで、レビュー終わりッ!!!(完)



平成12年2日4日 記