メーカー ちぇりーそふと(WIN)
ジャンル AVG
値段 7800円
| ◎はじめに 前回、ちぇりーそふとの処女作「永遠の都」をプレイした私は、その中々の力作ぶりに感銘を受けた。問題部分は結構あったが、力作を作るメーカーだと思いマークを開始。今時、この業界でプレイタイムが20時間クラスの力作を作るメーカーなんて、そうはいないでしょ? その後、第2作品目「ヒロイン」が発売されたわけなんだけど、それは当時の私の金銭事情によりパス(笑) 第3弾まで待つことにし、そして購入した次第であった。 しかし、しかし、しかし、しかし、しかし、しかし、しかしッ!!! ◎ストーリー紹介 「これが愛なんですか、ご主人様」 ひよこ学園、教師を務める魚住 純(主人公)の前に幼い頃の約束を果たすため、突如現れた深窓の令嬢 大崎 薫子。 純を一途に慕う薫子お嬢様と、見事にゴールインするのか、それとも、次々におこる誘惑にかられて、淫靡な関係に堕ちていくのか? すべては、純次第……。 ◎キャラクター どのキャラも薄いね、っていう印象。 主人公は、これといった特徴もない……というか、作中で主人公についてのことがほとんど描かれていないので、書きようがないんだけど、とにかくそんな感じ。 ってゆうか、変だよ、主人公(笑) ヒロインである薫子が、他人に犯されても、ほとんど感情を出さないし(少しは怒れよ)、それ以外にもいろんな意味で唐突だったりと(笑) 結局、最後まで、どういう奴だったのかわからなかったし。 その他のキャラも、自己主張を持たず、ストーリーに流されちゃってるなぁ、って思う。ヒロインである薫子は、主人公のことを慕ってるわけだけど、その理由付けもイマニ。 ちょっと、ネタ的に使いふるされちゃってる感じのものだったし。 それと私自身が、ヒロイン薫子に魅力を感じなかったってのが、一番大きい。ってか、致命的だね(^^; まあ、そんな感じでキャラクターはイマイチ。個性的だったなぁとか思ったキャラも特になし。 ◎ストーリー いわゆるエロゲーって感じ。私の中にある、嫌なイメージのエロゲーそのもの。HCG集のノリに近いものがある。それと、18禁ゲーム未経験者が、この業界のゲームをイメージしたときにでてくるそれに近いものがある。要するに、イマサンってこと。 シナリオなんてどうでもいい、エロエロエロエロ……、というテーマがしかれているのかどうかは、しらんけど、少し経てばHシーン。それが終わってもすぐにHシーン。BADENDでもHシーン。 とにかくそれがメイン。 永遠の都のような、力の篭ったシナリオは全然感じられず、Hシーンを先に考え、それを繋ぐ為にシナリオを作っているのでは? と推測してしまうほど。ってか、その可能性は十分ある。 学園物ということだったけど、例の規定をうまい具合にきりぬけているところは思わずニヤリ。どこにもキャラの年齢が書いてないし(笑) 一応、各キャラ(4人くらい)毎に焦点を当てて、シナリオは作られているんだけど、なんか駄目。だって簡単に、先が読めちゃうんだもん(笑) その時に、一応少しだけキャラクター毎の心理状態というか気持ちが描かれているんだけど、これもやっぱり単純な展開。ってか、各キャラの考えてることがみんな同じだし(笑) あと、地の文とかモノローグでの視点が、主人公だったり、薫子だったり、その他キャラだったり、誰でもなかったりと、しょっちゅう変わってしまうのが、なんともわかりにくい。唐突に視点が変化する(もちろん、ほとんどの視点は主人公だけど)必要性はあったの? ってまあ、メタクソに書いたけど、製作者の考えている本作の見所は別のところにあるからね。ヘボイのも仕方ないっていえば、仕方ないんだけど、もっともっと捻りのあるシナリオを私的には希望。ってか、このシナリオは手抜きに近い。ラストもわけわからんし、適当だなーって思った。 エロがメインで、シナリオ重視ではない、ってのは、最初から知ってたけど、ここまで駄目だとホントにがっかり。永遠の都で見せてくれた、力強さは全くない。は〜。 永遠の都は、セールス的にも評判的にも、(力を入れて作ったのに)滑ったっぽいところがあったので、路線変更したんだろーけど、個人的にはあのままのちぇりーそふとを意地してほしかったなぁ。 ◎システム CPU Pentium133MHz以上、メモリ 32MB以上、ディスプレイ640×480ドットでフルカラー表示が可能なもの。CD−ROMドライブ 2倍速以上。 マニュアルを見ていて笑えたことが一つ。 このゲームの内容はあくまでも制作物でありゲームです。このゲームの内容と同じことを行うと法律によって罰せられることがあります。絶対にゲームの真似をしたり実際に行ったりしないでください。 絶対、真似しないって(笑) ってか、こういうことを真面目に書かないと、やってけない社会になっとるのかのう。などと、爺臭いことを考えてしまうじゃないか(^^; と、余談はこれくらいにしておいて、システム評価に戻るけど、これに関してはほぼ問題なし。強いていうならば、永遠の都であったオリジナリティあるシステムがどこにも採用されておらず、そこいらのAVGのシステムをまったく同じになっちまってしまった、ということ。 これは、前作では選択肢サーチという中々面白い機能があって、これは、文字通りに好きな選択肢まで飛ぶことができる機能なんだけど、今回はその機能はなし。これは残念。せめてフローチャートとかつけて欲しかったなぁ。 便利な機能は一通りついてるけど、メッセージ回想機能はなし。これもちょっと残念かな。でも、一つ前の選択肢に戻る機能はあるので、十分にそれをカバーでけるのだけど(^^; セーブロードは、どこでもできる仕様で、ウインドウバーに直接書いてあるので便利。数は20個所。使い勝手も良く問題なし。 音楽モード、CGモード、回想モードもごく普通に装備。ちなみに、音楽モードでは各曲の説明もあったりする(^^; ゲーム内容の方は、ごく普通のAVG。選択肢により、分岐してエンディングが決まってくるっていう使いふるされたタイプのシステム。 でも、今作品の場合、分岐というよりは、途中下車っていう感じに近い。選択肢によって、途中下車(=エンディング)か否かが決まってしまうっていうタイプ。しかも、先の展開がわかりやすーい選択肢内容なので、ゲーム性はなし(^^; 一本筋のAVGで、バッドエンドに分岐するっていう感覚と同じ。でも、この作品の場合、それがバッドエンドではなく、普通のエンディングとして扱われてるけど……<クレジットも表示されるし。 まあ、前作に比べて格段にプログラムが軽かったので、その辺りは良かった良かったって感じ(笑) あと、インストールの種類が最小、デフォルト、フルと3種類用意されてる辺りも親切設計でよし。まあ、永遠の都でもできていたことなんだけどね(^^; ……。 「システムはGood」と書いた割には、良いことをあんまり書いてないなぁ(爆) ◎絵、CG、原画について 原画は永遠の都と同じく、あきらさん。絵を見れば一目で分かると思うけど、この方、2作品目の「ヒロイン」より、大幅な絵柄変更をなされて当時とは絵のイメージが大きく変わってたりする。 「ホントに同じ方が描いてんの? オオン???」、 って疑ってしまうくらいに(^^; ってか、それに気付かなかった方も多分多いと思う(ホントに全然違うし)。某社の原画3兄弟も見習って欲しいもんだね(ぉぃ でもって、感想としては「プレイするまでは、新絵柄支持だったけど、実際にプレイしてみると以前の絵柄の方が良かった」、って感じ。 新絵柄、確かにいいのよ。いいんだけど、なんかバランス構成に問題があると私的には思ったりするのよ(^^; ナニのサイズと同じくらい大きさしか身体がないとか、そういうのも、もちろんあるんだけど、私的に感じたのが顔の表情について。 なにか物足りない……。特にHシーンでの表情に、ソソられるものとかがないんだよね。 ◎Hシーンについて というわけで、そのままHシーンについてなんだけど、上に書いた通り、表情にイマイチ、エロさが感じられないので「うおー、えっちだー」、っていうわけにはいかない(T_T) でも、こんな風に思ってるのは私だけだな、多分(笑) 一枚絵のCGは、ほとんどがHシーン用(90%以上)。でも、そんなにはエロさを感じなかったのは上記の通り。枚数は標準よりも少ない100枚。 さすがに、シナリオのほとんどがHシーンとなってくると、パターンもいろいろ。標準なものから、アブノーマル、変化物、レズなどなど、バラエティ(?)豊かにそろってた。まあ、こんだけ沢山あればね(^^; 変化物(クリームプレイ、ハチミツプレイ)は、良く考えたなぁと思いつつも笑ってしまった……(^^; でも、これについての評価も永遠の都の方が上なんだよなぁ。エロ主体の作品のハズなのにぃ。 ◎音声について フルボイスと書いてあったけど、ほんの一部だけ喋らない個所があった。まあ、どうでもいいようなシーンだったので別にいいんだけど……。それともバグなのか?(笑) でもって本題。 なんていうか、音声については全体的にイマイチ。永遠の都でも出演していた方がいたのは聴いてみてわかったけど、まだまだだなぁって感じ。最近、私的に良い音声付き18禁ゲームが続いてたので、評価は厳しい。 エロシーンでも、声がエロ度を下げてしまう要因にすらなってた。う〜ん……。 まあ、絶望的にヘタとかではなく、18禁ゲームとしては標準レベルの力量を持ってる方達ではあったんだけどね(^^; ◎音楽について ちぇりーそふと伝統? のMIDIだったけど、今回はすべて既存の曲。それゆえに、Good(^^; 既存の曲っていうのは、クラシックのことで、ショパンのワルツ、作品64−1「小犬のワルツ」とか、ベートーヴェンのピアノソナタ第8番「悲槍」第2楽章とか、そういう類のクラシックがBGM。ちなみに合計23曲。短い作品の割に曲数は多い(^^; う〜ん、卑怯だ(笑) でも、演出的にGoodだったので可(笑) OVA同級生でも同じことがされてたけど、それを彷彿とさせたね。 上にもちょいと書いたけど、音楽モードではそれらの曲についてのちょっとした説明があったりして、知識欲旺盛なほいみんとしては、非常に満足したのであった(^^; |

| 通常の会話シーン。ごく普通のAVGのそれと同じ。とくに感じたこともないかな……。親切設計のシステムではあったけど(^^; |

| で、Hシーン。枚数は多め。でも、なぜかエロエロ〜って感じられんかった……(涙) この辺は好みなのか? |
| ◎総評だよ ちゃばい。やばい。駄目。やられた。騙された。損した。脳天かちわられた。雷打たれた。痺れた。電気が走った。死んだ。時間が経った。生き返った。動いた。売った。買った。インストールした。プレイした。ちゃばい。やばい。駄目。騙された。損した……。 ふう。これの繰り返し、最近。 ってか、なんとなく、力入ってないとは予想してたけど(定価が8800円ではなく7800円だったりとか)。 プレイ時間6時間いってないし。5時間ちょいくらいで終わっちゃうし……。 印象は小粒な作品。ヌキゲー(手淫用)。それ目当てで、手軽にゲームを楽しみたいって方は、満足できるかもしんないけど、私はパス。 マジで18禁ゲーム界から消えるかも、私。 |
平成11年10日23日 記