アリスの館4・5・6



メーカー  アリスソフト
ジャンル ゲーム集
値段 9500円



館456タイトル
(C) アリスソフト




 最初に……。
  なんつうとんでもないモンを、発売したんだ? アリスは!! まあ、このゲームをプレイする事で、アリスソフトというメーカー(というかTADAさんかな?)がわかります。そんな内容です。というか、ムチャクチャですよ。この内容は。(笑)

 なんというか、ホントに「凄い」の一言です。人気ゲーが出ると必ず、真似をしてくるメーカーがでてきますけど、このゲームは真似できないですもの。

 説明。
 ざっと、説明しましょう(←ニャニを偉そうに)。
 このゲーム集の発売のきっかけは、鬼畜王ランスの超ヒットだそうです。このゲームをプレイした後に「昔のランスがプレイしたい」、との声があがり、かねてからの実験作やら、昔発売したゲームの移植やら、なんやらを一つのゲーム集として、納めているわけです。
 収録されているゲームは、新作が、『アトラク=ナクア』、『零式』、『人間狩り』、の三本で、移植作品が、『ランス』、『ランス2』、『ランス3』、『Dr,STOP』、『闘神都市』、『DALK』の6本です。つまりは、9本のゲームがつまってるのですな、これには。これは、マジで凄いね、ホントに。
 移植作品をまとめて売る、というケースは結構ありましたけど、新作ゲームを3本まとめて売るなんてゆうことは、聞いた事ないです。
 ちなみに、音楽は、新作がCDで、移植作品がMIDIです。
 しかも、ゲームのほかにも、スクリーンセイバーやら、壁画やらの、アクセサリー集まで、ついていて、とにかくやりたいことやってます。

 各ゲームのレビュー。
 まあ、一つ一つ、レビューしていきます。1〜3は新作、残りは移植作品です。

 1、人間狩り
 やばそうな、タイトルがいいですね、このゲームは。なんでも、最初にタイトルだけは、思い付いて、それから開発スタートしたらしいですね。
 でも、つまんねえ〜(笑)。はっきり言って、未完成のなんでもない作品です。まあ、実験作という意味で、ホントに実験作だった、ということでしょうね。
 ゲームの内容は18禁では、今まで、一つもなかったと思われる、ボードゲームです。複数対戦まで、出来て……。まあ、この時点で、かなりの実験作ですな。
 プレイして見て、思った事は「説明不足は否めない」、ということですね、登場する各キャラクターは、中々面白い設定なのですが、それが、ゲーム内で、全く生かされてないです。というか、単なる設定でしかなかった……。
 それに、加え、肝心のボードゲームの部分も、面白くはなかった……。マニュアルによると、いろいろとアイデアはでたが、シンプルなものを創るために、殆ど削ったそうです。しかし、削りすぎ(笑)。
 シンプルに楽しめる作品と、シンプルに作った作品とは別物です。残念ながら、この作品は後者の方です。
 まあ、ホントに実験作だった、というところでしょうね。将来の、ネットワーク化に向けての前身作品であったようです。

 2、零式
 え〜と、コイツはロボットに乗るダンジョン探索型のRPGですね。イメージとしては、闘神都市みたいな。まあ、全然違いますけど。
 プレイしての感想は「良く出来てる」、です。ゲームバランスも、結構簡単な作りになってますし、それでも、クリアできない方のために、イージーモードまでありますし。それに、上級者用に、裏零式なんでいうのもありました。でも、ダンジョン内のなぞ解きは、ちょっと難しいかも。
 んでもって、凝ってるなあ、と思ったのはグラフィックですね。かなり良い出来です。私がプレイしたアリスのゲームでは、一番の出来なのではないでしょうか? とにかく、良く書き込まれています。
 シナリオ……は、薄いです。システム重視ですね、この作品は。シナリオは、一応ある、程度だと思います。
 キャラクターは良いです。なかなか個性ある奴等がそろってます。特に個性が強いのは、主人公(♀)ですね、やっぱり。というか、この性格で8歳というのは、結構無理があるかと……。まあ、8歳で、ロボットをバンバン操縦しているというギャップが、面白さの一つなんですけどね。でも、性格キツイので、実際世界にいたら絶対に好きにはなれないタイプだな、コイツは。
 そして、印象に残っているのは、やはり戦闘シーンですね。なんというか、スタッフの方がロボット好きというのが、一発でわかるんですよ、この戦闘シーンを見ていると。
 なにやら、それっぽい画面になり、計器類が出てきて、実際にロボットの操縦席ってこんな感じなのかな? などと思わせてくれます。
 あと、戦闘でのダメージ類に、ランダム要素を一つも使っていないのですよ。つまりは、この武器で攻撃すれは、何ポイントのダメージがあるか、攻撃前にわかるということです。これは、珍しいですね。戦略しやすいように、という事でしょうかね。
 あとは、音楽ですが、コイツの出来もかなり良かったです。なにより、ゲームに合っていましたね。特に良かったのは戦闘の音楽……かな。
 うん。なかなか、良かったですよ、このゲーム。イベント性が薄いのは、ちとつらいものがありましたけど……。

 3、アトラク=ナクア
 ビジュアルノベルでの作品です。画面いっぱいに文字がでて……という奴です。ビジュアルノベルという言葉は、リーフが独自に生み出したジャンルだと、勝手に思っているのですが、まあ、今は関係ないか……。
 んでもって、「リーフっていう感じは否めない」、ですね。まあ、リーフ自体もサウンドノベルをパクった節があるので、そんな事を言っていては始まりませんけど。
 そして、感想としては「面白かった」、ですね。他の2作品は単品での発売はちときついか? という印象を受けますが、この作品は単品で十分通用します。というか、最初は単品で出すために開発していたようです。
 キャラクター。
 主人公(♀)。はっきり言って、非道い奴です。ダーク好きな方向けです。というか、いくらダーク系が好きな方でも、感情移入することは、難しいでしょう。もちろん、主人公が×という意味ではないですよ。
 その他。まあ、基本的にHゲームという感じなので(あたり前か)、やられ役が多いですね。ちなみに、やられ役とは、殺られる、という意味も含んでます。
 しかし、プレイヤーの行動次第では、それを回避させる事もできるのですが……「やっちゃえ」、みたいな(笑)。
 でも、顔グラフィックすらないキャラクターが結構いるので、寂しいかな。まあ、この辺が、アトラクを単発で出さなかった理由の一つですかね。
 ストーリー。
 基本的に、主人公がHすると、パワーアップするという設定(若干違うが)、なのでそれを軸にして、進んでいきます。つまりは、あの子をゲッチュウするために、話が進むということです。
 エンディングは一つしか、ありませんが、それまでの過程はいろいろと分岐します。まあ、どうヤルか、それともヤらないか、という感じですね。
 シナリオの内容としては、Hな内容、ですかね。ラストはそれなりに、感動できる内容になっていますが、それまでの内容は、Hです。もちろん、ただ、Hが延々と続くという事ではないですよ。それなりに、キャラクターの心理描写や、過程などが、面白く書かれています。
 後、このゲームかなり信者多いですね(別に今言う事ではないか)。
 音楽。
 この音楽の出来が素晴らしい。作ったのが鬼畜王と同じ方(だったかな)で、マジでいい出来です。響くんですよね、心に。(←なんかクサイ台詞)聞く価値ありです。このゲーム持っていない方も、MIDIがどこかのHPにあると思うので、捜してみてはいかがでしょうか?
 プレイ時間は、12時間くらいでしょうかね。まあ、結構ボリュームありました。
 エンディングもなかなか良い出来でしたし、コイツは良いゲームです。

 4、ランス〜光を求めて〜
 ここからは、移植作品です。
 今やアリスの看板作品となったランスシリーズの第一作という、記念すべき(?)作品です。RPGです。
 んでもって、『鬼畜王ランス』をプレイした人と、そうでない人とで、この作品の評価は、分かれますね。前者には、笑える作品、後者にはクソゲー。
 私は、これをプレイした当時、まだ鬼畜王をプレイしていなかったので「なんじゃこりゃ?」、と思ったのを覚えています。はっきりいってつまんない、というか??? という感じでしょうかね。特に笑えたのが、モンスターの名前とグラフィック、グラフィックはメチャクチャ汚いです。というか笑えます。
 しかし、悪いのは操作性ですね。キャラを移動させるのが、かなりメンドイです。
 そして、ボリューム不足。あっというまに、終ります。3時間くらいで、終っちゃうかな。
 でも、音楽は良いと思いましたね(フォロー)。
 と、書いていっても、これがオリジナルで発売されたのは、相当、昔(1980年代?)の話です。それを、ベタで移植してるだけなので、これ以上いじめる(笑)のは止めましょう。
 アリス自身も、アルバム的に移植したのでしょうから。
 ランスがランスであり始めるのは、次の作品からです。
 
 5、ランスU〜反逆の少女達〜
 このゲームから、ランスの世界観が始まりましたね。前作は、一体どこの都市にいて、とか、まったく明かされませんでしたから。
 でも、まあ、ゲーム自体が古臭いのはいいとしても、ランスの言葉づかいがかなり、歳くってる喋り方なんですよね。鬼畜王、では若々しい喋りでしたけど、この作品では、妙にジジイっぽい。
 といっても、しょうがないので、感想を。
 「それなりに、面白かった」
 戦闘シーンも、結構作り込まれていましたし、ランスが攻撃事に喋る言葉のパターンも結構ありました。
 操作性も向上してましたし、ゲームのテンポも良かった。
 おなじみのレベル神の登場や、レギュラーなども今作で結構多く登場しますし。
 あと、やはり音楽は私好みですね。
 このゲームをプレイする事で、当時のアリスの凄さを実感できると、思います。

 6、ランスV〜リーザス陥落〜
 この作品は、当時の普通のコンシューマーRPG以上の出来です。ランスの鬼畜度もさらに磨きがかかり、戦闘のシステムもかなり手の込んだ、ものになっていました。ちと、テンポが悪くはなりましたけど、戦略性の向上という点で評価できます。
 シナリオに戦争がからんでくるのですが、その盛り上げ方がうまい。
 後は、鬼畜王で重要になる、魔人達もここで、初出場してますね。
 これを、発売当時にプレイしていたら、そうとうトリップしたんじゃないのかなあ、私。
 
 7、闘神都市
 
私が、移植ゲームの中では一番好きな作品ですね。キャラクターという点では、ランスシリーズの方が上をいってますけど、シナリオという点では、こっちの方が高評価です。何よりも、トーナメント方式というアイデアが気に入ったです。それに、ただ、強くしただけでは、相手倒せないというのもね。
 まあ、若干シナリオに強引な点があるのは、仕方ないですけど、それを抜いたとしても、良い出来です。
 ゲームのバランスもGoodで、ラスボスの難易度が丁度良かった……。アリスのゲームはバランスが丁度良い、という図式がなりたったのは、このゲームあたりからではないでしょうかねえ。ん、ランス2くらいからかな?
 良く出来ていて面白い作品でした。

 
8、DALK
 これは、今まで書いてきた移植ゲームとは違い、シュミレーションRPGです。プレイして思った事は、細部まで作り込んでいる、ということでしょうかね。でも、操作性が悪いので最後まで、プレイするのは結構難しいです。また、難易度もかなり高いです。
 しかし、ただのシュミレーションRPGではなく、それに、なぞ解きの要素を加えてある、という点については○。スイッチをいじったり、とかそういう奴です。
 しかし、いかんせん、操作性が悪いのはきつかった。具体的には、戦闘時の各キャラクターの移動、という事なんですけど、とにかく、メンドイ。もっと、パッと、移動できたら、かなり良い作品になったと思うんですけどね。
 やりこみ人にも対応して、地下1000階のダンジョン、なんていうのも用意されていますし。隠しアイテムの類も、結構用意されてますし。
 惜しかった作品、ですね。

 
9、Dr.STOP
 アリスソフト内の、一部のスタッフの方は思い入れがかなり強い、でも全然売れなかった、という作品ですね。
 このゲーム集の9作品の内、唯一、AVGというジャンルです。
 つまらない、という評価の方が多いですが、私的には、シナリオに意外性があって、面白かったです。しかし、CGが用意されていない、キャラが多く、手抜きなんじゃねーの? という節があったのも確かです。
 せっかく、個性的なキャラがでてくるのに、CGが無いって言うのは、ちとつらいものがありますです、ハイ。
 シナリオ的には、結構凝っていて、良く出来ていただけに、CG枚数の少なさに泣きましたね。
 音楽の曲数もかなり、少なかったですし。
 キャラクターとシナリオは、良かった、と言っておきましょう。

 

アトラク・Hシーン

 アトラクのHシーンね。クオリティ高いし、なかなかHでした。Goodです。

零式・Hシーン

 この画像だけ、40%に縮小されてます。(レイアウトの為)ということは、元の映像は800×600なんですよ。見ごたえアリ。

ランス1・Hシーン

 で、ランス1のHシーンです。左にいるのがリア王女で右にいるのがランスです。う〜ん、別の意味でかなり笑えた作品でした。

 総評。
 ふぃ〜。長かったです。ここまでプレイするのに。まあ、アリスソフト自身も無茶やりすぎたというくらいのゲーム集ですからね。
 とは、言っても現在は、新品は一部の大型店で、ちと余っている程度、ほとんど、中古でしか、手に入りません。店で見かけたら即、買いましょうね。とりあえず、値段の3倍くらいの価値はありますから。
 アリスソフトの歴史を知る、という意味でもお勧めできます。



平成11年1月18日 記
平成11年2月12日 画像追加


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